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三菱地所のロックフェラーセンタービル買収の意味。

2019-04-03 22:49:39 | 経済
平成の元号が残す所あと一ヶ月もなく終わろうとしています。そこに一つの時代の終わりを

感じることも出来ると同時に日本に流れる感傷的な風潮の拡がりもまた心地良く受け止める

事が出来る4月です。時間は概念なので触る事はなくても、新元号の令和がどことなく物静か

に柔らかくあるのはきっと春の季節の所為だと思う。やっぱりこの頃は良い。


平成元年に三菱地所がロックフェラーセンタービルを2200億円で買収したことが平成最後の

この時機に及んでバブル全盛期の日本経済を当時の時代背景を現す象徴的な出来事として日本

経済をTVで紹介していました。日本は米国を凌ぐほどに経済的な成功を収めたのだとバブルが

誇らしげに映るニュースも一枚裏を返せば、この頃の米国はロックフェラー財団の脱税疑惑が

注目されていて、固定資産税対策としてビルの所有を日本の三菱地所に委託するような取引だ

ったと分析される。だから決してロックフェラーセンタービルの買収は日本が米国を凌駕する

ほどの経済的な成功を収めた好景気時代の証ではない。上司の重い荷物を持たされているよう

なものだったはず。1990年代初頭に米国のロックフェラー財団や英国ロスチャイルドなどの財

閥関連の資本家に対して批判を浴びせたのは何も米国人や英国人ばかりではなく国際社会には

格差が生まれて上層階級に対する不満が一層強くなっていた時代に海外の日本からも欧米の資

本家に対して厳しい態度があった。企業の経営者利益の増大が労働搾取に繋がるとして資本家

の在り方に苦言すると同時に自己資本または国内資本での会社経営が望ましいとした経済的な

独立国家を切望する意見が出ていたが、今となっては何ともおこがましくも無謀で世間知らず

な意見であったと結論を下す以外に術がない平成不況の始まりだった。90年代当初に日本は歴

史的にも前々から資本家達に技術力を見出され良い投資先として経済的な外交では非常に良い

位置にいたのだが、それさえも棒に振ってしまったのは愚か過ぎるものだ。海外資本家からの

投資に利益が海外へ流出する事を意味するとしたネガティブな考えは経済のグローバリズムを

損なうもので積極的な貿易経済では経済相互関係を崩すものである。

今のアベノミクスによる日本経済の課題の一つとして平成元年当時の考えとは真逆に海外から

の資本の投資を集める努力をしている。為替円安に靡いているのもその為で日本市場から撤退

してしまった海外資本家を取り戻して日本の経済的な発展に根差した投資家の利益を構築して

再度経済的な良好な相互関係を築こうとしている。しかし30年前の失敗を教訓にして今にして

改まってもそれが当時の状況と同じ経済的な因果関係で良い結果をもたらしてくれるかどうか

は未知数だ。

そんな訳で三菱地所によるロックフェラーセンタービルの買収はバブル最盛期の象徴では無い。








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