超低歪探求no-53 apスタック式の検証

2010-12-14 12:38:00 | インポート
opa211、LME49720のデータシートに出てくる歪率データと測定アッセンブリー
をいまだに100%信用しきれていない私はあの定数を用いて今回実験しました
サンプルはどこにでも落ちている5534です、但しNJMではありません(SIG)
定数R1/100Ω:R2/1KΩ:R3/10Ωはap図の通り(TIのマニュアルでは市販の
計測器でもかまいませんと説明しているのでどこにでもOOている8903Bで
も-130可能)
①NE5534Aの通常式(以下NOM)3Vout/RL2KΩ
1KHz=0.00063% 10KHz=0.0007%(信号源歪ー140dB未満)
  (NOM測定信号源のDist-140dB未満)
   この時のNE5534AのFt-3dB=790KHz
②NE5534Aのスタック式(以下STC)3V/RL2KΩ
  1KHZ=0.00031%  10KHz=0.0003%
(NOMの1/2の少ない値、言い方を変えれば-200%
  これではデータとは言えない)
  この時のNE5534A  -3db=92KHz
(NE5534は18K~20KHz程度迄しかスタック不可)
②の2、 ②のR1=∞(100Ω除去)=VG1
 1KHZ=0.000012%   10KHz=0.00005%
以上の通りで市販の600Ωのインピーダンスの低歪OSCで駆動
した値です。apではR1無しでもDIST100X/VG1Xと説明していますが
VGはX1ですがDIST~GはNOM1KHzの1/53にもなっていて10KHzは
14xととてつもなくかけはなれていて測定値は増加したか減少したか
の参考値にしかならず定量的な性能表示になりませんopampメーカー
が嬉しいだけかもしれません
因みに②定数で0.001%程度の中歪率OSCでも下記の値がでますから
1/2位少ない値が出ていると念頭に置いていれば高価な機械がなくても
OKです。3V/1KHz=0.00035%:10V/1KHz=0.0003%(超低歪OSC同等)
apカタログデータではアナログOUTの歪率は-92dBです(0.0025%)ATS-1
.                                           . ③