今から10年以上前に、秋葉原の「ニッシンカメラ・ジャンク館」で,引伸機用レンズ「富士写真フイルム:FUJINAR-E 75mmF4.5」を税込み800円位で入手したのですが、うまく、デジカメで使用することができなかったので、ずっと、放ったままにしていました。
しかしながら、今年になって、薄型のヘリコイド付マウントアダプター「バシュポ: Pixco M42 M42レンズ焦点調整式ヘリコイドマクロチューブアダプター 12mm-19mm」を日本amazonより送料・税込み2,199円で入手したので、それを使って、それに色々と加えて、使えるようにしてみました。あ、デジカメボディはフルサイズのレンズ交換式デジカメ「キヤノン:EOS RP」です。
とりあえず、無限遠は出ますし(遠くにピントが合いますし)、
また、近くでも、と言っても、最短撮影可能距離は普通のレンズよりかなり長めの130cm位ですが、大丈夫です。
さて、使えるようにするやり方です。
「FUJINAR-E 75mmF4.5」ですが、これのマウントはL39です。
このレンズとデジカメボデイの間に色々なものを入れて、ピントが合うようにしなけれななりません。このため、「ケンコー:PINHOLE LENS 02 28/35/50mm」に付いてきた「PINHOLE EXTENSION +7 (35mm)」を取り付けます。あ、これはL39マウントで厚さ5mm程の延長リングです。
次に、L39マウントをM42マウントにするための変換リング「無名:レンズリングアダプタ M42 to M39」、これは日本amazonより送料・税込み238円で入手したものを取り付けます。これで、M42マウントとして使えるようになりました。
更に、先程の「バシュポ: Pixco M42 M42レンズ焦点調整式ヘリコイドマクロチューブアダプター 12mm-19mm」を取り付けます。これは勿論、M42マウントです。
そして、最後に、M42マウントレンズを「キヤノン:EOS RP」に取り付けるためのマウントアダプター「GUTTY:M42マウント-RFマウントアダプター」(日本amazonより税込み2,200円)を取り付ければ、
完成です。
さて、これをEOS RPに取り付けて、
2020.10.27(火)、上中里駅近くの「旧古河庭園」に撮影に行ってきました。あ、天気は朝の8時頃はかなり青空が出ていたのですが、開園の9時頃には、空の一部しか青空が出ておらず、時々、薄日が射す天気になっていました。
まずは、日本庭園にて、無限遠に近い状態での撮影ですが、このレンズ、コーティングしていないのか、コーティングが多層でないのかわかりませんが、フレアが出ています。あ、絞りは全て開放のF4.5です。
前の方にピントを合わせていますが、ボケは汚くなないと思います。
青いモミジと
紅葉です。
「バラ園」です。近い花にピントを合わせています。
これもボケが汚くはないと思います。洋館のそばのバラです。
と言うことで、入手以来、10年以上経って、ようやく、このレンズ、使うことができました。しかしながら、このレンズ、コーティングがあまりよくないようで、遠景だとフレアが出るようなことと、背景のボケは汚くないことから、近景を主体に撮るレンズだと思います。その場合、最短撮影可能距離は130cm位では短すぎるので、スペーサーを挟む等、もう少し、工夫したいと思います。それにしても、800円のレンズなのに、それを使えるための費用が6倍位かかっていますね。まあ、これ以外にも使えるものですので、かまいませんが。
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