今日のフランス・ドルドーニュ地方は
先週、昨年2軒隣に引っ越してきたナディーンに初めて家に呼ばれた。ナディーンの妹・ココ、そのボーイフレンドのアントワン、ナディーンの楽団仲間夫婦とお向かいのパトリス夫妻の計9人で、ドリンクと軽食を囲む。
フランスで家に呼ばれたとき、ワインを持っていくのは、「あんたの家にはろくなワインがないだろうから、自分で持っていくのだ」という意思表示になって失礼にあたるという話を聞いたので、ワインは避け、鉢植えの花を持っていくことにした。招かれたジャニック・マルティーヌ夫妻が持ってきたのは、手作りのジャムと家で取れたと思われる野菜か果物、パトリス・アニック夫妻の手土産は、やはり家庭菜園の野菜とロゼワインであった。なんだ、フランスでもワインを持っていってもいいんじゃないの。
アントワンのお兄さんがイギリスのバジルドンに住んでいるということで、ココとアントワンは英語ができる。が、もっぱら全体的な会話はフランス語。フランス語にどっぷりと浸かれば、きっとわかるようになるに違いないと期待したのだが、右から左へとフランス語が素通りしていくのには、驚いた。もっと集中しなくてはいかん。
ナディーンが家庭菜園を始めたというので、自慢の野菜を見せてくれた。キッチンの外のコンテナーでは、ハーブを育てていて、庭の一角、かつて芝が生えていたところには、現在トマト、かぼちゃ、ネギなどいろいろな野菜が少しずつ植えられている。これを見たパトリスが、翌日、彼の家庭菜園で取れたバタビアレタスとトマトを我が家に持ってきた(写真)。うーむ、野菜競争に巻き込まれたのでなければいいのだが。このレタスは、フランスでチーズコースと一緒に出てくるサラダでよく使われるレタスなので、郷に入っては郷に従えで、チーズとともに、ドレッシングを添えていただいた。
ナディーン家で出された食べものはなかなかおもしろかった。タラマ(フランスのタラマサラタは、毒々しいピンク色をしている)をのせたブリニ、プレッツェル、オリーブ、一口サイズに切った生野菜とマスタード・マヨネーズベースのディップで始まり、その後、ピザ、フラムクーヘン(アルザス地方の名物だそうな。初めて聞いたが、世界の料理辞典を見たら、ドイツのスナックと書いてあった。ドイツの食べ物が、アルザス名物とフランスで言われる例はよくある。フラクフルトソーセージなどもその一つだ。イギリスでも戦時中、敵国語のジャーマンシェパードが、アルザス犬に変わった)、ラズベリー風味のレバーなどが続いた。
わざわざ庭に備え付けのバーベキューを用意して、焼いたのは数本のソーセージだけというのは、不思議であった。炭をおこし、適温にするのには時間もかかれば、手間もかかる。それだけすれば、本格規模のバーベキューパーティーにするのが、イギリスの常識だが、ソーセージ数本を焼いて、一口サイズに切り、単なるおつまみにするだけというのは、なんとも変わっている。
余興で、ナディーンの息子・ヴァランタンがスパニッシュギターを弾いてくれた。
最後は、デザート。ココの手作りというアップルタルトに、イチゴ(たぶんリキュール漬け)とチョコレート。なかなか、興味深い経験であった。
先週、昨年2軒隣に引っ越してきたナディーンに初めて家に呼ばれた。ナディーンの妹・ココ、そのボーイフレンドのアントワン、ナディーンの楽団仲間夫婦とお向かいのパトリス夫妻の計9人で、ドリンクと軽食を囲む。
フランスで家に呼ばれたとき、ワインを持っていくのは、「あんたの家にはろくなワインがないだろうから、自分で持っていくのだ」という意思表示になって失礼にあたるという話を聞いたので、ワインは避け、鉢植えの花を持っていくことにした。招かれたジャニック・マルティーヌ夫妻が持ってきたのは、手作りのジャムと家で取れたと思われる野菜か果物、パトリス・アニック夫妻の手土産は、やはり家庭菜園の野菜とロゼワインであった。なんだ、フランスでもワインを持っていってもいいんじゃないの。
アントワンのお兄さんがイギリスのバジルドンに住んでいるということで、ココとアントワンは英語ができる。が、もっぱら全体的な会話はフランス語。フランス語にどっぷりと浸かれば、きっとわかるようになるに違いないと期待したのだが、右から左へとフランス語が素通りしていくのには、驚いた。もっと集中しなくてはいかん。
ナディーンが家庭菜園を始めたというので、自慢の野菜を見せてくれた。キッチンの外のコンテナーでは、ハーブを育てていて、庭の一角、かつて芝が生えていたところには、現在トマト、かぼちゃ、ネギなどいろいろな野菜が少しずつ植えられている。これを見たパトリスが、翌日、彼の家庭菜園で取れたバタビアレタスとトマトを我が家に持ってきた(写真)。うーむ、野菜競争に巻き込まれたのでなければいいのだが。このレタスは、フランスでチーズコースと一緒に出てくるサラダでよく使われるレタスなので、郷に入っては郷に従えで、チーズとともに、ドレッシングを添えていただいた。
ナディーン家で出された食べものはなかなかおもしろかった。タラマ(フランスのタラマサラタは、毒々しいピンク色をしている)をのせたブリニ、プレッツェル、オリーブ、一口サイズに切った生野菜とマスタード・マヨネーズベースのディップで始まり、その後、ピザ、フラムクーヘン(アルザス地方の名物だそうな。初めて聞いたが、世界の料理辞典を見たら、ドイツのスナックと書いてあった。ドイツの食べ物が、アルザス名物とフランスで言われる例はよくある。フラクフルトソーセージなどもその一つだ。イギリスでも戦時中、敵国語のジャーマンシェパードが、アルザス犬に変わった)、ラズベリー風味のレバーなどが続いた。
わざわざ庭に備え付けのバーベキューを用意して、焼いたのは数本のソーセージだけというのは、不思議であった。炭をおこし、適温にするのには時間もかかれば、手間もかかる。それだけすれば、本格規模のバーベキューパーティーにするのが、イギリスの常識だが、ソーセージ数本を焼いて、一口サイズに切り、単なるおつまみにするだけというのは、なんとも変わっている。
余興で、ナディーンの息子・ヴァランタンがスパニッシュギターを弾いてくれた。
最後は、デザート。ココの手作りというアップルタルトに、イチゴ(たぶんリキュール漬け)とチョコレート。なかなか、興味深い経験であった。