ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

草刈り

2021年05月12日 18時38分22秒 | 田舎暮らし
いつもいつも知らんふり、
いつもいつも見ないふり、
でもとうとう我慢も限度。
いかげんにせぇ~~~!
とばかり、思いっきり草刈りをした。
するとすっきりせいせい気分。
草刈りはもともと嫌いじゃない。
あちこちやたらと伸びた草をどばっと刈るのは、とっても壮快だ。

もしかしたら美容師さんも理髪屋さんもきっと同じ気分なのかもしれない。
ぼさぼさが髪の客の頭を丸刈りにしたらどんなにすっきりするだろう!
ところがそんな機会はめったにない。
何やかやと注文を付ける客に、内心「ぐじぐじ言うなら、丸刈りにするぞ!」なんて思いながらも、
そこはそれ、客は客、中途半端に髪を残す。
なんとも満たれぬ日々。
あぁ~丸刈りにしてその上頭を剃刀でそってしまったら、どんなにすっきりするだろう!
なんて思いながら毎日毎日を満たされぬ日々を過ごす美容師さんや理髪屋さん・・・

いえいえこんな話じゃない、草の話だった。
草を5分刈り?いえいえ7分刈り?いえいえすっかり虎刈りにする。
「どうだ、まいったか!ざまぁ~みろ!」
しかし、刈り取られた草の山を見ると、やっぱり思う、しんみり思う。
どうか悔い改めて、安らかに往生してください。
そして来世は、清く正しく美しく、生きてほしい・・・と、つくづく思う。

そう、刈りとられた草たちの使命は実はまだ終わっていない。
堆肥場に運ばれて、堆肥となり再びこの農園でよみがえるのだ。
清く正しく美しく、この農園で生き返るのだ。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする