ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

イギリス滞在中

2011-01-14 09:56:10 | イギリスの生活
今日のイギリス南東部の天気は

先週の水曜日に義理の父が亡くなり、先週の金曜日からイギリスに来ている。イギリスは天気が悪くて、寒い。(というわけで、期間限定の冬仕様のテンプレート使用中)おまけに、物価は高いし、暖房費がやたらとかかる。冬はスペインで過ごすことにしているのは正解であることを実感しているところだ。

舅の家の整理などは一応一段落し、あとは葬儀が終わるのを待って、スペインに戻る。サッカーシーズンたけなわの現在、そうそう長くサポーターズクラブを不在にしているわけにはいかないのだ。冬の繁忙期のため、葬儀までに2週間はかかるだろうと思っていたが、現在葬式の予約がいっぱいで、なんと3週間待ちである。クリスマス休暇による滞りが後を引いているのだろう。インフルエンザで亡くなる人が増えているというニュースも耳にする。

そもそも、イギリスの葬式は、日本のようにさっさとは進まない。日本だと、亡くなった当日が通夜、その後、最初の適当な日に葬儀ということで、最長でも1週間はかからないだろう。が、イギリスの場合は、まず、正式には、死亡診断書が出て初めて葬儀ということになり(実は、これを待たずに葬式の予約を入れた。待っていたら、3週間待ちではすまなかったであろう)、この死亡診断書発行に1週間かかった。もととも、急いで葬式をするという習慣がないのだろう。いい点は、ゆっくり故人を偲べることかもしれない。亡くなった直後は、事務手続きに追われて、なかなか故人を振り返る時間がないが、3週間もあると、落ち着いた時点で、お別れをするということになる。葬式後、みんなで家やパブで食べ物をつまんだり、酒を飲んだりしながら、談笑したり、イギリスの葬式はなんと明るいのだろうと以前から思っていたが(もちろん、若い人が突然事故でなくなったりした場合はまったく別である)、それには、このへんの時間的な余裕が一因となっているのかもしれない。