増庵 Blog

-建築設計事務所の日常と周辺-
MAS/AN 増岡設計室

小田原の家 改修工事

2023-11-02 | ・小田原の家


築43年の木造2階建て住宅の改修工事です。
ひな壇状の住宅地で、環境も眺望もすばらしい場所。
庭の植栽も含め、周辺に馴染んでいます。

但し、道路付きや高低差など、工事はしにくい敷地です。



軸組については、一部シロアリと漏水の被害が見られました。
北側の湿気が酷く、部分的に床下が常時湿った状態です。

床下は全面、防湿シートを敷いた上で、コンクリートを打ちます。
傷んだ大引、根太も取り替えます。



平面が正方形に近く、元々の壁配置もバランス良好。
もちろん、必要な補強はしていきます。
断熱材も入れ替えます。



2階の和室は、現状の雰囲気をそのまま残して寝室にします。

改修工事は、開けてみないと判らないことも多く、
なかなか思い通りに進まないこともありますが、
それを解決していくのも、やり甲斐ではあります。

年末にお引渡し予定。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上谷ケ貫八幡神社例大祭

2023-10-09 | 日々のこと


10月7日、8日に八幡神社の例大祭が行われました。
今年は自治会の役員をやっているので、
準備の段階からまとめる側の立場。



7日は朝から境内の清掃や飾り付け。
各分区に分かれて作業します。
きれいになった参道が清々しいです。



4年ぶりの作業なので何かと忘れていることも多く‥



獅子舞奉納も4年振りなので、早くから練習を重ねてきました。
お疲れさまです。

獅子舞の起源は、八幡神社の社伝によると文和年間(1352-1356)に
神事として宇佐八幡宮から伝えられたとされています。
長い歴史を持つ獅子舞ですが、
後継者不足の問題は深刻になりつつあります。





中庭での舞は、何度見ても厳かで美しい‥



昔はもっと見物に来る人も多かったのですが、
ちょっと淋しいですね‥

自治会の仕事も祭りが終わると一山越えた感じ。
ちょっと大変ではありますが、
地域の人たちとのコミュニケーションには重要なイベント。
無事に催行できて良かったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友人のこと‥ 吉田拓郎のこと‥

2023-09-04 | 日々のこと

倉賀野での用事は、大学時代の友人の納骨式でした。
この夏、心筋梗塞で突然逝ってしまいました。

大学3年の時、同じゼミに入り、
それ以来、20代の多くの時間を共に過ごした友でした。
転職して東京を離れてしまってからは、
なかなか会えなかったのですが、
久しぶりの連絡が訃報とは‥

彼との思い出は色々ありますが、
同じ吉田拓郎ファンとして、
何度も一緒にコンサートに出掛けたのを真っ先に思い出します。
特に、1985年の"吉田拓郎 ONE LAST NIGHT IN つま恋"と、
拓郎が”つま恋”以来、久しぶりにステージに立った
1987年の"第7回 南こうせつ サマーピクニック '87"。

当時はまだ珍しかった大規模野外コンサートということで、
道中のハプニングやら、長時間オールナイトイベントの苦労やら、
話し出せばきりがないエピソードだらけです。
とにかくネットが無い時代の情報の少なさは、
今とは比較にならないので‥

そんな拓郎も昨年芸能活動を終了。
昔から「テレビでは歌わない」とか「もうコンサートしない」とか
「もう古い歌は歌わない」とか‥
その言動には振り回されてきたので慣れっこでしたが、
今度ばかりは本当に表舞台から去ってしまいました。

自分たちが拓郎より先に逝ってしまうなんて、
当時の僕らは考えもしなかったけれど、
みんないい歳になってしまったんだよなぁ‥

久しぶりに拓郎を聴きながら、納骨式に向かいました。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR八高線で小旅行 -金子から倉賀野まで-

2023-09-03 | 日々のこと


高崎の倉賀野に用事があったので、
JR八高線で行ってみることにしました。
沿線に住んでいるので、東京方面に向かうときにはよく使いますし、
学生時代には毎日通学にも使っていました。

下り電車も、直通運転になった川越線方面に行くときに使いますが、
高麗川以北に乗車するのは初めて。
倉賀野までだと、乗車時間2時間弱の小旅行です。

ここからのいわゆる”八高北線”は、
東京近郊では珍しくなった非電化区間。
気動車独特の振動や音、シート配置なども相まって、
ぐっとローカル線感が出てきます。
気動車に乗るのも久しぶりなので楽しいです。





ワンマン運転の上、無人駅が多い区間なので、
車内に料金表示版や運賃箱があります。
思ったより乗客は多かったです。



昔からあまり風景の変わらない、
関東平野の端っこを走って行きます。
一つ気になったのは、あちこちにあるソーラーパネル。
長閑な風景の中に突如現れると、やはり見苦しいです。



奥武蔵の山々から流れる川をいくつも渡って行きます。



終着駅である高崎の一つ手前、倉賀野駅に到着。
鉄道路線としての八高線は、ここまでです。

若い頃は、”18きっぷ”や”周遊券”を使って、
よく鉄道でひとり旅したものです。
やはり鉄道の旅はいいな‥
もっと遠くまで行きたくなりました。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷川会館 -竣工写真-

2023-07-07 | ・氷川の杜整備計画 氷川会館


畑拓さんに撮影していただいた写真は、
Instagram にUPしていきます。

こちらから




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田原の家 改修工事 -小田原の街-

2023-06-30 | ・小田原の家


"小田原"という町は、いつも通過してしまうばかり。
伊豆や箱根には何度も行っているのに、
小田原の街には行ったことがありませんでした。

そんな小田原の街の高台にあるお宅の
改修工事の設計依頼をいただきました。
(もう去年の話ですが‥)

今は圏央道・小田原厚木道路を使えば、
小田原は1時間半掛かりません。
近くなったものです。

さて、行ってみて感じるのは、
”地形の複雑さ”、"景観的・文化的な豊かさ”。
荻窪ICを出て街に向かうと、
すごい勾配の坂道、そしてカーブ。
住宅地に入っていくと、複雑で狭い路地が続き不安になります。
しかし、視界が開けたときの海への眺望、隣の尾根を彩る緑の美しさ。
山、川、海が揃って気候も温暖。
温泉も近い。
かつて、多くの歴史上の人物たちが別荘を構えたのが分かります。

その後、大規模で画一的な住宅地開発が行われていないところも、
景観の良さに一役買っていると思われます。

ところで、
この仕事のお問い合わせをいただいたとき、
ちょうど読んでいたのが、村上春樹の「騎士団長殺し」
小田原に住む画家が主人公の話。

今回のクライアントは、画家ではないものの美術関係の方。
なんという偶然。

若い頃は熱心に読んでいた村上春樹も、
ある時からすっかり受け付けなくなってしまいました。
久しぶりに手に取ったところでの、このご依頼。
不思議な縁を感じながら進めております。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2013 -その6 虱目魚粥-

2023-04-24 | 台湾


台南に来ると、朝食は「虱目魚粥」一択で、
飽きずに食べ続けています。

虱目魚粥(サバヒー粥)は、
日本では全くお目にかからない魚ですが、
台湾南部では養殖されているとてもポピュラーな魚。
とても足が速い魚なので、
台湾、特に南部でないと新鮮で美味しい虱目魚は
食べられないようです。

「虱目魚粥」は、お粥というよりは、
さっと煮た雑炊みないな感じですが、
良い出汁が出ていてとても美味しい!

必ず行くお店の一軒が、
安平運河沿いにある「王氏魚皮」。
街の中心からは外れていますが、
朝からバイクで駆けつけて食べます。



「虱目魚粥」を初めて食べたのがこの店でした。
それ以来、食べ続けています。
牡蠣も入っている全部入りの粥が好き。
揚げニンニクとセロリの香りが効いていて、
日本食の雑炊とは違う風味です。



もう一軒は、「阿星鹹粥」。
YALINの実家に近いので、
さっと買いに行ってテイクアウトしますが、
朝は行列ができています。
今回も朝食3回のうち二食はこのお店。
店内に掲示されていたので気がついたのですが、
ミシュランのビブグルマンを獲得しています。
ちょっとびっくり‥



こちらは”パクチー"がアクセントになっています。
必ず”油條”も一緒に。

台南に行く目的の一つと言っていいくらい、
美味しくてまた食べたくなります。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2023 -その5 新永華夜市-

2023-04-16 | 台湾

安平区に新しい”夜市”ができたと教えてもらったので
行ってきました。
2019年オープンらしいので、
まだ日本語の情報がほとんどありません。
当然、日本人はいません。


私たちはバイクで行きましたけれど、
タクシーじゃないと行きにくい場所ですね‥
安平運河の南側の、観光客は足を運ばないエリア。

708台南市安平區華平路建平七街 十字路口
営業日:毎週 日曜日・木曜日

台南の夜市は”流動夜市”といって、
曜日によって開催場所が違いますので、
下調べが必要です。



すいかジュース(西瓜汁)、うまっ!

店の構成は、他の夜市と変わらず、
特に特色があるわけではないです。

”花園夜市”の方が規模が大きく、バリエーション豊富なので、
観光にはお薦めです。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2023 -その4 河楽広場-

2023-04-15 | 台湾


2020年にオープンした新しいスポット「河楽広場」
設計:MVRDV(オランダの設計事務所)
親水公園なのに、この日は水が抜かれていました。
残念‥
そのせいか人も少ないです。



2016年まで存在した「臺南中國城商業大樓」という
複合商業施設の跡地を公園にリノベーション。

これだけの場所に、新たに建物を建てるのではなく、
公園にするという発想はステキ。
台南市政府 Good job !
旧い躯体(場所の記憶)を一部残しているのも面白いです。



夜はけっこう人がいました。
デートスポットになっているようです。

水があれば、また全く違う表情になると思われます。
また来てみたいです。



広場の脇、地上レベルにもイベントスペースがあり、
屋台が並んでいました。
伝統的な”夜市”とは全く雰囲気が違って、
物販も飲食もおしゃれな店ばかり。
若い人で賑わっておりました。



ここまで来ると、すぐそこは運河。
こちらも散歩が楽しい場所です。

つづく




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2023 -その3 夜の神農街を歩く-

2023-04-14 | 台湾


すっかり有名観光スポットになった「神農街」。
初めて行った13年前とは、まるで別の場所のようです。
→当時の様子

夜はまた違った雰囲気だというので行ってみました。



休日のせいか、とても賑やかです。



独特の雰囲気で、夜の街歩きもなかなか好いです。
あまり入りたい店は無かったですけどね‥





通りから脇に入ったエリアは、
また違った雰囲気でした。

2010年に行ったときは、
アトリエやギャラリーが増えていくのかなぁ‥
なんて思っていたのですが、
すっかり観光客向けのお店ばかりになってしまった印象。



つづく




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2023 -その2 蝸牛巷を歩く-

2023-04-13 | 台湾



台南中心部の大通りは、ほぼ”碁盤の目状に整理されていますが、
区画内の路地は狭く曲がりくねっているところが多く、
 散策するのが楽しいです。



「蝸牛巷」 と呼ばれる一帯は、
近年になって観光スポット化してきたようで、
ネットで"台南観光”を検索すると出てきます。
 YALIN曰く、
「小学校の頃は通学路に使っていた、 よくある " ただの裏路地"..」
だったそうです。

「蝸牛巻」 という名前の由来は、
"台湾を代表する文学作家・葉石溝の作品の中の一節”で、
ご本人の台南での最後の旧居があった場所だそうです。
アクセスも良く、隠れ家的なカフェや店舗が増えたことに加え、
このキャッチーな 「蝸牛巷」 という名前が相まって、
観光スポットになってきたようですね。







曲がりくねった路地



カフェ多し。
10年前の台湾といえば、お茶のお店ばかりでしたが、
珈琲のお店が増えました。



こちらは民宿
中庭への通り抜けがいい感じです。





まだまだこれから、リノベーションが進みそう。





前庭のある物件、いいなぁ。



たくましい緑が、いかにも南国。



カフェに入ってみました。
台南にしては、お値段けっこう高め。
一人あたりの最低金額も決まっているという強気の店ですが、
次々と客が来ていました。



他にも似たような街区はあるので、
まだまだ街歩きスポットは増えていきそうです。


つづく



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南2023 - その1 バイク事情 -

2023-04-12 | 台湾


娘の春休みを利用して台湾に行ってきました。
2018年以来、5年ぶりの台湾です。
2020年3月に一度予定を立てて、
航空券まで予約してあったのですが、
パンデミックで国外に出られずキャンセル‥。
漸く行くことができました。

今回は台南のみ、3泊4日。
久しぶりに台南でのんびりします。



まずは街中の移動のことなど。

台湾にバイクが多いことは、
テレビなどでも度々紹介されていますので、
よく知られているかと思います。
台北の映像が流れることが多いですが、
他の都市でも事情は同じ。

台南は細い路地が多いですし、
地下鉄は無く、市内の公共交通機関はバスに限られます。
日本に比べるとタクシーが安いので、
観光には良いと思いますが、
日常の脚にはバイクが圧倒的に便利。
バイクだと駐車もしやすいです。



台湾で運転するには、日本の運転免許証と
JAFが発行する中国語翻訳文が必要です。
(国際運転免許証の使用は認められていないので注意)

"台南"は運転が荒いと言われているみたいですが、
ちょっと慣れれば危険な感じはしません。
ちょっと広い道路には、バイク専用の通行帯があるので、
そこで流れに乗れば大丈夫。
右折(日本での左折)する車がレーンを横切ってくるのが、
慣れるまでは気になるかな‥
それでも、総じてドライバーがバイクに気をつけているし、
街中、特に交差点付近の速度は遅めなので、
あまり危険は感じません。

バイクは基本的に、交差点は二段階左折です。
ちょっと面倒だけど、専用の待機場所があるし、
安全的にはよいルールだと思います。

そんなわけで、
目的地近くまでバイクで行って、あとは歩く、歩く・・
ということになります。


バイクが多いことの問題点。
街中でバイクの入っていない写真を撮るのが難儀‥
台湾らしい風景と言えなくはないけれど、
場所によっては、ちょっと…



つづく






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Website 再構築

2023-04-01 | プロフィール・事務所概要


事務所のウェブサイトを作り直しました。
www.mas-an.com
PC環境が変わってアプリケーションが動かなくなったのと、
今どきスマートフォンやタブレットに対応していないと
さすがに取り残されてしまいそうなので‥

今度はWordPressで作りました。
まだ中途半端で、もう少し詰めたいところはあるし、
在り来りで素人な感じは否めないけど、
しばらくはこれでいいかな‥

それにしても、新しいことに手を付けるのは、
なかなか大変ではあります。
次に触るときには忘れていそう‥



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷川会館 -桜満開・写真撮影-

2023-03-30 | ・氷川の杜整備計画 氷川会館


新河岸川の桜、満開!
昨日は、畑拓さんに竣工写真を撮影をしていただきました。



桜が開花した頃から雨続きでしたが、
撮影日に合わせたように晴れてくれました。
(夕方からはちょっと降られましたが‥)



境内も、川沿いもスゴい人出。
夕景までじっくり撮っていただきました。



とりあえず、今日のところは自分で撮ったスナップを‥
また畑さんの写真が上がってきたらご紹介します。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浦和の家 -1年検査-

2023-03-18 | ・浦和の家
遅くなってしまいましたが、
今日は一年検査にお邪魔してきました。

小さなお子さんがいるのに、
とてもキレイに住んでいただいていました。
うれしい‥
うちのクライアントは皆さん住まい方も上手。
(我が家の状況が恥ずかしくなります)

大きな問題もなく検査終了。
建具の調整と、木製デッキの表面研磨だけお願いしました。
後は、一年お住いになって「やはり必要‥」という事になった
物干し金物の追加ですね。



還暦のお祝いにとお酒をいただきました。
お心遣いありがとうございます!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする