先日 羽生善治さんが 将棋のタイトル戦の永世称号の7冠を達成したという
記事が 新聞の紙面や テレビで取り上げられました
今将棋界は空前のブームで 中学生棋士の 藤井聡汰四段の活躍によるところも大きいのであるが
おっさんにとってのヒーローは やはり この羽生善治を置いて他にはない
オッサンガ将棋を始めた頃は この羽生善治はまだ生まれていない
大山 升田の時代である
この羽生も 一時期将棋界に注目を与えた一人であった
NHK の朝ドラのヒロインもやったことのある 女優の 畠田理恵さんと結婚したのもかれであり
今は 二人の女の子の父親でもある
その頃 同時期に7大タイトル戦全てのタイトルホルダーになったのも 彼が最初である
というか 将棋界では 彼以外にいない
大山 升田の時代は まだタイトル戦の数が少なかった 最初の頃は 名人 王将 十段 の3つであった
し 後に これに 棋聖戦 と 王位戦が加わり 5つになったのであるが
棋士の数も少なかったようで在る
また棋士のレベルも今より高くはなかったような気もする…
こんな事を言うと 当時の方から突き上げをくいそうであるが
まだ 将棋というものが 発展途上の感があった気がする
当然今よりも対局料も安かったようで在るし
棋士の社会的地位も まだ今より低かったような気がする・・・
今タイトル数は 7つであるが 前述の棋戦に 棋王と王座が加わり
十段戦が 竜王戦に名前を変え システムも変わった 最大の賞金総額を持つ棋戦になった
今 将棋界では
棋戦のランク分けとして
1 竜王戦 連続5期 か 通算7期
2 名人戦 通算5期
3 叡王戦 これは今年からできた新しい棋戦 ドワンゴがスポンサー まだ永世規定はない
4 王位戦 連続5期 か 通算10期
5 王座戦 連続5期 か 通算10期
6 棋王戦 連続5期
7 王将戦 通算10期
8 棋聖戦 通算5期
このようになっているようである 右のは永世資格を獲得する条件
そのランク分けの根拠は その賞金総額かと思う のであるが それは非公開になっている
その他にもタイトル戦以外の公式棋戦があるが
羽生はそちらの方の優勝回数も凄い
今タイトル戦獲得回数は 99 である 100の目前であるのだが どうなるか
2位が 大山15世名人の 80 3位が 中原16世名人の 64 である
その後がグッと下がってしまい 谷川17世名人の 27 であるから
この記録は異常である
あの 渡辺明でさえ まだ 19 であるからして その凄さもわかる
羽生より 先に十八世名人になった森内俊之 は 12 しかとっていないのである
ここで 歴代名人を見ると
13世名人 関根金次郎 この人が坂田三吉の目標にしていたお人で 一世名人を返上した
ここから 実力名人制の時代になった
14世名人 木村義男 升田幸三は打倒木村を目指し将棋を指した 升田のライバルはこの木村であった
15世名人 大山康晴 ご存知不世出の大名人 升田幸三の弟弟子 無敵の時代を築いた
打倒大山を目指し 数々の棋士が挑戦するも敵わず ヒフミンこと加藤一二三もそのうちの一人
羽生の師匠の 二上達也も辛酸をなめている一人である
16世名人 中原誠 大山を完膚なきまでに叩いて 全てのタイトルを奪った不世出の名人
中原自然流と呼ばれ 中原の攻めは途切れることがない 同時期のライバルには
米長邦夫 加藤一二三 内藤国男などがいる しかし 大山同様 無敵の時代が続いた
しかし 40を過ぎてから急激に 棋力が衰えてしまう・・・
17世名人 谷川浩二 加藤一二三と同じく 中学生でプロデビュー
中原以降の棋界を引っ張った人 羽生善治の少し先輩になる タイトル戦での 羽生との戦いが
一番多いのもこの人だ 詰将棋の名手でもあり 光速流と呼ばれる鋭い寄せは見事
しかし 羽生がいるためか その輝きは長くない
18世名人 森内俊之 ご存知 羽生善治の 小学生以来のライバル 私生活では親友でもある
羽生善治が 一番苦手にした対戦相手である 鉄板流と呼ばれる 硬い受けが定評である
タイトル獲得数は少ないが 名人戦では 羽生の挑戦を何度も跳ね返し 羽生より先に永世資格
をとる ここが 面白いところである
19世名人 羽生善治 森内から名人位をようやく奪い 通算5期で 永世名人の資格をとった
本来 大山⇒中原 と続く 大名人の称号は この羽生善治がとるべきものではあるが
その間に 谷川 森内 と 永世名人が出た
それは 羽生の対局者に対する姿勢が原因のひとつである それは どんな相手であっても逃げず
常に相手の特異な戦法で勝負するという姿勢である これは 中々出来ないことである
大山などは論外 彼の場合は 逆で 相手を自分の得意な戦法へ引きずり込んだ
力があるうえに そんな駆引きをされては敵わない 彼が無敵を誇った要因がそこにある
中原の場合は 自分の世界があったようだ 雑念が入ってこない人だったような感じがする
だから 大山と戦ったときも 大山の技が掛からなかったような気がする
大山も中原が苦手だったようです
そこで羽生ですが 彼には求道者の趣がある様です 勝負よりも 最高の棋譜を作り上げるという
それには 相手も最高の手を指してくれなくてはいけませんから猶更の事
相手も得意な戦法で 真っ向から勝負するのが羽生流です
感想戦をする場合も こんな手があったというのを 隠さないで明かすのが羽生流のようです
ここに 彼の強さの秘密があるようです
好きですね おっさんは
まあ 羽生善治 についての くわしいことはそちらを見ていただきたい
さて 次の永世名人は・・・という事になるのですが
本来は 渡辺明 が有力であったのですが
まだ彼は 一度も名人戦の挑戦者になっていません・・・そこが問題です
彼も大山名人みたいな雰囲気があると おっさんは思っているのですが
そこがどうもね・・・いまいち好きになれないんですよね・・・
今は佐藤天彦が 名人のタイトルを2期獲得していますが 今年は豊島将之が挑戦者になりそうなので
これも 面白い戦いになりそうです 豊島はかなり強いですよ
おっさんは豊島押しですが いかがでしょうかね
案外 藤井聡汰の登場を待つのかもしれませんね
そのあたりが 今後の将棋界の 楽しみですね
以上 簡単に 羽生善治を振り返りましたが
羽生善治は おっさんの時代ではなかったので 詳しい事はあまり知らないのですが
おっさんがいい年になって スカパーの 囲碁将棋チャンネル というのを見出してからの
印象です 将棋の NHK杯 も なかなか面白いですよ
それでは また
記事が 新聞の紙面や テレビで取り上げられました
今将棋界は空前のブームで 中学生棋士の 藤井聡汰四段の活躍によるところも大きいのであるが
おっさんにとってのヒーローは やはり この羽生善治を置いて他にはない
オッサンガ将棋を始めた頃は この羽生善治はまだ生まれていない
大山 升田の時代である
この羽生も 一時期将棋界に注目を与えた一人であった
NHK の朝ドラのヒロインもやったことのある 女優の 畠田理恵さんと結婚したのもかれであり
今は 二人の女の子の父親でもある
その頃 同時期に7大タイトル戦全てのタイトルホルダーになったのも 彼が最初である
というか 将棋界では 彼以外にいない
大山 升田の時代は まだタイトル戦の数が少なかった 最初の頃は 名人 王将 十段 の3つであった
し 後に これに 棋聖戦 と 王位戦が加わり 5つになったのであるが
棋士の数も少なかったようで在る
また棋士のレベルも今より高くはなかったような気もする…
こんな事を言うと 当時の方から突き上げをくいそうであるが
まだ 将棋というものが 発展途上の感があった気がする
当然今よりも対局料も安かったようで在るし
棋士の社会的地位も まだ今より低かったような気がする・・・
今タイトル数は 7つであるが 前述の棋戦に 棋王と王座が加わり
十段戦が 竜王戦に名前を変え システムも変わった 最大の賞金総額を持つ棋戦になった
今 将棋界では
棋戦のランク分けとして
1 竜王戦 連続5期 か 通算7期
2 名人戦 通算5期
3 叡王戦 これは今年からできた新しい棋戦 ドワンゴがスポンサー まだ永世規定はない
4 王位戦 連続5期 か 通算10期
5 王座戦 連続5期 か 通算10期
6 棋王戦 連続5期
7 王将戦 通算10期
8 棋聖戦 通算5期
このようになっているようである 右のは永世資格を獲得する条件
そのランク分けの根拠は その賞金総額かと思う のであるが それは非公開になっている
その他にもタイトル戦以外の公式棋戦があるが
羽生はそちらの方の優勝回数も凄い
今タイトル戦獲得回数は 99 である 100の目前であるのだが どうなるか
2位が 大山15世名人の 80 3位が 中原16世名人の 64 である
その後がグッと下がってしまい 谷川17世名人の 27 であるから
この記録は異常である
あの 渡辺明でさえ まだ 19 であるからして その凄さもわかる
羽生より 先に十八世名人になった森内俊之 は 12 しかとっていないのである
ここで 歴代名人を見ると
13世名人 関根金次郎 この人が坂田三吉の目標にしていたお人で 一世名人を返上した
ここから 実力名人制の時代になった
14世名人 木村義男 升田幸三は打倒木村を目指し将棋を指した 升田のライバルはこの木村であった
15世名人 大山康晴 ご存知不世出の大名人 升田幸三の弟弟子 無敵の時代を築いた
打倒大山を目指し 数々の棋士が挑戦するも敵わず ヒフミンこと加藤一二三もそのうちの一人
羽生の師匠の 二上達也も辛酸をなめている一人である
16世名人 中原誠 大山を完膚なきまでに叩いて 全てのタイトルを奪った不世出の名人
中原自然流と呼ばれ 中原の攻めは途切れることがない 同時期のライバルには
米長邦夫 加藤一二三 内藤国男などがいる しかし 大山同様 無敵の時代が続いた
しかし 40を過ぎてから急激に 棋力が衰えてしまう・・・
17世名人 谷川浩二 加藤一二三と同じく 中学生でプロデビュー
中原以降の棋界を引っ張った人 羽生善治の少し先輩になる タイトル戦での 羽生との戦いが
一番多いのもこの人だ 詰将棋の名手でもあり 光速流と呼ばれる鋭い寄せは見事
しかし 羽生がいるためか その輝きは長くない
18世名人 森内俊之 ご存知 羽生善治の 小学生以来のライバル 私生活では親友でもある
羽生善治が 一番苦手にした対戦相手である 鉄板流と呼ばれる 硬い受けが定評である
タイトル獲得数は少ないが 名人戦では 羽生の挑戦を何度も跳ね返し 羽生より先に永世資格
をとる ここが 面白いところである
19世名人 羽生善治 森内から名人位をようやく奪い 通算5期で 永世名人の資格をとった
本来 大山⇒中原 と続く 大名人の称号は この羽生善治がとるべきものではあるが
その間に 谷川 森内 と 永世名人が出た
それは 羽生の対局者に対する姿勢が原因のひとつである それは どんな相手であっても逃げず
常に相手の特異な戦法で勝負するという姿勢である これは 中々出来ないことである
大山などは論外 彼の場合は 逆で 相手を自分の得意な戦法へ引きずり込んだ
力があるうえに そんな駆引きをされては敵わない 彼が無敵を誇った要因がそこにある
中原の場合は 自分の世界があったようだ 雑念が入ってこない人だったような感じがする
だから 大山と戦ったときも 大山の技が掛からなかったような気がする
大山も中原が苦手だったようです
そこで羽生ですが 彼には求道者の趣がある様です 勝負よりも 最高の棋譜を作り上げるという
それには 相手も最高の手を指してくれなくてはいけませんから猶更の事
相手も得意な戦法で 真っ向から勝負するのが羽生流です
感想戦をする場合も こんな手があったというのを 隠さないで明かすのが羽生流のようです
ここに 彼の強さの秘密があるようです
好きですね おっさんは
まあ 羽生善治 についての くわしいことはそちらを見ていただきたい
さて 次の永世名人は・・・という事になるのですが
本来は 渡辺明 が有力であったのですが
まだ彼は 一度も名人戦の挑戦者になっていません・・・そこが問題です
彼も大山名人みたいな雰囲気があると おっさんは思っているのですが
そこがどうもね・・・いまいち好きになれないんですよね・・・
今は佐藤天彦が 名人のタイトルを2期獲得していますが 今年は豊島将之が挑戦者になりそうなので
これも 面白い戦いになりそうです 豊島はかなり強いですよ
おっさんは豊島押しですが いかがでしょうかね
案外 藤井聡汰の登場を待つのかもしれませんね
そのあたりが 今後の将棋界の 楽しみですね
以上 簡単に 羽生善治を振り返りましたが
羽生善治は おっさんの時代ではなかったので 詳しい事はあまり知らないのですが
おっさんがいい年になって スカパーの 囲碁将棋チャンネル というのを見出してからの
印象です 将棋の NHK杯 も なかなか面白いですよ
それでは また