哀歌2章
「いろは歌」。エルサレムが崩壊していく有様を嘆き悲しむ
1~10節 エルサレムは廃墟と化した
1節「なにゆえ、主は憤りおとめシオンを卑しめられるのか。イスラエルの輝きを天から地になげうち、主の足台と呼ばれたところを怒りの日に、見放された」。口語訳「ああ、主は怒りを起し、黒雲をもってシオンの娘をおおわれた。主はイスラエルの栄光を天から地に投げ落し…」。口語訳が判りやすい。イスラエルは主の怒りによって投げ捨てられ、エルサレムは輝きを失ったのである。
エルサレムの祭儀は消え失せ(6節)、祭壇も聖所もなく(7節)、城壁と城郭は敵の手に渡され(7~8節)、王も君候も預言者、長老も主から見放されている(9~10節)。
11~14節 町の広場には飢えと悲しみの民
12節「幼子は母に言うパンはどこ、ぶどう酒はどこ、と。都の広場で傷つき、衰えて母のふところに抱かれ、息絶えてゆく」。幼子も乳飲み子も餓死し、広場には乳飲み子を抱いた女たちが横たわっている悲惨な状態。偽りの預言者は民を迷わすだけ。
15~16節 道行く敵は嘲笑する
16節「敵は皆、あなたに向かって大口を開け、歯をむき、口笛を吹き、そして言う『滅ぼし尽くしたぞ。ああ、これこそ待ちに待った日だ…』」。手をたたき、口笛を吹き、囃してる。
17~19節 涙を流し、御前に心を注ぎだせ
18節「主に向かって心から叫べ。昼も夜も、川のように涙を流せ。休むことなくその瞳から涙を流せ」。計画したことを実現なさる主に(17節)、心から叫び(18節)、御前に「水のようにあなたの心を注ぎ出せ」(19節)という。以下に悲嘆の深いことか。
20~22節 主への哀願
20節「主よ、目を留めてよく見てください。これほど懲らしめられた者がありましょうか…」。口語訳「主よ、みそなわして、顧みてください…」。1章でも繰り返されていた。
心を注ぎ出して哀願する。それはヤコブの格闘のようである(創世記32章25節)。
「いろは歌」。エルサレムが崩壊していく有様を嘆き悲しむ
1~10節 エルサレムは廃墟と化した
1節「なにゆえ、主は憤りおとめシオンを卑しめられるのか。イスラエルの輝きを天から地になげうち、主の足台と呼ばれたところを怒りの日に、見放された」。口語訳「ああ、主は怒りを起し、黒雲をもってシオンの娘をおおわれた。主はイスラエルの栄光を天から地に投げ落し…」。口語訳が判りやすい。イスラエルは主の怒りによって投げ捨てられ、エルサレムは輝きを失ったのである。
エルサレムの祭儀は消え失せ(6節)、祭壇も聖所もなく(7節)、城壁と城郭は敵の手に渡され(7~8節)、王も君候も預言者、長老も主から見放されている(9~10節)。
11~14節 町の広場には飢えと悲しみの民
12節「幼子は母に言うパンはどこ、ぶどう酒はどこ、と。都の広場で傷つき、衰えて母のふところに抱かれ、息絶えてゆく」。幼子も乳飲み子も餓死し、広場には乳飲み子を抱いた女たちが横たわっている悲惨な状態。偽りの預言者は民を迷わすだけ。
15~16節 道行く敵は嘲笑する
16節「敵は皆、あなたに向かって大口を開け、歯をむき、口笛を吹き、そして言う『滅ぼし尽くしたぞ。ああ、これこそ待ちに待った日だ…』」。手をたたき、口笛を吹き、囃してる。
17~19節 涙を流し、御前に心を注ぎだせ
18節「主に向かって心から叫べ。昼も夜も、川のように涙を流せ。休むことなくその瞳から涙を流せ」。計画したことを実現なさる主に(17節)、心から叫び(18節)、御前に「水のようにあなたの心を注ぎ出せ」(19節)という。以下に悲嘆の深いことか。
20~22節 主への哀願
20節「主よ、目を留めてよく見てください。これほど懲らしめられた者がありましょうか…」。口語訳「主よ、みそなわして、顧みてください…」。1章でも繰り返されていた。
心を注ぎ出して哀願する。それはヤコブの格闘のようである(創世記32章25節)。