ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

カフェ・ド・サンマロ

2011-05-30 17:51:18 | 食べ物
今日のイギリスの天気はときどき

続いて、サンマロの話。





今回の渡英の目的はフランスに置いてある車のイギリス合法化と修理。途中サンマロで一泊した。8月の暑い日曜日の午後に到着して以来、サンマロのホテルに泊まるのは駐車の面で断念しているので、いつも泊まるのは、郊外のホテルだ。が、このホテルチェーンのレストランはだんだん質が悪化しているので、今回は夕食にサンマロまで出かけることにした。

5月の月曜日の晩とあって、さすがのサンマロもひっそりとしている。城壁の入り口のすぐ近くの駐車場に空きを見つけるのにも苦労しなかった。城壁内は、閉っているところもあるものの、レストランが軒を並べている。もちろん、売り物は魚介類。安いセットメニューのあるところもあり、レストランにはピンからキリまである。見て歩いた結果、結局入り口に一番近い、カフェ・ド・サンマロに入ることにした。





わたしは27ユーロのセットメニューから、前菜にシーフードの盛り合わせ、メインに帆立貝と野菜の串刺しバターソース添え、デザートにクレーム・ブリュレーを選んだ。料理はとてもおいしかったが、英語を話すウェートレスがやけにツンツンしていて、客を馬鹿にしている感じがした(最後にちょっと話をしたら、少し打ちとけたが)。サンマロはまるでパリの小型版のようだ。観光地化されてすぎている。

5月のフランス

2011-05-27 13:47:57 | フランスの生活
今日のイギリス南東部の天気はときどき

フランスは到着した日からイギリスに向けて出発した日まで、ずっと晴れて暑い日が続いた。5~6週間前から雨が降っていないということで、ご近所の人たちはみな水不足を心配していた。すでに、ホース使用禁止令が出ていて、ホースを使っての洗車やプールの使用が禁止されている。禁止令が遵守されているかどうか監視するヘリコプターも飛んでいた。お隣は、そんなことは気にしていないかのように、スプリンクラーで家庭菜園の水遣りをしている。と、思ったら、自家製の井戸から汲み上げた水を使っているのだそうだ。



写真は、ブラントームの教会のステンドグラス。フランス滞在中に日本から友人を迎え、サンテミリオンとブラントームにご案内した。





今どこにいるかと言うと…

2011-05-26 15:24:18 | 旅行
ご無沙汰しました。

今、イギリスにいます。5月4日(水)にスペインの家を出発し、北スペインのパンプローナの近く、タファリャに一泊した後、5日(木)にスペインの家に到着した。フランスに10日間滞在した後、5月16日(月)にフランスの家を出発し、サンマロで一泊して、イギリスのトレーラーハウスに翌火曜日に到着し、10日間が経とうとしている。

まずは、スペインはタファリャの話から。



スペインの家からフランスの家までの道のりの中間点に当たるのがサラゴサ。タファリャはそよりちょっとフランス寄りということで、地理的な理由だけで選んだ。典型的なスペインの町だと思う。夕方5時頃、広場に行ったら、ものすごい数の子供がいた。こんなに大勢の子供を一度に見たのは初めて。広場の周りのカフェでは、子連れのお母さんたちがコーヒーを飲みながら、おしゃべりをしていたりする。

ホテル・ベレッチャは3つ星ホテル。ダブルルーム一泊82ユーロ、駐車場代1日8ユーロ。駐車場は狭くて、出入り口は動きが取れないので、よっぽど運転に自信がある人以外にはお勧めできない。ホテルの部屋自体はエアコンも寒いくらいよく効いているし、バスルームのアメニティーも充実していて、清潔で文句なし。

ナバラ地方の公用語はカスティリア語だが、ホテルの名前でもわかるように、この辺りではバスク語も広く話されているようだ。



夕食はホテルのレストランで。ワイン付きで15ユーロの日替わり定食はお得であった。一泊82ユーロはちょっと高いと思ったが、夕食の安さで挽回。スペインでは当然のことだが、レストランは午後9時にならないと開かないのだった。スペインのイギリス人地域に長く住んでいるとつい忘れてしまう事実である。

わたしは、メインコースにチュラスコを注文した。チュラスコというと、南米帰りの日本の友人が料理してくれたブラジル名物を思い出すのだが、スペインでは豚肉をはじめ、グリルした肉一般を指すらしい。炭火の風味がして、さっぱりしておいしかった。付け合せは赤ピーマン。これがメインというと、ボリュームが少ないようだが、前菜がパエリャやスパゲティなど炭水化物中心の選択肢なので、十分。メインに必ずイモを付けてボリュームを出すイギリス料理とは違う。

エル・ウエルターノで食べ損なったウサギとアーティチョークのパエリャは、昼食に止まった高速道路沿いのレストランの日替わり定食で食べることができた。ウサギ肉は小骨が多い。危うく、歯の詰め物を失うところだった。ここの定食は12ユーロで、ワインがテーブルに1本付く。一人で食べても1本。しかも、水差しなどに入ってくるのではなくて、真新しいボトルがそっくり出てくる。たぶん、1本1ユーロくらいの安いワインだろうが、飲み残しはどうするのだろうかと、貧乏性のわたしは心配するのだった。

エル・ウエルターノ (El Huertano) 

2011-05-02 18:06:50 | 食べ物
今日のペドロランドの天気はのちのち






復活祭の休日中にトーレビエッハのレストランに行った。この日は聖木曜日で、カタロニアや当地バレンシア地方では正式な休日ではないらしいのだが、この日が地域の祭日となっていて、すでに休暇入りしているマドリード人でにぎわっていた。この辺りは、マドリード人が別荘としているアパートが多い。

通常は、メニュー・デル・ディア(日替わり定食)の3コース、ビール・ワイン付きで9ユーロらしいのだが、この日は祝日特別料金で、15ユーロ。その代わり、メニューの幅が広く、前菜・メインコースは、それぞれ8品目ほどの中から選択することができる。前菜といっても、パエリャ・カネロニ・スパゲティなどボリュームたっぷりのものが多い。フランスのドルドーニュ地方では、前菜の前にスープが必ず出てくるが、ここでは、サラダが出てきた。気候の違いだろうか。

わたしは、ウサギとアーティチョークのパエリャと、子豚の炭火焼を注文したのだが、出てきたのは、小魚とアーティチョークのパエリャと、子羊の炭火焼のようだった。ウェイターたちは、汗水垂らしながら、走り回っていて、店内はとても活気があり、いかにもスペインの料理店らしくていいのだが、出てくるものがメニューどおりでないのが玉に瑕。きっと、ウサギ肉は品切れになってしまって、小魚(イワシにしては小さすぎる)のパエリャになってしまったのだろう。おいしいので、品書きに偽りあっても許そう。

ウェイターは英語を話さないし、周りはスペイン語が飛び交っていて、スペインにいることを久々に実感したひと時だった。今度は普通の日にぜひまた来たい。

いよいよスペイン滞在も明日で終わり。あさっては、スペインからフランスに移動。車で12時間の道のりだが、夜暗い中、フランスの家に到着したくないので(屋外の水道栓を開いたりしないといけない)、途中一泊して木曜日到着の予定。スペインを去るときは、いつもさびしい気分になる。秋までさようなら、スペインの友人たち。新しいサッカーシーズンにまたお会いできるのを楽しみにしています。

この記事、下書きのままで、「公開」にしていないのに、今頃(5月26日)気がつきました。遅ればせながら、投稿します。