これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

岸田文雄氏は何をしたいのか?!

2023-02-04 10:23:43 | 政治
【はじめに】
 岸田文雄氏は、「日本をこんなに変えたい」と言う考え方を持っていて総理大臣になったのでは無いと思われます。総理大臣になりたいから、なっただけの様に見えます。

 関西と関東では、『阿呆(あほ)』と『馬鹿』の使い方が逆です。父も私も関西人です。父の教えの一つが、「馬鹿に馬鹿と言うのは差別用語だから、決して言ってはならない!」でした。 岸田氏は馬鹿では無く、『世間知らずのボンボン』です。横山ホットブラザーズ の「お前はアホか」と言っても父は許してくれそうに思います。

【岸田文雄氏の経歴】
 岸田家は、祖父の代から3代衆議院議員を続けています。『地盤・看板・鞄』を世襲した典型的な議員です。 岸田文雄氏は35歳で初当選した後、一度も落選する事無く『30年間』も衆議院議員を続けているのです。

・・・ 岸田文雄氏の基本データ ・・・
(1) 生年月日 :1957年7月29日(2023年現在=65歳)
(2) 子供   :長男=岸田翔太郎(内閣総理大臣秘書官)、他に息子2人
(3) 出身大学 :早稲田大学法学部
(4) 就職   :1982年~87年 ・・・日本長期信用銀行
(5) 秘書   :1987年~93年 ;父・衆議院議員岸田文武氏の秘書
(6) 衆議院議員 :1993年~ ・・・35歳で初当選、落選の経験無し。
(7) 選挙区  :広島1区
(8) 世襲議員 :祖父=岸田正記(衆議院議員)、父=岸田文武(衆議院議員)
(9) 派閥  :宏池会(こうちかい)・・・総理大臣5人排出=池田勇人、大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・岸田文雄・・・宏池会の初代会長=池田勇人→・・・→古賀誠→→岸田文雄(2012年~)
(10) 党務の経験  :政務調査会長、国会対策委員長、選挙対策局長代理、副幹事長・・・
(11) 大臣等の経験 :建設政務次官(小渕内閣)。文部科学福大臣(小泉内閣)、特命担当大臣(安倍内閣、福田内閣)、国務大臣(福田内閣)、防衛大臣(安倍内閣)、外務大臣(安倍内閣)、内閣総理大臣
(12) 内閣内閣総理大臣に就任  :2021年10月14日~

【岸田政権の支持率】
 岸田政権は発足後、少しずつ支持率がアップしました→→安倍晋三氏の国葬を決定した後→→支持率は下降する様になり→→現在は下げ止まった様に見えます。

 私の父がそうでしたが、自民党の支持者には、自民党を理屈では無く、宗教の様に信奉している方がおられます。私の想像では国民の『1/4(25%)』は、『自民党教』の信者です。トンデモナイ事態にならない限り、『25%』以下になるとは思えません。

 岸田氏は世論調査の結果(支持率)を気に掛けている様に見えます。支持率を気にしないで、国の為に必要な事を、(途中で放棄しないで)コツコツとやって欲しいと私は渇望しています。

・・・ 朝日新聞の内閣支持率の推移 ・・・
21年10月 :支持する≒45%、しない≒20% ・・・岸田政権発足直後
22年1月  :支持する≒49%、しない≒21%
   4月  :支持する≒55%、しない≒29%
  7月  :支持する≒57%、しない≒25%
 10月  :支持する≒40%、しない≒50%
23年1月  :支持する≒35%、しない≒52%

【岸田政権の不祥事】
 今までに報道された不祥事を(思い付くままに)以下に整理して見ました。 岸田政権下では、沢山不祥事が発覚し、既に大臣が4人辞任しています。

 第1次安倍内閣(2006年9月~7年9月)の不祥事と良く似ています。 (❶佐田玄一郎大臣が辞任、❷松岡利勝大臣が辞任、❸久間章大臣が辞任、➍赤城徳彦大臣が辞任、❺遠藤武彦大臣が辞任)

(余談 :細田衆議院議長) 内閣総理大臣、衆議院議長と参議院議長、最高裁判所長官は『三権の長』と呼ばれます。衆議院議長と参議院議長の不祥事が発覚して、国会で不信任を決議しても法的拘束力は有りません。細田博之氏(78歳)は衆議院議長に相応しい人物では無いと私は思いますが、自ら辞任しない限り岸田総理が辞めさせる事は出来ないのです。衆議院が解散されると→→全員が議員では無くなるので→→細田氏は議長で無くなります。

 なお、細田博之氏も3代続いた世襲議員です。 父=細田吉蔵・衆議院議員、祖父=升田憲元・衆議院議員

・・・ 岸田政権の不祥事 ・・・
★ 22年2月  :野田聖子地方創生・少子化対策担当大臣・・・東京高裁が夫が『元暴力団員』だったと認定した。
★ 22年2月  :藤井敏彦前経済安保法制準備室室長・・・『闇営業』と『女性記者との不倫問題』→→藤井氏を更迭した。
★ 22年5月~  :細田博之衆議院議長の不祥事問題 ・・・セクハラ、選挙運動員買収疑惑、旧統一教会との問題
★ 22年10月24日 :山際大志郎経済再生大臣が辞任(旧統一教会との関係)→→然し、28日に自民党の新型コロナ対策本部長に就任
★ 22年11月11日 :葉梨康弘法務大臣が辞任(発言が問題になったため)
★ 22年11月21日 :寺田稔総務大臣が辞任(政治資金収支報告書の不記載)
★ 22年11月    :週刊文春が岸田氏の選挙運動費用収支報告書に不備が有ると報道
★ 22年12月21日 :薗浦健太郎衆議院議員が議員辞職(政治資金規正法違反)
★ 22年12月27日 :秋葉賢也復興大臣が辞任(旧統一教会との関係及び政治と金の問題)
★ 22年12月27日 :杉田水脈・総務大臣政務官が辞任(差別発言などの問題)
★ 23年1月     :岸田氏の長男(翔太郎氏)が公用車でパリを観光/買い物した。
★ 23年2月3日   :荒井勝喜首相秘書官が性的少数者(GSM)に対する差別発言をした。

【岸田政権下での出来事】
 岸田政権が誕生して15ヶ月ほどになります。その間の出来事を整理して見ました。 『ウクライナ戦争の勃発』と『旧統一教会の問題』は岸田氏の責任では有りませんが、上手く対応するのが使命です。難しい時に総理大臣になってしまったのです!

★ 21年10月4日 :岸田内閣発足
★ 22年2月24日 :ロシアがウクライナに侵攻
★ 22年7月8日  :安倍晋三氏が銃撃された→→旧統一教会の問題が再浮上!
★ 22年7月10日 :参議院選挙 ・・・与党大勝
★ 22年7月14日 :安倍晋三氏の国葬発表
★ 22年9月27日 :安倍晋三氏の国葬実施
★ 22年10月5日 :岸田氏の長男(翔太郎氏)を首相秘書官に抜擢
★ 22年12月10日 :被害者救済法 ・・・中途半端な旧統一教会の問題への対応
★ 22年12月16日 :国家安全保障戦略2022年・・・反撃能力
★ 22年12月23日 :防衛力強化について閣議決定・・・5年間の総事業費は約43.5兆円/GDP比2%
★ 22年12月23日 :政府与党政策懇談会で防衛費の財源として増税を行う方針を発表
★ 23年1月4日   :物価上昇率を超える賃金アップ→→企業に要請!
★ 23年1月4日   :異次元の少子化対策
★ 23年1月25日  :ウクライナ訪問を検討すると発表

【岸田氏の何処がおかしいのか?】
 岸田氏が国会や記者会見で話しているのを聞くと、「何か可笑しい!」、「可哀そう!」に思ってしまいます。 私の独断と偏見ですが、「苦労知らず/世間知らずのボンボンが、国民に気に入られようと一生懸命努力して知恵を絞っていますが→→国民の多くが望んでいる事とは真逆の決定をして→→世論調査の結果が悪いと意固地(いこじ)になって→→事を進め→→支持率を低下させて来た」様に見えます。

 麻生太郎氏も『苦労知らず/世間知らずのボンボン』ですが、国民の機嫌を取る気は全く有りません。麻生太郎氏は首相に就任して約1年後に衆議院議員を解散して→→自民党が歴史的な大敗をして→→民主党政権の鳩山由紀夫内閣が誕生しました。

 麻生太郎氏は82歳で、岸田氏は65歳ですから17歳も若いですが、いまさら『ボンボン』を卒業するのは無理です。出来る事は、「苦労を重ね/世の中の酸いも甘いも嚙み分ける人材を探して、補佐官に任命する事」だと思います。

【賃金アップ】
 岸田総理は経団連などに、企業に賃上げを指導する様にお願いした様です。お願いでサラリーマンの給料がアップすると、岸田氏は本気で考えているのでしょうか? 経済三団体(経団連、同友会、日商)は大企業が中心の団体です。一方、労働者の『70%』は中小企業で働いています。給与が低くて困っているのは、中小企業の従業員です。

 バブル崩壊(1991年~93年)以来30年間、景気が少し改善すると→→税金や社会保険料をアップして→→景気が悪化し→→少し良くなると税金をアップして来ました。財務省は景気を良くする考えが全く無い事を証明しました。

 与党の議員諸君!「財務省を黙らせて、思い切った景気対策を実施しましょう!」、「労働者の賃金がアップする施策をやりましょう!」

(余談 :日本が元気溌溂な頃も有りました!) 私は1971年に社会人になりました。月給は税込みで5万円ほどで、年収は100万円以下でした。入社15年後に年収は10倍以上になりました。若い人達には信じてもらえないと思いますが、15年間、平均『17%』ほども年収がアップしたのです。

【少子化対策】
 岸田総理は『異次元の少子化対策』を進めると発言されました。『異次元』とは「今までとは全く異なる政策の意味か?」と思いましたが、「各種社会保険(年金、医療、介護、雇用)の保険料を増額して、少子化対策を充実する」と考えている様です。細部は、(例の通り)これから『検討する』と言うスタンスです。

 与野党の議員の多くは、若者の給与をアップしたら→→婚姻率が高くなり→→合計特殊出生率が高くなり→→少子化問題は解決すると安易に考えている様です。

 離婚した若い女性と未婚の女性が、『人生を楽しみながら一人で子供を二、三人育てられる』様に国が支援したら、少子化問題は解決すると私は考えています。 「フランスは少子化問題を、上手にほぼ解決した模範国だ!」と言われていますが、フランスの種々の施策は、私の考えに近いものです。

 若い女性が一人で子供を育てる為には、『友達と飲みに行く』、『映画館に行く』様な楽しみを持つのが、現状では極めて難しいです。月に何回か国がベビーシッターを派遣するなどして、子育てから解放してあげる必要が有ります。

 日本と韓国には未だに儒教の考え方が残っていて、未婚女性が子供を産むと「はしたない女」と軽蔑します。 この悪い風習/考え方から脱却する必要が有ります。

少子化対策に関する私のブログ :『日本の活性化❷-1 :少子化対策』及び『日本の活性化❷-2 :少子化対策』;投稿日=2022年5月14日と21日

・・ 岸田政権の少子化対策安 ・・・
(1) 児童手当の拡充 :
 ★ 自民党で検討中 :現行は中学生まで≒1万~1万5千円/一人→→第2子には3万円、第3子には6万円
 ★ 公明党で検討中 :18歳まで手当を支給する
(2) 学童保育や病児保育、産後ケアなどの支援拡充
(3) 働き方改革

【防衛費の増額】
 ウクライナ戦争の反省から、ヨーロッパ諸国は軍事費を大幅に増やす政策を発表しました。岸田政権は唐突に5年間の軍事費を『43.5兆円』にすると言い出しました。

 岸田氏は2017年7月28日から1週間だけですが防衛大臣を兼務した事が有ります。そして、外務大臣、国務大臣なども経験しているので、省庁の予算を『どの様にして決めるのか?』知っているはずです。何に幾ら使うのか決めないで予算額を公表した例が、過去に有るのでしょうか?

 「自衛隊をどうするか?」は非常に重要な問題だ!と私は考えるので、後日、私の考えを纏めて投稿します。