ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

働く機械シリーズ(2)

2011-09-30 13:22:19 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気は

イギリス同様、フランスにも熱波が来ていて、今日も暖かなお天気。日向は暑いくらいだが、太陽はすでに低くなっていて、日差しは秋を感じさせる。

働く機械シリーズ(1)というのがあったはずなのだが、いつ頃だったか思い出せない。青と黄色のなかなかおしゃれな汲取り屋さんの車だったのだが、今回はカルロスのミニショベルである。

フランスの我が家では、家の一部となっている車庫をシャワートイレ付きの客用寝室に改装する工事が進行中(と言っても、まだ建材を買い揃えている段階で、工事自体は始まっていない)。この工事を思い立ったときに、お向かいのパトリスに、古い友人で建築業者のカルロスを紹介してもらった。

我が村では、最近やっと下水道本管が完備した。現在、どこの家も浄化槽を使用しているが、今後2年間以内に浄化槽の使用を止め、本管に接続しないといけない。我が家では、新しい客用寝室のトイレとシャワーの排水を本管に接続するついでに、全面的に下水道本管に接続してもらうことにした。そこで、カルロスの借りてきた赤いミニショベルの登場。

男というものには、本来破壊を好む本能が備わっているに違いない。カルロスがミニショベルを使って、そこら中を掘り起こすのを、うちのだんなはうらやましそうに見守っていた。

下水道を本管に接続し、浄化槽を永遠に使用終了する前には、浄化槽を汲取ってもらわないといけないことになっているらしい。メタンガスが貯まると危険だからということだ。そこで、カルロスが知り合いの安い汲取り屋に電話をしたが、向こう1週間は来られないと言う。1週間もこのまま放置しておくわけにはいかないというので、カルロスは浄化槽のコンクリートの蓋と上部を砕き、浄化槽を土で埋めてしまった。

不思議に浄化槽は全然臭くなかったが(毎週トイレにバクテリア活性剤を流していたことも役立っていたかもしれないが、基本的にこのバクテリアを利用した浄化槽システムが効果的であることを示しているだろう)、それでも、誤って、文字通りどつぼにはまったりしたくない。カルロスも、2~3日はこの上を歩かないようにと言っていた。結局、その翌日わたしたちはイギリスに向けて旅立ったので、忠告いただくまでもなかったのだが、フランスに戻ってきた今でも、この辺りはあまり歩きたくない・・・。

フランスに到着

2011-09-23 13:42:50 | フランスの生活




今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気は

水曜日の午後に無事にフランスに到着。途中のフランスの高速道路は、年度末かと思われるほど工事が多かった。中には、5キロ以上ただ円錐柱が置かれているだけで、実際の工事の様子はないのに、一方の車線が閉鎖され、1車線だけになった区間も少なくなく、これで高速料金を取るなんて、詐欺だ!と叫びたくなったほど。

家に着いて、荷物を車から降ろし、ほっと一息。テレビを付けて、NHKのワールドチャンネルで日本の台風の様子をチェックしようと思ってしばらくしたら、テレビの電源が突然消えた。その後、再び電源を入れてもすぐに切れてしまう。ちょうど、留守中郵便箱にたまったちらしを見ながら、このテレビよさそうなんて言っていたところなので、テレビに聞こえてしまったのかも、などと思ってしまった。

なんという運の悪さ。というのも、電化製品はイギリスのほうが安いので、イギリスに行ったときに、フランスの家用にもう少し大き目のテレビがほしいと、何軒か電器屋を見て回ったのだった。が、結局、まだフランスのテレビには問題ないし、要らないものを買うほどの経済的余裕もないので、来年になってLEDテレビがもう少し安くなったら買うことにしようと結論した。こんなことなら、イギリスで買ってくればよかったと後悔しきり。kmyさんのお気持ちがよくわかりましたが、kmyさんの場合は、テレビに壊れる前兆があっただけ、余裕があってよかったかも?

留守中に車庫の改装工事がどのくらい進んでいるかと楽しみにして帰ってきたら、全然手もつけていないようだった。我が家のほうは急がないことがわかっていたので、ほかの仕事に先に取り掛かっていたらしい。こちらの仕事に取り掛かるのは、2週間後だそうだ。スペインに越冬のため移動する前に少しでも工事の監督ができるといいと思っていたが、この分では、わたしたちがフランスにいる間、どの程度工事が進むかわからない。1月完工という当初予定も、この分だといつになることか。

フランスは、わたしたちのいない間にずいぶん雨が降ったらしくて、庭のあちこちにキノコが生えていた。川の水量も前より増えているし、干上がっていた池にも水が若干戻っていた。ハリケーン・カティアの残骸は、イギリスだけでなく、フランスにも上陸したのか、あちこちで強風の被害も残っていた。左隣の家の木には支えが設けてあり、右隣の家の正面の松の木の枝が折れたり、倒れ掛かっていたりしている。でも、最高気温は27度と、フランスはまだまだ暖かいので、もう少し夏の続きを楽しめそうだ。

イギリスからフランスへ

2011-09-19 14:07:20 | イギリスの生活
今日のイギリス南東部の天気はときどき

約4週間のイギリス滞在を終えて、明日はフランスに向かう。帰りは、ポーツマスからサンマロへ船中一泊のいつものコースの予定。

イギリスに帰ってくる主要目的は友人・家族に会うことなのだが、今回はお天気に恵まれず、いつもほど多くの人たちに会えなかったのが心残りである。

通常、8月下旬に親類の家で誕生日パーティーがあるのだが、過去3年間雨に降られたので(雨天決行したが)、うんざりした主催者が今年は取りやめに決めた。毎年30人近くが集まるパーティーなので、これがなかったために会うことができなかった人は多い。

8月末の連休には、毎年夫の家族が集まるファミリーピクニックがあるのだが、それも天気にたたられた。たぶん、今年は過去最悪の天気だったと言えるだろう。参加者がいつもより少なかったのに加え、雨のため早めにお開きになったので、恒例のラウンダース(野球に似たイギリスのボールゲーム)をすることができなったのはもちろん、ゆっくりおしゃべりをする時間すらなかった。来年からは、場所をスペインかフランスに移すか、5月末の連休に時期を移すかしようという案が出た。

9月中旬には毎年友人の息子の誕生日バーベキューによばれるのだが、今年はそれもなかった。週末の天気が悪かったためかもしれない。

先々週末は、夫の妹の家で、兄弟とその配偶者が集まってのバーベキューがあったが、これも雨に降られた。大きなパラソル2つの下でしばらく座って食事をしたものの、あまりにも雨が入ってくるので、テーブルごと室内に運んで、食事を続けた。

というわけで、ちょっと残念なイギリス滞在であったが、それでも恒例の「みちの会」(わたしがイギリスに帰ると、在英日本人女性の友人ばかり最高13人が集まる)では、7人の友人と会って、おしゃべりに花を咲かせることができたし、ファミリーピクニックでは、90歳になる夫の継母に会うことができた。4年前に不整脈を患って以来、老人ホームのあるブライトンから二度と遠出はできないと言われていたので、4年ぶりに会うことができたのはうれしい。

さて、フランスの我が家では、どの程度車庫の改装工事が進んでいるだろうか。

最近こっているもの

2011-09-08 11:19:13 | 食べ物
今日のイギリス南東部の天気は

イギリスに到着して、2週間が経った。到着して、電話線が通じていないことを発見。すぐに故障を電話会社に報告したものの、エンジニアが来て修理してもらうまでに6日間もかかった(あいにく、連休に重なってしまったこともあるのだが)。これが実にフラストレーションのたまるプロセスであった。まず、電話がないと電話会社に連絡するのも難しい。故障連絡用のフリーダイヤル番号が請求書に載っているが、フリーダイヤルは固定電話線からのみで、その固定電話線が故障しているから、電話したいというのに。ここは、携帯ブラックスポットで、室内では発信も着信もできない。外は雨である。ブロードバンドも不安定なので、電話会社のサイトから連絡することもできない。

やっと携帯を使って、電話会社につながったものの、延々と続く録音された質問に、番号ボタンを押して答えた挙句、やっと人間の声に出あうことができた。それも、インド訛りのオペレーターで、3度かけて3度目にイギリス人の声にめぐりあった。きっとインドのコールセンターにつながっているのだろうと思っていただけに、イギリス人の声は意外でもあった。不思議なことに、この点ではスペインのほうが簡単である。短いスペイン語の録音アナウンスが終わったところで、"Ingles!"と叫ぶと、英語を話すオペレーターが出てくる。

今年は4~5月に暖かい天気が続き、リンゴの実が早く育ち始めたので、8月末には終わっているかと心配したのだが、その後の冷夏で、まだ実がたくさん残っていた。そこで、3日おきにせっせとアップルクランブル(写真)を作っては食べている。

フランスのクランブルとは異なって、イギリスのクランブルにはオーツ麦を使うことが多いようだ。今回もできあいのクランブルを使っているが(ウェートローズは毎週行っても売り切れなので、今回はコープのものを使っている)、これが昔なつかしい黄な粉を思わせる味で、なかなかおいしい。

さて、イギリス滞在はあと10日ほどで、20日にはイギリスを出発して、フランスに戻る予定。