いよいよユキの見合い。
車の中をブルーシートで覆い、餌をいっぱい積み込んで、
片道2時間の旅へ、準備万端、いざ出発!
あっ、いかん、山羊のユキも乗せなきゃ!
嫌がるユキを餌で釣り、ロープでつないで、さて出発。
ユキもこんな長旅は初めて我が家に来たとき以来のこと。
出発まではあんなに鳴いてたのに、
鳴くことさえ止めて、立ったり座ったり、少しも落ちつかない。
でもまあしばらく我慢してもらおう。
ユキのためにはるばる出かけていくのだから。
後ろの車の人が、こちらを見てなにやら叫んでいる。
しかしどうやら「きゃ~。ぐうたら百姓様!」といっているのではなさそうだ。
きっと「あっ、山羊!!」といってるのだろう。
すっかり有名人のお抱え運転手になった気分だ。
山羊はただいるだけで注目を浴びる。
客に何もこびることもなく、
歌のひとつも歌うわけでもなく、
芸のひとつも出来るわけでもなく、
サインひとつも客にしてやるわけでもなく。
ただ食べるだけなのに・・・。
いてもいなくても何の注目も浴びないぐうたら百姓としは、
はなはだ複雑な気分だ。
車を替えてから初めの高速。
有名人(?)を乗せてることもあり、とても緊張した。
ゆっくりゆっくり100キロをこえないようにして注意して走ると、
他の車にびゅんびゅん追い越されていく。
いったい何キロ出してんねん!
おのれ、今に見てろ!!
なんて思うこともなくひたすら慎重に走った。
もしここでへたに事故なんかおこして、
山羊が車から飛び出して、「こらまてぇ~!」と
高速道路を逃げる山羊をおいかけるなんて、
格好のニュースのねたになってはかなわない。
というわけでいつもがら空きの中国自動車道をゆっくり走り、
それでもあまりゆっくり走るとなんか高速料を損したた気分になるので、
時々は申し訳程度にスピードを出して、自己満足をしながら、
中国自動車道から播但自動車道へと進む。
高い料金をしぶしぶ払って、
ここでも「わっ、山羊!」と料金所の人をびっくりさせて。
播但自動車道は片道1車線の欠陥自動車道で
カーブになるとまるで対向車が飛び込んできそう。
そのうえ1車線なのであまりのろのろ走るわけにもいかない。
さいわいこの自動車道もがら空き。
これじゃ高速料が高くてもしょうがない。
きっとここの高速料の大半は空気料なのだろう。
ともあれなんとか目的地の生野にたどり着いた。
ここは昔、有名な生野銀山があったところ。
では、ゆっくり生野銀山見物を・・・なんて思うこともなく、
F原牧場を目指す。
行き過ぎたり、道を間違えて、山道に何度も迷い込んだりしながら、
やっとたどり着いた。
車の中をブルーシートで覆い、餌をいっぱい積み込んで、
片道2時間の旅へ、準備万端、いざ出発!
あっ、いかん、山羊のユキも乗せなきゃ!
嫌がるユキを餌で釣り、ロープでつないで、さて出発。
ユキもこんな長旅は初めて我が家に来たとき以来のこと。
出発まではあんなに鳴いてたのに、
鳴くことさえ止めて、立ったり座ったり、少しも落ちつかない。
でもまあしばらく我慢してもらおう。
ユキのためにはるばる出かけていくのだから。
後ろの車の人が、こちらを見てなにやら叫んでいる。
しかしどうやら「きゃ~。ぐうたら百姓様!」といっているのではなさそうだ。
きっと「あっ、山羊!!」といってるのだろう。
すっかり有名人のお抱え運転手になった気分だ。
山羊はただいるだけで注目を浴びる。
客に何もこびることもなく、
歌のひとつも歌うわけでもなく、
芸のひとつも出来るわけでもなく、
サインひとつも客にしてやるわけでもなく。
ただ食べるだけなのに・・・。
いてもいなくても何の注目も浴びないぐうたら百姓としは、
はなはだ複雑な気分だ。
車を替えてから初めの高速。
有名人(?)を乗せてることもあり、とても緊張した。
ゆっくりゆっくり100キロをこえないようにして注意して走ると、
他の車にびゅんびゅん追い越されていく。
いったい何キロ出してんねん!
おのれ、今に見てろ!!
なんて思うこともなくひたすら慎重に走った。
もしここでへたに事故なんかおこして、
山羊が車から飛び出して、「こらまてぇ~!」と
高速道路を逃げる山羊をおいかけるなんて、
格好のニュースのねたになってはかなわない。
というわけでいつもがら空きの中国自動車道をゆっくり走り、
それでもあまりゆっくり走るとなんか高速料を損したた気分になるので、
時々は申し訳程度にスピードを出して、自己満足をしながら、
中国自動車道から播但自動車道へと進む。
高い料金をしぶしぶ払って、
ここでも「わっ、山羊!」と料金所の人をびっくりさせて。
播但自動車道は片道1車線の欠陥自動車道で
カーブになるとまるで対向車が飛び込んできそう。
そのうえ1車線なのであまりのろのろ走るわけにもいかない。
さいわいこの自動車道もがら空き。
これじゃ高速料が高くてもしょうがない。
きっとここの高速料の大半は空気料なのだろう。
ともあれなんとか目的地の生野にたどり着いた。
ここは昔、有名な生野銀山があったところ。
では、ゆっくり生野銀山見物を・・・なんて思うこともなく、
F原牧場を目指す。
行き過ぎたり、道を間違えて、山道に何度も迷い込んだりしながら、
やっとたどり着いた。