「茅ヶ崎から見た月蝕」
須田 孝雄さん 撮影
朝からやっとワクチンでの熱も治まった様で、身も心も少しは軽くなる。
新聞TVをじっくり見たり読む気力が出た。すると今度は腹が立ってきた。
もうどうでもいいや、関係ないか、腹は立てまい(体の毒素が溜まるというから)
と思ってもやり切れない。
こういう時こそ、日記に何かを吐き出せば良いのだと聞いたことがある。これが
日記のカタルシス効果と言う奴だろうか。
日本の政治家は、ある意味当然かも知れないが、まず第一は票のこと、第二が金が
入ること、第三が権力を得て役職や大臣になる事が目的の輩が多い。
どの社会でも同じかも知れないが、そこは一般常識社会では互いにあからさまには
言ってはならないことだろう。
それを踏み外した大臣は、俺は偉いのだ、大臣なのだと言う奢りがなせることなのだろう。
人間離れをした政治家でもやはりこうした人間的な弱さを持っているというわけだ。
山際という人も酷かったが、今度の法務大臣もお粗末だし、何かが狂っているとしか思えない。
あれで東大出身で検察畑から政界へ転身し既に6期目というベテラン政治家だというのだから
呆れてしまう。政治家病と言う奴かも。
彼の発言は、政治家の本心を暴露してしまったといえるし、日本の法体制や法行政などを著しく
冒涜して傷つけたと言える。
「死刑と言う言葉を使って国民に不快な思いをさせたかも知れないことは謝ります」と言ったが、
死刑という言葉がまずいのではなく、「朝ハンコを押すだけの地味な仕事で、死刑のハンコを
押した時だけニュースに取り上げられ、やっとTVに自分顔が出て世間に知られる位だ」と言う
セリフが問題なのだと言うことに気付いていないようだ。
法務大臣とか前身の外務次官なんてものは、金にもならない票にもならないという発言が、
大臣職を、議員全般を、強いては日本の政治や政界を侮辱し、そしてマスコミに政治家の実体を
取り上げられてしまったことで、国民に大きな失望と嫌悪感を与えた事が罪なのだろう。
岸田政権も支持率、派閥の安泰ばかりの対応で日和見的で、まことに心許なく軽薄な感じが
してくる。日本の未来はあまり明るくない様だ。頼むぜ大将!