推しは円盤買いで支援するもの。そう云った従来の発想は、転換が必要な様である。余りメジャーでは無いが一部地域で絶大なる人気を誇るアニメが有るのだが、続編を出すには物販の売上が今一つだった。そこでクラウドファンディングで資金を募った所あっさり予定額を超え、目出度く製作開始となった様である。100万円を超える寄付をした剛の者も居るそうなので、ヲタクの鑑として顕彰してあげて欲しい。そう云う直接投資が可能になった時代なので、仮に1000人にしか刺さらないアニメが有ったとしても、平均して10万円の喜捨が有れば1億円の予算が組める。初回限定版BD-BOXを購入する層であれば、出せない金額ではない。それを期待して爆死するクラファンはそれなりに出てくるであろうが、作り手と受け手が直結する利点は大きいと思う。存外一般受けもする様だったら、人気が出てから物販を手掛ければ宜しい。新時代のパトロン文化の勃興を、楽しみにしているのである。