『 鎌倉長谷の大仏と桜 』
須田 孝雄さん 撮影
体力が無くなったの、やれ病気だらけになったの、容貌が衰えたとか、体中がシワシワになったとか、
そして何もかも面倒くさくなった、一日中だるいなど、昔は出来ることが出来なくなった、物忘れが
多くなって認知症ではないだろうか等々の不安や嘆きが多くなった。
それに対して、医学者の書いた「老人の生き方」なんて本には気にすることはない。
こんな事で悩むなんてナンセンスなことであると教えている。
何でも上手に出来ていた人や、美男美女だった人ほどその落ち込みは大きいという(なるほどそれで
私の最近の落ち込みはこれほどひどいのか?)。
これは生物である限り当たり前という割り切り方をした方が、明るい老後生活を過ごせると教えている。
私も極力そうしようと努めている。出来ないことは出来ないのだと割り切れという教えを守って、
脚や膝が痛い腰が痛いから歩けないし、だるくて歩く気力も出ないから散歩などに出掛けないのだと
忠実にそれを守っている。
この間、病院の呼吸器内科で定例の診察があったのだが、やさしい感じのいい先生で結果も変わりなし
だったし気分良くして帰ろうとしたら、「気を付けてお帰り下さいね。転ばないようにね!」と言われた。
帰り道にふと考えたら、腰や膝が痛い等とは一切話していないのに、そんなにヨロヨロ,ヨタヨタの
いかにもよぼよぼの老人に私は見えるのかと、却って落ち込んでトボトボやっとの思いで帰って来た。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます