気持ちは分かる。フィンランド在住男性がテスラにEVの修理を依頼した所、バッテリ交換が必要で250万円掛かると見積を出された事に憤慨し車をダイナマイトで爆破したそうな。確かにガソリン車ならそれなりのグレードが購入可能な金額である。だからって爆破しなくても良さそうだが、YoutubeでそこそこPVを稼いでいるらしいから、それを新車の購入費用に充てる心算なのだろう。この事情は日本でも水面下で進行しているかも知れない。初代日産リーフは50万円以下で結構な数の中古車が流通している。走れなくはないがバッテリがへたっており、交換には80万円プラス工賃が必要となる。本体よりバッテリが高いってどういう事よと思うが、EVのパーツコストは概ねそんなもんだろう。いずれ国内でもあちこちで爆破が起きるのかも知れない。グリーンエネは道半ばであり、火力発電に頼る限りEVはエコでは無い。環境が整わなくてはどんな素晴らしい技術も宝の持ち腐れなのである。