matsumo's blog II(写真・旅行)

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2021年11月20日(土)の「当尾の里・奈良市内」(1)

2021年11月20日 22時51分51秒 | 写真
2021.11.20(土)、本日は近鉄奈良駅よりバスにて、浄瑠璃寺バス停に行き、「浄瑠璃寺→当尾の里の石仏巡り→岩船寺→浄瑠璃寺バス停」と歩いてからバスにて近鉄奈良駅まで戻り、今度は近鉄奈良駅→猿沢池・興福寺→鷺池→春日若宮神社→春日大社→若草山→手向山八幡宮→三月堂→大仏殿→奈良国立博物館→近鉄奈良駅」と歩いて、紅葉を中心に撮影してきました。内、当尾の里のGPSログです。



2021.11.20(土)、今回の旅行の3日目です。本日の朝の天気予報によると、本日は1日中晴れだそうです。本日は近鉄奈良駅まで行き、そこよりバスで浄瑠璃寺バス停まで行って、当尾の里をまわることとしました。と言うのは、本日は土曜日の上、天気が良いとのことから、京都の観光地は激混みになると考えられるからで、奈良ならば京都よりは空いているだろうと思ったからです(今回、泊まっているホテルはバイキング・スタイルの朝食付きなのですが、朝食を食べている人は、昨日の倍位の人数となっています。なお、ここのバイキングですが、食堂への入場時にアルコール消毒は勿論、使い捨てのエンボス入りビニール手袋をしてから、食べたいものをトレイや陽気にとっていく形でした)。

ホテルを出て、駅に向かいますが、天気予報よりは良くなく、かなりもやっていてボンヤリした感じの空です。ううん、これでは青空での写真になりそうもありません。近畿日本鉄道・京都駅7:14発橿原神宮行急行に乗り(通勤電車のため、かなりの人が立っていました)、7:54大和西大寺駅着。8:03発近鉄奈良行準急に乗り替え、8:09近鉄奈良駅に着きました。大和西大寺駅と新大宮駅の間の車窓から平城京跡が見え、昨年、行った時には工事用建屋で覆われて見えなかった新しい朱色の門が見えました。そして、定刻通りに列車は近鉄奈良駅に着きます。駅構内には奈良観光の案内パンフレットがあるので、入手します。浄瑠璃寺行バスの発車までは1時間弱ありますので、興福寺・猿沢池に行きます。

8:16外に出て、右折し、商店街を通って左折、すぐに猿沢の池に着きます。空は白色に近い状態です。ここには紅葉はほとんど無しですが、興福寺の紅葉がよく見えます。このため、池で少しだけ撮影して、興福寺に行きます。五重塔、中金堂、南円堂、石仏、三重塔等を撮影するほか、境内の紅葉を撮影します。大分、空が青くなってになってきました。

9:01近鉄奈良駅に戻り、近鉄奈良駅9:11発浄瑠璃寺行バスが来るバス停に行こうとして、バス停の案内板をチェックします。何と、13番バス停で、それも12番までのバス停から大きく離れた場所にあります。しかしながら、そこに行って、掲示してある時刻表をチェックしますが、浄瑠璃寺行バスはありません! ううん、どうなっているのか、13番バス停は間違いなのではと思って、元の場所に戻ってチェックしますが、浄瑠璃寺行バスは13番バス停に間違いないようです。再度、行き、そこに幾つも貼ってある時刻表をチェックすると、11月は土日のみ出る「木津川古寺巡礼バス」の案内がありました。これは、「奈良駅・近鉄奈良駅→浄瑠璃寺→岩舟寺→浄瑠璃寺→加茂駅→岡崎」と行くバスのようです。ううん、インターネット上の時刻表検索サイトは間違った情報を載せているようです。すなわち、浄瑠璃寺行バスは廃止され、観光シーズンの土日のみ運転される臨時バスに変わってしまったようです。本日は土曜日なので浄瑠璃寺を通るバスは運転され、予定より30分遅れと言うことで済みますが、平日だったら、ふざけるなと言いたくなります。35分間位の待ち時間があるので、暇つぶしにこの文章、すなわち、本日の旅行記を持参している「ヒューレットパッカード:HP-200LX」を使用して書きます。

バスは定刻より遅れて来て、9:44に発車します。ほぼ座席が埋まります。当尾に近い場所辺りで、割と広い道より右折して、坂道を上り始めます。車窓から、沢山の石仏が並んでいる場所が2ヶ所、見え、10:07浄瑠璃寺バス停に着きました。私を含めたほとんどの人がここで降ります。

10:11まずは「浄瑠璃寺」に行きます。バス停から細い道を少し進めば、門があり、中に入れば(10:13)、池を中心とした庭園があり、三重塔や本堂があります。モミジの木も結構、ありますが、残念ながら綺麗な紅葉のものは少なく、まあまあのものは鐘突堂のそばのものだけです。特に、お寺の中心を背景に撮りたいのに、三重塔や本堂前のモミジが汚いのは困りものです。加えて、人が多くて、人を入れずに撮るには忍耐が必要です。大昔にここに来た時も紅葉の時期でしたが、その時、ここにいたのは私独りでしたのに、本日は、次から次に人が入ってきます。



10:30ここを発ち、バス停に戻ります(10:32)。バスが来たのと反対方向、すなわち、出て右に進みます。10:37、左から道があがってきますが、右手の林の中に「藪の中三尊」があります。大きな石に石仏が三体、刻まれています。

道に戻りますが、左手から上がってきた道の所に無人店舗があります。以前、ここに来た時の無人店舗はもっと素朴な感じの小さなものでしたが、今は大きく商売をやっている感じです。その前を通って(10:41)、今度は左から上がって道を進みます。緩い下り道です。10:42火の見櫓があり、それに向かって左に「首切地蔵」がありますが、「滝坂の道」の首切地蔵とは異なり、首を切ったようには見えません。

10:44ここを発ち、更に下り道を進みます。立派な蔵や南天の木がある家を過ぎ、10:46春日大神に着きました。ここには鳥居は無く、木に注連縄が張られているだけです。ここより僅かに進んだ所に多数の石仏が並んでいる場所が2ヶ所あり、それが大門石仏群です。

10:50ここを発ち、更に下ります。立派な南天の木がある家を過ぎ、10:57道標(浄瑠璃寺から1.2kmだそうです)に従って、右折して細い下りの林の中の山道を進みます。すると、畑がありますが、そこには進まず、右に大きく曲がって、更に緩い下りの山道を進みます。道も不明瞭になってきます。11:00崖の上の方に大きな石に刻まれた石仏が見えました! 更に進むと、すると、湿地帯となり、そして、緩く登って、11:02ようやく、「大門仏谷の大磨崖仏」に着きました。大きな石に彫られた立派な石仏です。折角、来たのですから、ここで十分に撮影します。11:02ここを発ち、道路まで戻ります(11:08)。

ここより、来た道を戻ります。11:17「大門石像群」と「春日大神」、11:20先程は気が付かなかったのですが、名前が書かれていない石仏群があります。11:22火の見櫓、そして、11:23先程の無人店舗と「藪の中の三尊」の所に戻ります。左折して、浄瑠璃寺とは反対方向に更に進むと、11:24Y字路の所に「あたご灯籠」があり、道標に従って、右折して進みます。両側が竹林の谷の道です。11:31「阿弥陀如来座像・地蔵菩薩立像」に着きました。大きな石に刻まれた「阿弥陀如来座像」はよく見えますが、「地蔵菩薩立像」は石の左側側面に彫られているので、正面からは見えません。ここより僅かに進めば、「唐臼の壺」です。単なる穴が開いた石です。

11:37ここを発ち、道標に従って左折して進みます。竹が大量に枯れています。更に進むと、竹林の中の道です。時々、遠くの風景が見えます。明るい感じです。11:45右折すると岩船寺に行く分岐点に着きましたがそのまま進むと、僅かに高い場所に11:46「わらい仏」と「眠り仏」がありました。眠り仏は胴体が土の中に埋まっている顔だけの石仏です。一方、わらい仏はこの当尾の里の石仏のハイライトの筈ですが、思った程は良くないです。



ここからも谷の様子がよく見えます。

11:55ここを発ち、更に進みます。田んぼのそばの緩い登り坂です。12:02「弥勒磨崖仏」に着きましたが、これは大きな石に彫られた線刻で、冴えない感じです。

12:03左折して、道路を進み、12:11浄瑠璃寺との分岐、そして、11:12「岩船寺」に着きました。大昔、ここに来た時は、写真的にあまり撮る気にならなかったので、中には入らず、門前の紅葉のみ撮影します。

12:15ここを発ち、浄瑠璃寺バス停に戻ります。12:17浄瑠璃寺方向への分岐点を右の狭い道、すなわち、浄瑠璃寺に向かいます。12:24先程歩いた「わらい仏」と「弥勒磨崖仏」の間の道に着いたので、右折し、12:25「わらい仏」に着きます。ここを12:27発ち、12:28岩船寺への分岐点、12:33「阿弥陀如来座像・地蔵菩薩立像」、12:37T字路、12:38「藪の中の三尊」、そして、12:41浄瑠璃寺バス停に戻りました。

奈良行バスの発車時刻は13:12ですので、まだ、時間があるので、先程、バスで通った「ながおのあみだ」に行くこととし、12:44ここを発ち、奈良駅方向に下ります。そして、12:49道に面した「ながおのあみだ」に着きました。これは大きな石に刻まれた仏像です。来た道を戻り、12:55浄瑠璃寺バス停に戻りました。まだ、バスが来るまでに時間があるので、再度、浄瑠璃寺に行った後、13:12発奈良行バスに乗りました。座席の半分位が埋まりました。しかしながら、道路の混み方がひどくて中々進まず、結局、近鉄奈良駅に戻ったのは13:42でした。

今回、何十年ぶりに「当尾の里」をまわりましたが、私が大昔にまわった時のイメージとかけ離れていたものでした。ともかく、民家は多いし、車は通るし、林の中の道を歩くと、ともかく、青空の下、明るい素朴な里をまわると言うイメージが今回、完全に崩れてしまいました。

ホテルに戻るのはまだ早すぎるので、奈良市内をいつものルートでまわることとします。すなわち、13:45近鉄奈良駅前を出て、まずは、朝方に行った「猿沢池」に行きます(13:51)。ここより更に進む、すなわち、猿沢池と興福寺の間の通りをそのまま進むと、春日大社の境内に入るのですが、右側に行く階段を上り(13:58)、茅ぶき屋根の小さな建物が幾つもある料亭地帯に着きます(13:59)。ここにはモミジの木が結構あり、それを前景に撮影しますが、まだ、青い葉が多く、期待したほどは紅葉していませんが、できるだけ、紅葉しているような感じで撮影します。

ここより進むと、左下に鷺池をみながら、進みます。時々、紅葉している木があります。荒池への石段を下り(14:13)、橋を少し進むと、「浮御堂」です。更に橋を進み、対岸に出ます、この辺り、モミジの木があるのですが、冴えない感じのものばかりです。道路に出て左折して(14:15)、進みます。大通りに出るので、渡って右折し、すぐに左折します(14:18)。立派な家が並んでいます。14:17広い通りと合わさり、更に進み、14:28左折して、春日大社の森の道を進みます。適当に進んで、14:36金龍神社、14:40若宮神社、そして、14:42春日大社に着きました。石灯籠の所のイチョウの黄葉が綺麗です。

吊り灯籠を撮影し、14:44ここを発ち、若草山に向かって進みます。祈祷殿の前の紅葉は綺麗ですが、まだ、結構、青い部分があります。更に進み、12:51茅葺き屋根の茶店に着きますが、ここのモミジのほとんどは青いままです。石段を登って、若草山の前に(14:52)。向かって右側のモミジが綺麗です。若草山を右に見ながら進みます。この辺りの大きな土産品店は軒並みつぶれていて、開いているのはわずかな上、店内に客の姿は見えません。若草山の麓にはモミジの木はあるのですが、汚い紅葉ばかりです。それにしても、ここにいる鹿の数は多いです。

15:00東大寺の境内に入ります。まずは「手向山八幡宮」でここの紅葉は綺麗です。前にも、横にもモミジの木はあります。次は、三月堂、そして、二月堂です。舞台造りの建物ですので、石段を登って上に行きます。



ここは展望台になっており、大仏殿や遠くの山々が見えます。今度は屋根付の階段を下り、下に着いたら(15:13)、そのまま、両側が塀になっている道を時々あるモミジを撮影しながら進みます。大仏殿の後に着いたら、左折して、大仏殿の正面に進みます。そして、池の所にでると、小さな島のモミジが綺麗です(15:24)。15:31ここを発ち、南大門をくぐり(15:33)、更に進むと大通りにでるので(15:36)、右折して進みます。

15:40「奈良国立博物館」に着きました、今は平常展しか開催していないのですが、何と本日は無料日でした! ううん、折角、奈良国立博物館の平常展にも入れる年間パスポートが付いている東京国立博物館の友の会に入ったというのに、残念です。まあ、ここに行くことは昨日、決めたことですから、無料日でも仕方がないですね。なお、ここは撮影禁止ですが、特別展示されていた、「金峯山寺」の非常に大きな金剛力士像のみ撮影OKでしたが、これは力動感がある素晴らしい仏像でした。そして、15:53ここを発ち、更に進んで、16:03近鉄奈良駅の戻りました。

近鉄奈良駅16:15発大阪難波行急行に乗り、16:21大和西大寺駅着。16:22発京都行急行に乗り、17:02京都駅に戻りました。いずれの列車もかなりの人が立っている状態でしたが、座る事ができました。

本日は1日中、ほぼ快晴の中、懸案だった「当尾」を歩くことができ、また、奈良市内も例年の経路を歩くことができて良かったです。それにしても、当尾、大昔に1回、行ったきりだったのですが、その時はひなびた明るい感じの里を歩くと言うイメージがずっと、残っていました。しかしながら、本日、行ったら、そのイメージとは全く異なり、民家も多く、車も沢山走り、加えて、歩く道も里を歩くと言うより、林の中を歩くと言うことで、今まで持っていたイメージとは全く異なっていたのには参りました。ううん、時代と共に変わってしまったのか、私のイメージが間違っていたのかわかりませんが。いずれにしろ、今回、行ったことで、今後は行かないと思います。

ザックの中に入れているスマートウォッチで測定した本日の歩数は31,780歩でした。

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