ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

太宰治全集

2015年08月13日 07時52分50秒 | 本の中から
太宰治全集を読んでいる。
今5巻まですすんだ。

文学好き高校生や大学生、文学青年が読む本。
それだけの理由で今まで太宰を避けてきた。
もちろん日本文学全集に載ってる程度の代表作は読んだけど、
あまり深入りしたくなかったのだ。

ずっと主流を避けて生きてきた人間なので、
読書もまた主流は代表作程度にとどめて、
脇役的な作品ばかり好んで読んできた。
ところがふと今頃になって太宰を読む気になった。
このまま読まないで終わるのもなんだかなぁ・・・と思って。

そして図書館から借りて5巻まで進んだ。
太宰の文章はとても読みやすい。
読みやすい文章はよい文章だ。
ユーモアもある。
ユーモアのある文章はよい文章だ。
内容は?昔だったら熱中したのかもしれないなぁ・・・
でも今では小説に熱中する年齢でもない。
それになんかちょっとあわないかなぁ・・・と言う気もする。

ところで図書館の本、15年も前に発行された本だけど、不思議なことに読んでる人がとても少ない。
1巻から3巻までは数人。
4巻5巻は誰も読んでなかった。
最近の文学青年は太宰を読まなくなったのだろうか?
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火花

2015年08月13日 06時49分53秒 | 本の中から
「火花」を読んだ。
芥川賞の受賞作はあまり読む気にもなれないけど、たまにマスコミで騒がれると読んでみようかなという気になる。
直木賞は玄人の作品。
芥川賞は素人の作品。
内容よりも小説の面白さよりも、文章力だけでとれる賞~そんな気がしてあまり読む気にもなれなかった。
2年くらい前だったかなぁ・・・記者会見でのぶっきらぼうな対応で逆に評判になりマスコミからもてはやされた作家。
それに乗せられ読んでみようかなという気になり、図書館で文藝春秋で読んだけど、実に退屈だった。
眠気をこらえて何とか読み終えたけど、実に退屈だった、とっても眠かった。
今ではあの作者の名前も作品名も覚えていない。
でも今度それにもかかわらず、マスコミに乗せられ読んでみた。
作者は又吉直樹さんというお笑い芸人らしい。
又吉直樹という人知らなかった。
自分の中では漫才は古くはダイマル・ラケット、今では巨人・阪神で終わっている。
それで最近の漫才事情には全然詳しくない。

ところで読んでみるとこれがとても面白い!
漫才がテーマで入りやすいこともあったけど・・・
横山やすし風な漫才師とどこかクールなちょっと引いた現代風な漫才師。
この対比も面白かった。

ただもう一つなんかもやもやが残る。
(今回も図書館で文藝春秋で読んだけど自腹を切ってでも読みたい!という作品を書いてほしい)
自作に期待!
大いに期待!

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マリーゴールド

2015年08月12日 18時05分16秒 | 花便り


マリーゴールドが農園のあちこちに咲き出した。



たいして好きでもないのだけど、
去年たまたまもらった種を蒔いて、
育って、
花が咲いて、
種ができて、
その種をいっぱい直播したり、ペットボトルで育てたり、



その苗が今農園のあちこちにぽつりぽつりと咲き出した。



マリーゴールドは実はとっても役に立つ。
花の期間が長い。
畑に鋤くと線虫防止になる。
強い花なのでほったらかしでもかまわない。

まあこの農園向きだね。
これから晩秋までどんどん咲いてくれるよ。
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ヱビスビール

2015年08月12日 06時53分33秒 | 酒の話
久しぶりにヱビスビールを飲んだ。
やっぱりいいね。
いかにもビール!って感じ。
プレミアムも好きだけど、ヱビスもいい。

ときどき復刻版のアサヒやキリンがでるけど、
どれも美味いと思う。
そしてビールって進化してるの?
それとも退化してるの?
と不思議に思う。

ビール類の酒税が統一化されるらしい。
もちろん酒税の増収を見込んでのことだろうけど、
でもこれはいいことかもしれない。
するとビールの消費が増え第3のビールが減る。
第3のビールばかり飲んでると本当のビールの味がわからなくなるだろう。

それに税金は簡単な方がいい。
酒の種類ごとに税率が違うのはややこしくてしょうがない。
日本酒の需要が落ちメーカーはどこも苦労しているのに、
日本酒の税率がワインよりもはるかに高いことに納得できない。

そこですべての酒の税率を統一しよう!
どのように統一するか?
酒はもともと酔っぱらうためにある。
そこでアルコール度数を基準に税率を統一したらいい。

かって考えた酔っ払い度。
これは同じ金でどちらがより多く酔っぱらえるか、という尺度。
この尺度を使うと違った種類の酒でも比較できる。
これなど大いに参考になると思うのだが。

 酔っ払い度 =(容量)/(値段)*(アルコール度数)

たとえば次の4種で比較する。

 第3のビール  350Ml  6度  110円
 ビール     350Ml  6度  200円
 日本酒    1800Ml 16度 1800円
 焼酎     1800Ml 25度 1200円
 ウィスキー   700Ml 40度  900円

以上を比べるとこのままではどれが安いかわかりにくい
そこで酔っ払い度を計算すると一目瞭然。

 第3のビール 19.1
 ビール    10.5
 日本酒    16.0
 焼酎     37.5
 ウィスキー  31.1

値段についてはいろいろ異論はあるだろうけど、日頃飲んでる程度の酒、安酒・・・で比較した。
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お別れ~山羊たち

2015年08月10日 18時52分59秒 | 山羊の話

田舎暮らしの必須アイテム、
それは古民家、段々畑、そして山羊と鶏。
山羊と鶏がいなければ田舎じゃない!
そう思って暮らした田舎暮らし14年。
山羊との暮らしは12年。
その山羊たちの暮らしが間もなく終わる。

山羊を飼うのってとっても体力いる。
今、4頭の山羊と暮らしている。
4つ足動物の踏ん張る力ってすごいよ!!
柵の中だけで飼うにはいいのだけど
柵の外に出すとき・・・これは大変!
たちまち山羊との綱引きがはじまる。
山羊はものすごく頑固で必ず引っ張る反対側に行こうとする。
今はなんとかヤギに勝ってるけど、
1年後2年後にはどうなるかわからない。
そのうえものすごい食欲。
獰猛な、暴力的なまでの食欲。
いったいいつまでこの食欲をみたすことができるのだろうか?

それで今度の入院を機に山羊飼いをやめようかなぁ・・・と思った。
幸い近くで4頭全部引き受けてくれるという、奇特な、無謀な(?)、人が現れたので、
みな飼ってもらうことにした。

とうわけで山羊とのお別れ・・・
一番古い山羊で12年、一緒に暮らした。
皆思い出いっぱい!
その山羊たちとのお別れ。

この山羊たちの話、ホームページにいっぱい書いている。
もし気が向いたら、
とっても暇だったら、
この山羊たちの話、
見てくださいね

「山羊の話」
http://www2.odn.ne.jp/migita/yagi/yagi.htm
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暑い!

2015年08月09日 17時14分04秒 | 田舎暮らし
ここは古民家。
夏は涼しい。
クーラーなんていらない。
家の中を涼しい風が通り過ぎていく。

・・・のはずが、暑い!
やっぱり暑い!
家の中でもなんと31度。
いったい今年はどうなっているのだろう?

冬はものすごい寒さ。
室内でマイナス5度になったこともある。
それで涼しい夏だけが自慢だったのに・・・
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蜂蜜

2015年08月08日 19時16分12秒 | 蜂の話


蜜を盗まれた蜂たち、
なんとか気をとりなおしてまた住んでほしいなと期待していたのだけど・・・
とうとういなくなった。
空き箱を見るのはむなしい。

今まで蜂蜜を食材としてしかみてなかったけど、
蜜蜂を飼ってみると、その貴重さがよくわかる。
大切に大切に、
小さな小さな蜜蜂が、
一生懸命に集めた蜜。
大切に大切に

そして集めたのがこれ。
5リットルほどあるけどこのほかにももうちょっとあって、みんなで6リットルほどもあった。
(隣に泡盛の古酒、長老があるけど、気にしない気にしない!)
(その右隣には焼酎・黒薩州麦がちらりと見えるけど、これも気にしない!)
(後ろには酎ハイらしいものが見えるけど、これも気にしない!)
(左の隣にも何やら酒のパックらしきものが見えるけど、これも気にしない!)

小さな小さな蜜蜂に感謝です。
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カモヰの蜂とり

2015年08月08日 08時01分29秒 | 蜂の話


屋根裏に蜂が巣を作っている。
それも黄色スズメバチ。
やたらと出はいりしている。
まだ襲ってくる気はないけど、
秋になると危険だ。

そこでペットボトルの秘密兵器を作ったけど、
2匹しか入らなかった。
ジェット噴霧器は確かに効くけど、蜂が多いのできりがない。
そこでふと思ったのは「カモヰのハイトリ」
ハエを吊るした粘着テープでとるもの。
昔どこの家庭のもあったけど、
今ではほとんど目にすることもない。
でも需要はあるらしく、今でもホームセンターで売っている。
これを蜂出入り口に置いておくとべたべたくっつき、
たちまち蜂でいっぱいになる・・・はずだ。
そんな光景が目に浮かぶ。
ざまあみろ!

ところが・・・吊るしたら、一匹もひっかからない。
ちょっとここで休もうかな、という気もないらしい。
きっと蜂はものすごいプライドがあるのだろう。
ハエといっしょにすんな!
なめんなよ!!
とでも思っているのだろう。

そこでぜひカモヰの会社にお願いしたい。
「カモヰの蜂とり」を作ってほしい。
粘着液の中に蜜などを混ぜたら蜂も捕まるのではないだろうか?
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騒音

2015年08月06日 17時32分00秒 | 田舎暮らし
夕暮れ夕闇、里の夜。
ひんやり冷たい縁側に寝転んで、
ちびりちびりと、星を見ながら呑む。

里の夜は騒がしい。
鳥の鳴き声、蛙の鳴き声、虫の音。
寄せては返す蜩の波。

田舎暮らしを始めたころは、
その騒がしさに、なかなか眠れなかった。
近くで奇妙な口笛。
家の裏ではがさがさという大きな音と「う~」という獣の声。
口笛は鹿、
「う~」は猪。
都会の騒音のほうがどれほど静かに感じたことか。

でも今では田舎の騒音にすっかり慣れてしまった。
これからはますます蝉が騒がしく、虫が騒がしくなる。

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病院

2015年08月04日 18時36分11秒 | 田舎暮らし
久しぶりに病院に行った。
診療所でなく病院に。
1時間くらいは待つのを覚悟で行ったら・・・甘かった!
2時間10分待って3分程度の診察。
さらにばっちり、身長・体重、血液・尿検査、さらにはCT、レントゲン、心電図。
そのうえ肺活量みたいな・・・.それよりももうちょっと複雑な検査。
なんでこんなことまで検査するのだろう?
病院に行くと自分がまるで病人のような神妙な気になる。
まあ確かに病人ではあるけど・・・

CT検査初めて受けた。
あの最先端の機械の前では、すっかり水戸黄門の印籠を突き付けられたような気分になり、
思わず、ははぁ~!と土下座・・・まではしないけど神妙な気分になり、
まるでお役人様の前に出た小作人のよう。

それでなんでも、はい、はい、はい、と聞いてしまう。
肺活量検査でも、もっともっと息を吸って!
といわれると、なんで?と思いつつも苦しくなるまで息を吸い、
もっともっとはいて!
といわれると、なんで?と思いつつも苦しくなるまで息をはく。
きっと「ど~」といって、といわれたら
「はい、ど~~~」
「ど・れ・み・・・」
「はい、ど~れ~み~」

きっとこのまま消毒液をかけられて解剖用の検体置き場に誘導されても、
あるいは塩コショウを振りかけられて職員用食堂の奥の食材置き場に誘導されても、
なんで?と思いつつもすんなりついていくのだろうな・・・

なんて書くとものすごい病院のように思われるだろうけど、
それはこちらの空想の世界。
なんせ2時間10分!
空想する時間はたっぷりあった、ありすぎた。
それにとっても評判のいい病院なので人が多いのも、多すぎるのも仕方がないこと。

結局9時50分に病院について、ずっと拘留されてて、釈放されたのは午後2時ころだった。
それも無罪放免というわけではない。
まだ取り調べ中・・・というかどうやら逮捕されそうなのだ、1週間ほどだけど。

・・・こんなこと書くと、ははぁ~ん、さてはアル中だな?
と思われる向きもあるかもしないけどそれは違う!
肝機能は健全。
日ごろ鍛えているので人並み以上に健全なのだ。
そしてごくごく軽い罪で月末1週間ほど拘留されそうだ。
まあそこは気分転換、たまにはいいか!
ただ心配なのはその間、体の中をアルコール消毒できないこと。
禁断症状は?
それとも早めに近くの酒屋を探してた方がいいのかなぁ~?
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蜜蝋

2015年08月03日 19時09分18秒 | 蜂の話
やっときのう蜜蝋づくりが終わった。
蜂蜜は6リットル近く取れたのに、
蜜蝋は少ししか取れなかった。
もっと搾ったらもう少し問えたかもしれないけど、
だんだん疲れてだんだんいい加減になって、
いつものように、まぁいいか!で適当に終わった。
でもおかげでよくわかった、蜜蝋がとっても貴重なものだということが。

死んだ蜂や蜂の子がいっぱ混ざった蜂の巣を温めて溶かした、おどろどろしいものを、濾して固めた蜜蝋。
おびただしい命のかたまり。
少ししかできなかったけど、とっても貴重な蜜蝋。
蜜蝋石鹸とか、蜜蝋ハンドクリームとか、いろいろ利用価値はありそうだけど、
これを蝋燭にして火を点けて、
命の明かりをじっと見つめていたい。
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今日もまた

2015年08月03日 18時38分04秒 | 田舎暮らし
猛暑が続く。
もうしょうがない、
昼寝に限る!

昼は何にもする気がしなくて3時ころからぼちぼち動き出す。
こんな暮らしがずっと続いている。
そしてふと思う。
昼寝もしないで働いていたサラリーマンのころを。
よくやってたなぁ・・・
信じられないなぁ・・・
人並みの豊かさのために、心も体もすり減らす、
(どうしてとっても大切な自分の時間を人に切り売りしてたんだろうね?)
そんな暮らしと、
人並み以下でものんびりのほほんと暮らす、
どっちがいいのだろうね。
もちろんサラリーマンの暮らしが悪いなんてさらさらいう気はないよ。
人さまざま。
みんなそれぞれ自分の価値観で生きたらいい。

昼間は思いっきり体を動かし汗を流し、
日が暮れるころシャワーを浴びて、
カナ・カナ・カナ・カナ・・・・・・
寄せては返すヒグラシの鳴き声を聞きながら
冷えた酒をちびりちびりと・・・

これって最高の楽しみ、最高の喜び。
このためだけに生きてきたのかなぁ・・・
このためだけに生まれてきたのかな・・・
呑むことだけが人生だ・・・なんて。
呑むためだけの人生だ・・・なんて。

カナ・カナ・カナ・カナ・・・と鳴いている。
ちびりちびりと進んでいる。
今日もまた今日の暮らしで今日が終わる。
呑むためだけの1日が。
酔いの帳に暮れていく。
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永遠のゼロ

2015年08月01日 04時41分21秒 | テレビの中から
たまたまテレビで「永遠のゼロ」をやってたので見た。
原作を読んでいたので、原作の世界のほうがずっと広く深く感じたけど、
でも意外とよく描けていた。

ただ小説に出てくる朝日新聞の記者らしいひとの、
特攻は自爆テロと同じだ、洗脳されていただけだ、という意見が、
たんに合コンにの話題として描かれていたのには苦笑させられた。
そこは、業界のしがらみ、というわけだ。

小説だけを読んだ人、
あの映画やテレビだけを見た人、
きっとその印象はそれぞれまったく違うだろう・・・

時代に流されるのは簡単なことだ。
個人が時代に逆らっても所詮先は見えている。
でも「卑怯者」を通すのがどれほど勇気がいることか・・・
特攻で死んでいった人たち。
この無謀な計画のためにどれほど多くの人たちがむざむざ死んでいったか。
日本の本当の敵はアメリカではなく保身のことしか考えない、仲間内のことしか考えない軍事官僚ではなかったか。
ミッドウィエー、インパール。
もっとさかのぼったら日露戦争の203高地。
無能な司令官や参謀たちのためにどれほど多くの人が死んでいったか・・・

なんてことを考えてると、まったくやりきれなくなる。
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