「静かな夜明け」
森川 雅昭さん 撮影
連日、北京五輪が放映されて退屈紛らしにはまことに有難い。
夏ほどではないが国と国との対抗と言うことで、知りもしない、ルールも何も知らない
様な種目でも、俄かの民族主義者になって応援しながら毎日見ている。
足を2本とも1本の丸っぽい板に縛って、空中を跳んだり、ひっくり返ったりには、
ものすごい身体能力と人間の可能性の無限性を感じたが、しかし何かこれがスポーツなのか
という奇妙な違和感を覚える。
スケートにスキーにと様々な感動的場面があり勝者敗者の笑いと涙の人生模様があった。
概ね日本選手は本命が不振で、予想外の選手の活躍が目立った。
でも中盤で思わぬハプニングが起こり、神の悪戯かそれも運命の仕業かと思うような出来事が
2つもあった。
1つは羽生選手が、あの広いリンクのたった一カ所の小さな削られた穴に引っかかったと言う偶然、
奇跡のようなできごとだった。
人生いろいろあるさ、腐るなよ羽生君、がんばれ!
もう一つは高梨選手の失格問題だ。どのような経過なのかはよく分からないが、金メダルを一身に
期待されていただけにさぞ辛かったことだろう。
泣くな沙羅ちゃん!君の所為ではない。それよりチームメイトが見せたあの思いやりこそが、
人生で最も尊いもので,彼女が得た真の金メダルだろう。
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