エレミヤ41章
1~3節 イシュマエル、ゲダルヤとミズパにいたバビロンの占領軍を殺す
2節「そのとき、ネタンヤの子イシュマエルと、彼と共にいた十人の部下は、突然襲いかかって、…ゲダルヤを剣にかけ…」。暗殺計画を見抜けなかったゲダルヤは王家の末裔イシュマエルに殺される。更にミツパにいた側近と占領軍のバビロン兵士たちも殺された(3節)。
4~10節 イシュマエル巡礼者も殺す
翌日、エルサレム陥落を嘆いて神殿に向かう巡礼者80人がミズパに通りかかった。イシュマエルは哀願する10人を生かし、70人を殺した。ミズパにいた民の残留者を捕虜にしてアンモンに逃れようとした(10節)。
11~15節 ヨハナンと軍の長らはイシュマエルを追跡
12節「直ちに、すべての兵を率いて…イシュマエルと戦うために出発し、ギブオンの大池のほとりで彼に追いついた」。総督を支持していた反イシュマエル派のヨハナンと兵士たちは彼らを追跡した。
13節「イシュマエルに捕らえられていた人々は皆、カレアの子ヨハナンと軍の長たちの姿を見て歓喜した」。彼らは一斉に身を翻してヨハナンのもとに帰って行った(14節)。その情景が浮かんでくる。
ヨハナンと共にいた軍の長らは、イシュマエルから救い出した民らを連れ、バビロン軍の報復を恐れてミズパを出発し、ベツレヘムに近いキムハムの宿場にとどまり、エジプトへ逃れようとした(16~18節)。総督のゲダルヤ亡き後に彼らはなすべきすべを失っていたのである。
捕囚後のユダの民も指導者も、無秩序状態に陥っていたことが伺える。これは羊飼いのない羊の群れが彷徨している有様であった。「羊飼いを撃つと羊の群れは散らされる」(ゼカリヤ13章7節)とある。
主イエスは飼い主のいない羊を深く憐れまれた(マルコ6章34節see)。
第一ペトロ2章25節「あなたがたは羊のようにさまよっていましたが、今は、魂の牧者であり、監督者である方のところへ戻って来たのです」が示される。
1~3節 イシュマエル、ゲダルヤとミズパにいたバビロンの占領軍を殺す
2節「そのとき、ネタンヤの子イシュマエルと、彼と共にいた十人の部下は、突然襲いかかって、…ゲダルヤを剣にかけ…」。暗殺計画を見抜けなかったゲダルヤは王家の末裔イシュマエルに殺される。更にミツパにいた側近と占領軍のバビロン兵士たちも殺された(3節)。
4~10節 イシュマエル巡礼者も殺す
翌日、エルサレム陥落を嘆いて神殿に向かう巡礼者80人がミズパに通りかかった。イシュマエルは哀願する10人を生かし、70人を殺した。ミズパにいた民の残留者を捕虜にしてアンモンに逃れようとした(10節)。
11~15節 ヨハナンと軍の長らはイシュマエルを追跡
12節「直ちに、すべての兵を率いて…イシュマエルと戦うために出発し、ギブオンの大池のほとりで彼に追いついた」。総督を支持していた反イシュマエル派のヨハナンと兵士たちは彼らを追跡した。
13節「イシュマエルに捕らえられていた人々は皆、カレアの子ヨハナンと軍の長たちの姿を見て歓喜した」。彼らは一斉に身を翻してヨハナンのもとに帰って行った(14節)。その情景が浮かんでくる。
ヨハナンと共にいた軍の長らは、イシュマエルから救い出した民らを連れ、バビロン軍の報復を恐れてミズパを出発し、ベツレヘムに近いキムハムの宿場にとどまり、エジプトへ逃れようとした(16~18節)。総督のゲダルヤ亡き後に彼らはなすべきすべを失っていたのである。
捕囚後のユダの民も指導者も、無秩序状態に陥っていたことが伺える。これは羊飼いのない羊の群れが彷徨している有様であった。「羊飼いを撃つと羊の群れは散らされる」(ゼカリヤ13章7節)とある。
主イエスは飼い主のいない羊を深く憐れまれた(マルコ6章34節see)。
第一ペトロ2章25節「あなたがたは羊のようにさまよっていましたが、今は、魂の牧者であり、監督者である方のところへ戻って来たのです」が示される。