今回の旅で妻にリクエストしたことの一つが、九份へ行くこと。映画「悲情城市」の舞台として、「千と千尋の神隠し」の街のモデルとして、あまりにも有名になってしまった街です。
まぁ、ガイドブックの写真を見ただけでも、「悲情城市」を撮った頃とは、街の様子が違っているのは判るのですが、それにしても見事に観光地化されちゃってました‥。平日だってのに人が多いし。
それでも、坂の街を歩くのはとても楽しい!等高線に沿って歩けば、クネクネと視線が変わる曲がり道。斜面方向には急な石段。時折開ける視界に、海。
ゆっくりと散策したいところですが、1歳10ヶ月の娘が一緒では、思うように動けません。またゆっくり来ることにします‥
ゆっくりと散策したいところですが、1歳10ヶ月の娘が一緒では、思うように動けません。またゆっくり来ることにします‥
遠くに見える海岸線だけは映画を撮った頃と変わりません。絶景を楽しめる茶房がたくさんあるのがイイです。
こんな風景を見ながら「地震でもあったら大変そう‥」なんて思っていたら、ちょうどその日、日本では新潟中越沖地震が起こってしまったのでした。
こないだ草嶺振る道を歩いた時、帰りの電車にロケ地だった大里駅から乗って、悲情城市を見直さなイカンなぁと思ってたところ、ちょうど9日(土)に260chでやったので観ました。
20年前の九[イ分]はズッと静かです。ただ度々、遠景で映し出される海や山の景色は増庵さんも書かれたように変わらん雰囲気でした。
DVDにも取ったので、今度またゆっくり観てみることにします。
確かにその頃とは違っていますね。6年程前に行ったのが最初でしたが、そのころはまだ、床屋など、生活の臭いも少し残っていましたが、今ではすっかり土産物屋さんばかりになってしまいました。
台湾でも昔を懐かしむ風潮が出て来ていると見えて、あちこちで老街が再現されているようです。そんな中で、保存の一つの方法として、今の九?もあるのかなと思っています。これも、また、台湾なのだと。
階段をおりずに真っすぐ進んだ所の右側(谷側)に九?茶坊がありますが、そこもお勧めです。
僕はまだ、もう一つの舞台「基隆」にも行き損ねているし、いろいろと行きたいところだらけです。
保存って難しいですね。あまり"ピカピカ"に再現された老街も、なんだかテーマパークみたいになっちゃうし‥。
九份は活力があって良かったです。確かに台湾的、アジア的。
九份茶房は、雰囲気だけ覗いてきました。ゆっくりお茶が出来なかったのが、ちょっと心残りですが、今度行ったときの楽しみにとっておきます。