この季節、太陽が低くなって、家の奥の方まで陽が届きます。
壁を舐めるように入ってくる光が、
いつもと違う壁の表情を見せ、また影を作ってくれます。
"パーフェクトウォール"という左官仕上げのこの壁、
平らに抑えるのが難しい材料なので、コテの表情が出ます。
思ってた表情と違ったので、最初は気になったのですが、
今では”これが我が家”という愛着のようなものが‥
先日も福島沖で地震があり、埼玉でも揺れを感じました。
現在進行中の埼玉南東部の現場(レミングハウスの担当物件です)は、
とても地盤が悪く、先の東日本大震災では不同沈下が起こりました。
家の東西で20cmも傾いてしまったのですから、生活にも支障が出ます。
今回の建て替えでは、慎重な地盤調査を行い、
杭による地盤補強を行う事になりました。
Σ-i工法(シグマ・アイ工法)という地盤補強を採用します。
写真の様に、先端翼がついた鋼管杭を回転させながら打ち込んでいきます。
支持層は 7〜11mも下なので、長い杭が必要。
途中で継ぐ必要があります。
上屋に関しても、通常の壁量計算だけでは無く、
構造事務所による構造計算をして万全を期しています。
費用はそれなりに掛かりますが、安心して暮らしていただけます。
数日前から、雪が降るとニュースになっていましたが、
こんなにしっかり降るとは思いませんでした。
朝起きたときは”ミゾレ”だったのに、
気がついたら、もう真っ白です。
こんな日に限って、配筋検査の予定が入っています。(^_^;)
慌てて、タイヤを履き替えに行き、
現場に向かいました。
現場の積雪はそれほどでもなく、
検査には支障がありませんでした。
しかし、寒い!!
帰ってきた頃には、青空も見えるようになりました。
54年ぶりということは、前回は僕が生まれた年ということ。
自分が生まれた年にも、ちょっとした騒ぎがあったと言うことですね。