2019年 10月
10/12放送の 横溝正史ドラマ 八つ墓村を 見ました
このドラマの感想を少しだけ
毎回のように見てしまうのが この横溝正史作品
昔お気に入りで 小説も読んだものです
特にこの 八つ墓村は 最初に小説で読みました
ですから 自分の中では すでにこの 八つ墓村ワールドが出来上がっていて
映画化 および ドラマ化 されるたびに気になって毎回見てしまうのですが
このドラマに関しては どれに関しても 全く原作に不忠実であり 全く別の作品になってしまっている所が 甚だ残念 というかがっかりしたものです。
その極めつけは 77年映画化されたもの
野村芳太郎監督 で 萩原健一 小川真由美 さんが出ていたものになります。
その時の金田一耕助は 今は亡き 渥美清さんでした
後に よく溝正史自らも言っているように この渥美清さんは 金田一耕助のイメージに
ピッタリだとこの私も思ったものですが
あまりに原作と違っている内容に強い失望を覚えたものです・・・。
この私 映画館まで行って見たのですが
なんでこんなオカルト映画になり下がったのか 甚だ憤懣したものです。
その後のドラマ化でも テレビ局側の都合でしょうか どれに関しても
原作のポリシーが全く見られずひどいものでしたね
特に 古谷一行さんが金田一で 荻島信二 夏木マリさんが出ていたものはひどかったな・・・
2004年にやった 稲垣吾郎金田一版は 割と原作に忠実でありましたが
肝心のもう一人のヒロインである 典子 が出ていません・・・。
やはりこれも 期待外れと言う事になりました。
このドラマ 皆さんの印象というか認識では
祟りじゃ~ の言葉とともに 怪奇連続殺人ドラマ と言う事になっているようです
しかし 原作を読んだ感じでは れっきとした推理小説であり
祟りは迷信で しっかりとした殺人の動機がありますね
その動機がはっきりしないものだからおかしくなります・・・
原作の この物語は 辰也(主人公)の一人称で書かれており主人公が見たり聞いたりしたことだけが書かれています。
なので 金田一耕助は 少しだけ登場するだけとなっていますね
それをドラマでは 金田一耕助を主人公にするものだからおかしくなります
この作品は 怪奇冒険ロマン恋愛探偵小説 というわくわくするような小説なんですね
確かに ポアロの ABC殺人事件のような カモフラージュの連続殺人がおこり
祟りの迷信の元になった 30人殺しの 津山事件 というのも存在しますが
ちゃんとした動機のある探偵小説なんですね
今回のドラマでは そこのところがしっかり書かれていて
今までで一番 原作に忠実な作品となっています
良かったと思います。
もどって
この作品は
金田一耕助が 吉岡秀隆さんとなっており
NHK のこのシリーズでは 前作の悪魔が来りて笛を吹く に次いでの
吉岡金田一作品 となっております。
しかしこのお話しの主役は 何度も言う様ですが
この右側の 辰也こと 村上虹郎 さんとなっています
原作では この人の見た物 聞いたことを通して お話が進んで行きます
しかしこれはドラマですから そういったつくりにはなっていません。
このドラマの疑問点は 時間の制約があるということもあるのでしょうが
原作をほぼ忠実に再現してはいるのですが
この主人公が違います・・・
原作の辰也は もっと純朴であり 真犯人の美也子とはそういった関係になどなりません
好いてはいますが そういった関係ではないということですね
どうして 映画や ドラマでは 辰也と美也子を結び付けたがるのか理解できません・・・
このドラマでは 典子が出てきているのだから
原作に忠実ならば そちらの恋愛をもっと前面に出したほうが好感が持てます
すべては 77年の映画が悪いんだと思います この私はそうおもいます。
そこからすべてこういったつくりになったような気がします
この中に 森美也子役の 真木よう子 さんがいますが
この人 こういった役が合うのかも・・・
ぞっとするような豹変ぶりが 凄かったです
典子役の 佐藤玲さん なかなか良かったです
もうちょっとだけ可愛ければぴったりでしたね
私が感心したのは
多治見要蔵 久弥 役をやった 音尾琢真さんですね
このお馴染みの姿で 32人を惨殺するのですが
良い感じを出していました 音尾琢真 ここにあり! ですね
映画版の 山崎努さんに引けを取らないほどの熱演でした。
吉岡秀隆さんの 金田一耕助も これで良いと思います
あまり目立たない方がイメージです
この吉岡さん ずいぶん泣きが入った顔をされ 人間的でいいですね好感が持てますね。
ドラマの詳しい内容についてはこちらを
このドラマの感想についてはこちらを
参考にさせていただきました
10/12放送の 横溝正史ドラマ 八つ墓村を 見ました
このドラマの感想を少しだけ
毎回のように見てしまうのが この横溝正史作品
昔お気に入りで 小説も読んだものです
特にこの 八つ墓村は 最初に小説で読みました
ですから 自分の中では すでにこの 八つ墓村ワールドが出来上がっていて
映画化 および ドラマ化 されるたびに気になって毎回見てしまうのですが
このドラマに関しては どれに関しても 全く原作に不忠実であり 全く別の作品になってしまっている所が 甚だ残念 というかがっかりしたものです。
その極めつけは 77年映画化されたもの
野村芳太郎監督 で 萩原健一 小川真由美 さんが出ていたものになります。
その時の金田一耕助は 今は亡き 渥美清さんでした
後に よく溝正史自らも言っているように この渥美清さんは 金田一耕助のイメージに
ピッタリだとこの私も思ったものですが
あまりに原作と違っている内容に強い失望を覚えたものです・・・。
この私 映画館まで行って見たのですが
なんでこんなオカルト映画になり下がったのか 甚だ憤懣したものです。
その後のドラマ化でも テレビ局側の都合でしょうか どれに関しても
原作のポリシーが全く見られずひどいものでしたね
特に 古谷一行さんが金田一で 荻島信二 夏木マリさんが出ていたものはひどかったな・・・
2004年にやった 稲垣吾郎金田一版は 割と原作に忠実でありましたが
肝心のもう一人のヒロインである 典子 が出ていません・・・。
やはりこれも 期待外れと言う事になりました。
このドラマ 皆さんの印象というか認識では
祟りじゃ~ の言葉とともに 怪奇連続殺人ドラマ と言う事になっているようです
しかし 原作を読んだ感じでは れっきとした推理小説であり
祟りは迷信で しっかりとした殺人の動機がありますね
その動機がはっきりしないものだからおかしくなります・・・
原作の この物語は 辰也(主人公)の一人称で書かれており主人公が見たり聞いたりしたことだけが書かれています。
なので 金田一耕助は 少しだけ登場するだけとなっていますね
それをドラマでは 金田一耕助を主人公にするものだからおかしくなります
この作品は 怪奇冒険ロマン恋愛探偵小説 というわくわくするような小説なんですね
確かに ポアロの ABC殺人事件のような カモフラージュの連続殺人がおこり
祟りの迷信の元になった 30人殺しの 津山事件 というのも存在しますが
ちゃんとした動機のある探偵小説なんですね
今回のドラマでは そこのところがしっかり書かれていて
今までで一番 原作に忠実な作品となっています
良かったと思います。
もどって
この作品は
金田一耕助が 吉岡秀隆さんとなっており
NHK のこのシリーズでは 前作の悪魔が来りて笛を吹く に次いでの
吉岡金田一作品 となっております。
しかしこのお話しの主役は 何度も言う様ですが
この右側の 辰也こと 村上虹郎 さんとなっています
原作では この人の見た物 聞いたことを通して お話が進んで行きます
しかしこれはドラマですから そういったつくりにはなっていません。
このドラマの疑問点は 時間の制約があるということもあるのでしょうが
原作をほぼ忠実に再現してはいるのですが
この主人公が違います・・・
原作の辰也は もっと純朴であり 真犯人の美也子とはそういった関係になどなりません
好いてはいますが そういった関係ではないということですね
どうして 映画や ドラマでは 辰也と美也子を結び付けたがるのか理解できません・・・
このドラマでは 典子が出てきているのだから
原作に忠実ならば そちらの恋愛をもっと前面に出したほうが好感が持てます
すべては 77年の映画が悪いんだと思います この私はそうおもいます。
そこからすべてこういったつくりになったような気がします
この中に 森美也子役の 真木よう子 さんがいますが
この人 こういった役が合うのかも・・・
ぞっとするような豹変ぶりが 凄かったです
典子役の 佐藤玲さん なかなか良かったです
もうちょっとだけ可愛ければぴったりでしたね
私が感心したのは
多治見要蔵 久弥 役をやった 音尾琢真さんですね
このお馴染みの姿で 32人を惨殺するのですが
良い感じを出していました 音尾琢真 ここにあり! ですね
映画版の 山崎努さんに引けを取らないほどの熱演でした。
吉岡秀隆さんの 金田一耕助も これで良いと思います
あまり目立たない方がイメージです
この吉岡さん ずいぶん泣きが入った顔をされ 人間的でいいですね好感が持てますね。
ドラマの詳しい内容についてはこちらを
このドラマの感想についてはこちらを
参考にさせていただきました