どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2880

2020-11-25 18:06:12 | 時間の無駄
愚行権は人権の一つとして、当然に行使され得る。そんな理屈を捏ねないと煙草も吸えないヨノナカは狭っ苦しいのは確かだが、権利関係がやかましくなるのは悪い事だとは思わない。大概の愚行は周囲に迷惑を掛けるものであるから、それを気遣いとかマナーとかの主観的判断に委ねていれば泥沼に嵌る。相互の権利が衝突する争点を明白にして、そこから現実的な妥協点を引き出すのが望ましい。尤もそんな事いちいちやれる暇人は少ないので、愚行権の行使のみを宣言してもらって後は社会的距離を置くのが現実的であろう。また何を愚行と考えるかも人それぞれで、場合によっては恋愛もその一つに挙げられよう。婚姻関係の有無でその迷惑度合いが変わる最たるものである。愚行の落とし前はキッチリ付けてもらうとしても、その権利自体は認めるべきだと云うのが私の見解である。それを律する法や倫理との鬩ぎ合いで煩悶するのも与えられた権利の一つと愚考するのである。