「 キーちゃんのお墓 」
16日のピンポンから帰って直ぐにキーちゃんの弔いをした。
我が家に来てまだ8ヶ月だったが、とても濃くて楽しい毎日だった。
鳥はギリギリまで頑張って、飼い主にはあまり辛い姿を見せずにバタンと
果てるものだそうだが、それだけに哀れだ。それに気付いてやれず可哀想だった。
肝臓肥大、肺障害という医者の診断だったそうだ。
肝臓と言うが決して私が自分の晩酌の酒を毎日飲ませていたわけではない。
聞けば部屋の中の様々な物を囓っているからその時に金属成分が少しづつ口から
入ってその蓄積でと言う事があるそうだ。
特に鉛系が悪く中国製の物にはこれを含んだ物が多いとも言われているらしい。
鳥籠の針金、ボタン、めがねのフレーム、写真などの額縁、ジッパー、ファスナー
の金具、スマホのケース、時計、ランプのシェードの縁、薬の包装等々ときりがない
くらい存在している。
しからば籠から出さなければ良いとなるがそれではあまりにも可哀想だし、こちらも
それでは面白くないだろうから難しいことだ。
庭の一隅に埋葬した。先輩のピーちゃんと並べてあげた。庭にあった石で石碑にして
庭の花とエサを供えた。そこに娘の由美ちゃんが来てひまわり等の花束を供えてくれた。
ピーちゃんと仲良く元気に遊んでねと祈る。
今はもう居ないのだと分かってはいるが、視線はすぐに空の籠に行ってしまうし、
話しかけてしまう。何ともやりきれない。
まだ当分はこの哀しい所作から抜け切れないことだろう。――合掌――
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