くじけない人☆

おくればせながら「沈まぬ太陽」を見てきました。

山崎豊子原作だし、渡辺謙主演だし
とりあえず見ておこうかなという軽い気持ちでした。

いやあ～、３時間半があっというまでした。

今日は１０００円で見れる日だったのですが、
お安く見れたのが申し訳ないくらい
とても見ごたえのある映画でした。

某○本航空をおもわせる航空会社を舞台に
墜落事故・労働組合・たらいまわしの海外勤務・
権力闘争・政界との癒着などをからめつつ
会社に翻弄されつつもくじけずに会社を
愛しつづけた主人公の生き方に引き込まれていきました。

主人も勤続３０年近くになります。
そのあいだにはやりがいを感じて喜びながら
仕事をした日もあり、理不尽なことに
傷ついた日もあったことでしょう。

にぶい私でも、にがにがしいことがあったんだなあと
気がついたときもありました。
でも私が会社のことがわからないのがかえってよかった
ようで、なんとなく時間がたつと吹っ切れたようでした。

しかし、考えてみると
知り合いのいないこの土地に２０年以上も住むことになる
なんて、会社の命令があってのことですよね。


会社ってなんでしょう？
仕事ってなんでしょう？
家族ってなんでしょう？


ラストシーンのナイロビの太陽が目に焼きつきました！

どんなにあくせくしたって
人間はこの大自然のなかに生かされているんだと。


エンディングテーマを歌う福原美穂さんの
なにかをいつくしむような優しい声が心にしみました♪