【はじめに】
2022年11月以降、金正恩氏が娘・主愛(ジュエ)さんを連れて種々の所に出掛けた時の映像が公表される様になりました。正恩氏の思惑について、色々報道されています。 日本にとっては重大な問題では有りませんが、「正恩氏が何を考えているのか?」類推するのは頭の体操になると思います。
皆さんも頭の体操をしてみませんか! 私の体操結果を書いてみました。
【金正恩氏の健康問題】
金正恩氏はまだ39歳ですが、以前から「健康に問題が有るのでは?」と言う報道が繰り返されてきました。正恩氏は暴飲暴食の上にヘビースモーカーです。
正恩氏が外国に行く時は専用の便器を持参して、排泄物を国に持ち帰っている様です。正恩氏の健康状態はトップシークレットになっています。韓国の情報機関は、正恩氏の映像が公開されると、身体データを三次元分析して体重とその変化を算出しています。
肥満が人の寿命を左右する事は常識になっています。肥満度を表すのに『ボディマス指数(BMI)』が良く使用されます。正恩氏の『BMI』を計算してみました→→なんと!『BMI≒54』になりました。
この値は、世界保健機関(WHO)の『肥満3度』に相当し、相対的死亡リスクは『3以上』になります。多分、正恩氏は「長生きは出来そうにないから、今から後継者を育てよう」と考えているのだと思います。
正恩氏は特別に生産された安全な食物を食べ、医者が何人も付いている様です。 然し、多分過剰なストレスに晒されて→→暴飲暴食とタバコがどうしても止められないので→→超!超!肥満体になってしまったのでしょう!
・・・ 金正恩氏のBMI ・・・
★ 身長 :h(単位はm) ・・・正恩氏はh≒1.67m
★ 体重 :w(単位はkg) ・・・正恩氏はw≒150kg
★ 正恩氏のボディマス指数(BMI)=w/h2=150/1.67/1.67≒54
【推測A :長男を後継者】
龍谷大学の李相哲教授が話されていた、「正恩氏の長男・金領主(リョンジュ)氏はピョンヤンで帝王学を勉強中で、正恩氏の後継者である」と言う説が有ります。
北朝鮮は今でも儒教の考え方を持つ人が多いい様ですから、正恩氏が長男を後継者と考えるのが最も自然だと私も思います。
【推測B :ジュエさんを後継者】
昨年から頻繫に正恩氏が娘・主愛(ジュエ)さんを伴った映像を流す理由について、次の二つの見立てが有ります。
見立て1 :主愛さんが後継者で有ると、国民に認識させる為で有る。
正恩氏の息子が病弱だったり、気弱な性格だったり、出来が悪かったら、娘を後継者に選ぶ可能性が有ります。 その場合は、幼い頃から娘を国民に見せて、儒教の考え方を払拭させたいのでしょう!
私が正恩氏だったら、元気な内に娘に権限を委譲していって→→数年後には院政にして→→娘の邪魔になりそうな高官達を粛正します。そうすれば、北朝鮮の国民は女性が国を統治する事に不平を言わなくなります。
見立て2 :後継者は、正恩氏の子供でなければならないと今から明確に示す為で有る。 後述の様に『白頭山血統』の中で後継者になり得るのは、妹の与正氏、兄の正哲氏、兄(正男氏)の息子・漢率氏、叔父の平一氏とその息子がいます。 これらの人を後継者には選ばないと宣言したと言う説です。
娘・主愛を注目させて→→息子・領主氏は密かに教育して→→成人した後で国民に披露しようと目論んでいるのだと言う説です。 成人する前に正恩氏が亡くなる様な事態になったら、与正氏と主愛氏に息子・領主氏を補佐させる。
【推測C :長男は留学中】
私は、「正恩氏が後継者には国際的視野が必要だ」と言う認識が有ったら、長男・金領主氏を先進国のどこかに留学させていると思います。例えば大使館職員の子供と偽れば、CIAなどの目を晦ませそうです。 (正恩氏と与正氏はスイスに留学しました。)
絶対権力者が、身近で息子に帝王学を学ばせるのは極めて難しいと私は考えます。李相哲教授は家庭教師が教えていると考えられている様です。 少しでも気に入らない事をしたら、正恩氏は家庭教師だけで無く、一族郎党を抹殺してしまうでしょう! そんな恐怖を感じながら、真面な教育が出来るでしょうか?! とんでもないボンクラ息子になってしまいそうに思います。
私が、正恩氏だったら他国に留学させて、他人の飯を食べさせます。
中国は金領主氏の留学を受け入れるでしょうが、洗脳されて中国ベッタリにして送り返されるのは明白です。正恩氏は『良し』と考えないと思われます。「スイスかイギリスに留学させているのでは?」と私は推察しています。
【白頭山血統】
第二次世界大戦後、日本軍が朝鮮半島から撤退した後で、共産・ソビエトの後押しで北朝鮮を統治したのが金日成氏です。1945年時点では、金日成氏の一派は弱小勢力でしたが、ソビエトが支持した為に、血生臭い権力闘争を勝ち抜く事が出来ました。
1946年に暫定政府が誕生した時に、金日成氏が共産党の委員長に就任しました。・・・色々の事件が有りましたが・・・1971年に金日成氏が、その長男の正日氏(30歳)を後継者に指名しました。 この時は、「息子だから後継者にしたのでは無く、正日氏が優れた人間だから選んだ」と主張しました。『白頭山血統』が北朝鮮を統治すると言う考え方では無かったのだと思います。
2010年に正日氏の三男・正恩氏が共産党中央委員に選出されて、後継者に指名されたのです。この時は、『白頭山血統』の考え方を全面に出して正恩氏を後継者に選びました。翌年(2011年)に正日氏が亡くなったので、正恩氏(27歳?)が北朝鮮を統治する様になりました。
北朝鮮はソビエトが作った国と言っても過言では有りませんが、現在は中国の支援無しでは存続出来ない国になっています。共産主義と世襲制度は両立出来ない様に思えますが、中国は『白頭山血統による世襲』を承認している様です。「言う事を聞かなくなったら、何時でも潰せる」と考えているのでしょう。
・・・ 白頭山血統 ・・・
★ 初代=金日成(キム・イルソン)氏 :1912年~94年
★ 二代目=金正日(ジョンイル)氏 :1941年~2011年、日成氏の長男
★ 三代目=金正恩(ジョンウン)氏 :1984年生まれ、正日氏の三男
★ 李雪主(リ・ソルジュ) :1989年生まれ、正恩氏の夫人、2009年に結婚
★ 長男=金領主(キム・リョンジュ) :2010年生まれ
★ 長女=金主愛(ジュエ)さん :2013年生まれ
★ 次男(?)= :2017年生まれ
★ 金与正(ヨジョン)氏 :1988年生まれ、正恩氏の妹、崔竜海の息子(?)と結婚して2015年に出産した模様です。
★ 金正哲(ジョンチョル)氏 :1981年(?)生まれ、正恩氏の兄、独身?
★ 金漢率(ハンソル)氏 :1995年生まれ、金正男氏の息子 ・・・金正男氏には他にも息子がいる様です。
★ 金平一(ピョンイル)氏 :1954年生まれ、金日成氏の息子、子供が二人いるらしい(男=金仁剛、女=金恩松)
(注記 :女性の姓) 韓国でもそうですが、女性は結婚しても『姓』は変わりません。夫婦別姓の国です。与正氏は結婚していると言われていますが、姓が変らないので誰の息子と結婚したのか?明確にはなっていません。
2022年11月以降、金正恩氏が娘・主愛(ジュエ)さんを連れて種々の所に出掛けた時の映像が公表される様になりました。正恩氏の思惑について、色々報道されています。 日本にとっては重大な問題では有りませんが、「正恩氏が何を考えているのか?」類推するのは頭の体操になると思います。
皆さんも頭の体操をしてみませんか! 私の体操結果を書いてみました。
【金正恩氏の健康問題】
金正恩氏はまだ39歳ですが、以前から「健康に問題が有るのでは?」と言う報道が繰り返されてきました。正恩氏は暴飲暴食の上にヘビースモーカーです。
正恩氏が外国に行く時は専用の便器を持参して、排泄物を国に持ち帰っている様です。正恩氏の健康状態はトップシークレットになっています。韓国の情報機関は、正恩氏の映像が公開されると、身体データを三次元分析して体重とその変化を算出しています。
肥満が人の寿命を左右する事は常識になっています。肥満度を表すのに『ボディマス指数(BMI)』が良く使用されます。正恩氏の『BMI』を計算してみました→→なんと!『BMI≒54』になりました。
この値は、世界保健機関(WHO)の『肥満3度』に相当し、相対的死亡リスクは『3以上』になります。多分、正恩氏は「長生きは出来そうにないから、今から後継者を育てよう」と考えているのだと思います。
正恩氏は特別に生産された安全な食物を食べ、医者が何人も付いている様です。 然し、多分過剰なストレスに晒されて→→暴飲暴食とタバコがどうしても止められないので→→超!超!肥満体になってしまったのでしょう!
・・・ 金正恩氏のBMI ・・・
★ 身長 :h(単位はm) ・・・正恩氏はh≒1.67m
★ 体重 :w(単位はkg) ・・・正恩氏はw≒150kg
★ 正恩氏のボディマス指数(BMI)=w/h2=150/1.67/1.67≒54
【推測A :長男を後継者】
龍谷大学の李相哲教授が話されていた、「正恩氏の長男・金領主(リョンジュ)氏はピョンヤンで帝王学を勉強中で、正恩氏の後継者である」と言う説が有ります。
北朝鮮は今でも儒教の考え方を持つ人が多いい様ですから、正恩氏が長男を後継者と考えるのが最も自然だと私も思います。
【推測B :ジュエさんを後継者】
昨年から頻繫に正恩氏が娘・主愛(ジュエ)さんを伴った映像を流す理由について、次の二つの見立てが有ります。
見立て1 :主愛さんが後継者で有ると、国民に認識させる為で有る。
正恩氏の息子が病弱だったり、気弱な性格だったり、出来が悪かったら、娘を後継者に選ぶ可能性が有ります。 その場合は、幼い頃から娘を国民に見せて、儒教の考え方を払拭させたいのでしょう!
私が正恩氏だったら、元気な内に娘に権限を委譲していって→→数年後には院政にして→→娘の邪魔になりそうな高官達を粛正します。そうすれば、北朝鮮の国民は女性が国を統治する事に不平を言わなくなります。
見立て2 :後継者は、正恩氏の子供でなければならないと今から明確に示す為で有る。 後述の様に『白頭山血統』の中で後継者になり得るのは、妹の与正氏、兄の正哲氏、兄(正男氏)の息子・漢率氏、叔父の平一氏とその息子がいます。 これらの人を後継者には選ばないと宣言したと言う説です。
娘・主愛を注目させて→→息子・領主氏は密かに教育して→→成人した後で国民に披露しようと目論んでいるのだと言う説です。 成人する前に正恩氏が亡くなる様な事態になったら、与正氏と主愛氏に息子・領主氏を補佐させる。
【推測C :長男は留学中】
私は、「正恩氏が後継者には国際的視野が必要だ」と言う認識が有ったら、長男・金領主氏を先進国のどこかに留学させていると思います。例えば大使館職員の子供と偽れば、CIAなどの目を晦ませそうです。 (正恩氏と与正氏はスイスに留学しました。)
絶対権力者が、身近で息子に帝王学を学ばせるのは極めて難しいと私は考えます。李相哲教授は家庭教師が教えていると考えられている様です。 少しでも気に入らない事をしたら、正恩氏は家庭教師だけで無く、一族郎党を抹殺してしまうでしょう! そんな恐怖を感じながら、真面な教育が出来るでしょうか?! とんでもないボンクラ息子になってしまいそうに思います。
私が、正恩氏だったら他国に留学させて、他人の飯を食べさせます。
中国は金領主氏の留学を受け入れるでしょうが、洗脳されて中国ベッタリにして送り返されるのは明白です。正恩氏は『良し』と考えないと思われます。「スイスかイギリスに留学させているのでは?」と私は推察しています。
【白頭山血統】
第二次世界大戦後、日本軍が朝鮮半島から撤退した後で、共産・ソビエトの後押しで北朝鮮を統治したのが金日成氏です。1945年時点では、金日成氏の一派は弱小勢力でしたが、ソビエトが支持した為に、血生臭い権力闘争を勝ち抜く事が出来ました。
1946年に暫定政府が誕生した時に、金日成氏が共産党の委員長に就任しました。・・・色々の事件が有りましたが・・・1971年に金日成氏が、その長男の正日氏(30歳)を後継者に指名しました。 この時は、「息子だから後継者にしたのでは無く、正日氏が優れた人間だから選んだ」と主張しました。『白頭山血統』が北朝鮮を統治すると言う考え方では無かったのだと思います。
2010年に正日氏の三男・正恩氏が共産党中央委員に選出されて、後継者に指名されたのです。この時は、『白頭山血統』の考え方を全面に出して正恩氏を後継者に選びました。翌年(2011年)に正日氏が亡くなったので、正恩氏(27歳?)が北朝鮮を統治する様になりました。
北朝鮮はソビエトが作った国と言っても過言では有りませんが、現在は中国の支援無しでは存続出来ない国になっています。共産主義と世襲制度は両立出来ない様に思えますが、中国は『白頭山血統による世襲』を承認している様です。「言う事を聞かなくなったら、何時でも潰せる」と考えているのでしょう。
・・・ 白頭山血統 ・・・
★ 初代=金日成(キム・イルソン)氏 :1912年~94年
★ 二代目=金正日(ジョンイル)氏 :1941年~2011年、日成氏の長男
★ 三代目=金正恩(ジョンウン)氏 :1984年生まれ、正日氏の三男
★ 李雪主(リ・ソルジュ) :1989年生まれ、正恩氏の夫人、2009年に結婚
★ 長男=金領主(キム・リョンジュ) :2010年生まれ
★ 長女=金主愛(ジュエ)さん :2013年生まれ
★ 次男(?)= :2017年生まれ
★ 金与正(ヨジョン)氏 :1988年生まれ、正恩氏の妹、崔竜海の息子(?)と結婚して2015年に出産した模様です。
★ 金正哲(ジョンチョル)氏 :1981年(?)生まれ、正恩氏の兄、独身?
★ 金漢率(ハンソル)氏 :1995年生まれ、金正男氏の息子 ・・・金正男氏には他にも息子がいる様です。
★ 金平一(ピョンイル)氏 :1954年生まれ、金日成氏の息子、子供が二人いるらしい(男=金仁剛、女=金恩松)
(注記 :女性の姓) 韓国でもそうですが、女性は結婚しても『姓』は変わりません。夫婦別姓の国です。与正氏は結婚していると言われていますが、姓が変らないので誰の息子と結婚したのか?明確にはなっていません。