1階の床暖房工事の様子です。
住宅にしては、かなり大きな空間と大きな開口ですが、
床暖房と窓下のパネルヒーターで、
快適な環境になるはずです。
この家はRC造(鉄筋コンクリート造)なわけですが、
コンクリートは熱容量が大きいので
一度暖まると冷めにくいという特性を持っています。
逆に、冬は冷えてしまうと暖まりにくいわけです。
私もRC造のマンションに住んだ経験がありますが、
外断熱どころか、十分な断熱がされていないRC造の建物は、
特に夏、蓄熱した躯体からの輻射熱で夜になっても室温が下がらず、
とても快適とは言えない環境でした。
これは躯体の蓄熱性が高いということでもあるので、
特性を上手く利用すれば、省エネで快適な室内環境になります。
そのための方法が、建物の外側をすっぽりと覆う「外断熱工法」です。
このように、
躯体の外側を断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム)で覆っていきます。
これで、屋外の寒暖の影響を少なくします。
また、躯体の蓄熱(冷却)を外に逃がさないようにします。
色々なメーカーから「外断熱工法」が出ていますが、
今回採用したのは、「シュトーサーモ」というシステム。
断熱材が張り終わると、グラスファイバーメッシュを張り、
トップコートをコテで塗って仕上げます。
一昨日から鉄骨階段の取付工事が行われていましたが、
本日で終了。
手摺は、強化ガラスで作ります。
住宅にしては、かなり大きな空間ですが、
階段が付くと、スケール感がでますね。
本棟の躯体工事が完了!
型枠が外れ、一部を除いて支保工も取れたので、
内部空間が顕わになりました。
コンクリートは、実にしっかり打てています。
屋上では、サッシの取り付け工事が始まっていました。
順調に工事が進んでいます。
先日の屋上スラブ、梁の配筋検査を経て、
コンクリート打設まで進みました。
トップライト立ち上がり部分のコンクリート打設が
もう一回残っていますが、本体の躯体工事はもう一息です。
パラペットが厚いのは、逆梁工法を採用しているから。
この上に高性能な断熱材を敷いてから防水します。
2階壁の建て込みも終わり、屋上まで進みました。
これで全体のボリュームが目で解るようになりました。
1階の壁は、型枠が外れてコンクリートの状態が
見えるようになりました。
とてもきれいに打てています。(^_^)
お隣の庭がとてもきれい。
1階の建ち上がり、及び2階床・梁のコンクリート打設でした。
コンクリートも、ただ流し込めばいいものではなく、
美しく、均一性を確保しながら打つには、
準備や手順が大変。
監督の技量が要るところです。
現場には絶えず緊張感が!
型枠が外れるのが楽しみです。
9.65mのスパンがある2階床を構成するのは、ボイドスラブです。
鋼管が並べてありますが、この中にはコンクリートが入りませんから、中空になります。
逆に、隙間の部分は小さな梁になり、短い間隔で繰り返し掛かることなります。
通常の床よりは厚くなりますが、軽量性と剛性(曲がりにくさ)を両立できます。
また、大きな梁が必要なくなるので、階高を抑えられたり、
天井に梁型を出さず納められる利点があります。
段ボールに似た構造と考えると、解り易いかもしれません。
今回、この大きなLDKの空間を成立させるための、重要なポイントになります。
こうしてみると、なかなか壮観。
1階壁、2階床梁の型枠工事中。
空間が表れつつあります。
この大きなLDK、東西スパンが9.65mもあるので、
住宅にしては、なかなかの大工事です。
この大きな空間に、住宅のスケール、使い勝手、住み心地を、
どのように造り出していくか、問われますね‥(^_^)
木造だと、一気に骨組みが出来上がり、
上棟してしまいますが、
RC造だと、そういうわけには行きません。
一層ずつ、配筋、型枠、コンクリート打設、養生を
繰り返していきます。
朝から配筋検査。
大スパンのボイドスラブを受ける東側の壁は、厚さ40cm!
タテヨコD16のダブル配筋は、迫力があります。
朝日、隣家の緑、梅の木、組み上がった鉄筋の重なりが、
美しく見えました。
昨日は、1階土間の配筋検査。
それにしても電気配管が多い!
まぁ、今どきの家は、何でも電気使うから、
配管配線工事は多いのですが、
この家は、ホームシアター設備にBGM設備、
ホームセキュリティーや電気錠、
電動ロールスクリーンやルートロンによる調光設備など、
特に電気工事が複雑です。
RCの家だと、後から変更や追加が難しいので、今が肝腎。
今日は、朝からコンクリート打設。
土間なので安心して見ていられますが、
配管が多いところ等は、
きちんとコンクリートが回るように注意しながら、
慎重に打っていきます。
構造設計の山田さんと一緒に配筋検査。
いつもの木造の基礎とはスケールが違います。
今後も、要所要所で山田さんに立ち会っていただきながら、
躯体工事を進めていきます。
”飯能の家”は、久しぶりにRC造(鉄筋コンクリート造)の住宅。
木造の建物と違って、一度コンクリートを打ってしまうと、
後で変更すると言うことが難しい構造です。
開口部の位置や寸法はもちろん、
換気扇等のダクトが貫通するスリーブの位置や、
コンセント、スイッチの位置まで、
躯体に取り付けるモノの位置は、
この時点で細かく決めておく必要があります。
そのため、躯体に関わる各部の納まりを決めたり、
施工図をチェックしたりという作業がとても肝腎。
連日、この作業が続いております。
塀工事が終わって、漸く本体工事に着工。
根切り工事が始まりました。
この日は、構造設計者の山田さんと打ち合わせをした後、
現場で地盤の再確認もしてもらいました。
ボーリングデータ通りの良い地盤な様で、
安心して工事が進められます。
工事は、まず周りの塀工事から進んでおります。
RC塀の型枠が外れたので見てきましたが、
とてもキレイに打てている様子。
これだけのボリュームの打ち放しコンクリートは、
とても久しぶりです。
北側と東側はブロック塀。
これからブロックを積んでいきます。
敷地には、地縄が張られました。
これで建物の配置、周辺との関係が、
よりはっきり把握できます。
この家、やっぱり大きいなぁ。(^_^;)