来年の大河ドラマはまたまた戦国時代。
今度は明智光秀が主役とか。
いったい日本の歴史は戦国時代と幕末~明治維新、たまに源平、さらにたまぁ~に赤穂浪士・・・だけか?!
もううんざりだよ!
いったいどうして、戦国時代と同じような規模の騒乱があった太平記の時代を取り上げない?
大河ドラマそんなに真面目に見てないけど記憶に残ってる限り太平記が取り上げられたのは1度だけ。
大河ドラマだけじゃない。
日本文学全集などでもなぜか太平記がほとんど取り上げられてない。
日本の軍記文学の古典の代表というと平家物語と太平記。
その規模の大きさといい、内容の充実度といい、
平家物語と太平記は軍記文学の双璧ではないか?
ところが戦後どうして太平記を無視してきたか。
戦前戦意の高揚にさんざん利用されたということはあるだろうけど、
それとこれとは別。
平家物語の世界と同様に太平記の世界も評価すべきではないか?
日本国民の常識として戦国時代や源平の時代と同様に太平記の時代も知っておくべきではないのか?
日本史の授業で習う後醍醐天皇や足利尊氏だけでなく、
楠木正成や新田義貞や大塔宮・護良親王や赤松円心のことなど、どうして教えない?
楠木正成・・・って誰?まさなり?
楠木正成・・・って誰?まさなり?
その子の正行を・・・まさゆき?
青葉茂れる櫻井・・・戦前は誰でも知っていた楠木親子の別れの歌、
せめてその逸話くらいは知っておこうよ。
楠木正成は、くすのきまさしげ。
楠木正行は、くすのきまさつら。
実はね、今住んでるところは太平記ゆかりの土地。
隣の上郡町は赤松円心が支配してた土地。
家の近くに旧出雲街道が通っている、
ここを後醍醐天皇が通って隠岐に流されていった。
太平記の史観は後醍醐天皇や楠木正成の史観。
そのため足利尊氏や赤松円心の立場の史観が欠けている。
でも歴史の流れは足利尊氏や赤松円心史観で動いている。
そこで足利尊氏や赤松円心の立場での大河ドラマがあってもいい。
来年の大河ドラマはまたしても戦国時代、光秀が主役だとか。
またしても戦国時代?!
もう飽き飽きだよ。
そこで室町時代の足利義教と赤松満祐との.軋轢。
義教はくじ引きで選ばれて将軍になったという、その基盤はとっても弱かったものの、
次第にその基盤を強くして、恐怖将軍と畏れられる将軍になった。
この織田信長型の人間だった。
この義教と赤松満祐との.軋轢。
赤松氏は赤松円心の功績により当時の大大名だったけど義教に疎まれ領地を没収されるのではないかと言う危惧襲われ、とうとうとんでもない事件を引き起こした。
将軍を自邸に招いてそこで将軍を暗殺するという嘉吉の変を引き起こしたのだ。
その後赤松一族はこの町の城山城にこもり最後は一族全員自刃して赤松一族
は絶えたのだった。
この足利義教と赤松満祐の話は信長と光秀の話とだぶってくるように思える。
そこでありきたりの飽き飽きの戦国時代の話でなく室町時代の話を、赤松一族の盛衰の話を大河ドラマにしたらどうだろうか?