高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

想いでの長井

2014-08-20 07:31:09 | まゆみのつぶやき室
ひと月に一度、ブログをやっと更新する時もあれば、書きたいことがあれば、数日で更新する時もある。

今はその後者である。

8月2日から始まった、長井の人形展。
17日の最終日、8500人ほどの入場者を数えて、無事終わった

今回の長井はホテルの一室を会場に、展示催事が専門では無い、観光振興課や飯山友の会と言う有志の方々等の手探りの作業だった。

設営の方も、工夫してスポットを取り付けてくれたり、仕切りのパネルの壁を布で覆ってくれたり、それはゼロからの大変な作業だった。

しかし、そのおかげで、会場は何とも言えない温もりがあり、人形も落ち着いて見えた。

17日は人形館のスタッフと3人で撤収に出かけた。
夕方まで時間があったので、長井の町を案内して頂いた。



樹齢1200年と言う桜の老木はずっと、隣にある小学校の子供たちを見守り、移り変わる世の中を見守り、今もって、春になると花を咲かせ命の大切さを教えているような、母なる木であった。



長井の町は昔最上川を通して商業が栄え、街の中には水路が流れ、その水の清いこと。

魚が悠々と泳いでいたり、水草に花が咲いていたり



これは、JR大人の休日くらぶで、吉永小百合さんが、写真を撮った「やませ蔵」

私たちも、小百合さん気分でポーズ



幾つもの蔵はギャラリーになっていて、散策した庭にはもみじや果樹の木々が沢山。

個人のお宅を解放して運営していると伺ったが、商業が栄えた古い町並みと脇を流れる清い水路は必見
である。


ランチに馬肉が有名と言う事で、昔からの人気、馬肉ラーメンを頂き、元気が出た所で、夕方からの作業に備えた。


一つ、二つと、会場が取り壊されながら、泣きながら私の手を握ってきたお客さんの事を思い出していた。

人形はもう私の物じゃない。
みんなのお母さんなのだ

そんな思いを胸に占めながら、陽気であたたかい長井の人達とのお別れをした。

私は、みんなの笑顔が嬉しく、またその笑顔に会いたいと思った。

市長さんはじめ、長井のお世話になった方々、見に来て下さった方々、本当にありがとうございました