ときどきクリスマス以来の暖かな晴天がついに崩れてしまった。気温は日中でも10度前後、おまけに強風が吹き荒れ、それにときどき大雨が加わったりして、この4日間これまでに見ない悪天が続いている。
今後8ヶ月にわたると思われる留守の期間を前に、ブロードバンド会社を替えることにした。現在の会社・テレフォニカ(スペインの国営電信電話会社)では、ブロードバンド料金が月42.56ユーロ(約6,700円)なのだが、12月から頻繁に勧誘の電話をかけてくるya.comだと、最初の3ヶ月は月々9.95ユーロ、その後は月々19.95ユーロ(約3,100円)とテレフォニカの半額以下である。8ヶ月間使わないのに月々高い料金を払い続けることを考えて、切り替えることにしたのだが、契約確認のための電話をya.comにしてみると、なんと実際の料金は36.95ユーロプラス付加価値税ということで、テレフォニカと比べてみるとたいして安くない。この地域ではブロードバンド回線が難しいので、プロモーション価格が適用されないのだと。だったら、なぜ再三勧誘の電話をかけてきたのか。電話番号から特別料金の適用されない地域であることは一目瞭然だっただろうに。これはまさしく詐欺である。
この会社に対する苦情は、地元の英字新聞のコンピュータ欄にたびたび載っているのだが(残念なことに、記事が一週間ずつ後手にまわっているので、警告にはならなかった)、特別料金の19.95ユーロが適用される地域というのがあるのかどうかすら、疑わしいようだ。このコラムの執筆者が試しに手当たり次第に地元の新聞に載っている電話番号をya.comのサイトで入力したところ、19.95ユーロという特別格安料金が表示されたことはなかったということである。ちなみに、イギリスにはOFTELという通信関係の会社のサービス・料金体系を監視する機関があるのだが、スペインにはそれがなく、このような不正にも消費者は泣き寝入りするしかないのだそうだ。
さっそくキャンセルをしたのだが、困ったことには、この会社、すでに回線切り替えの手続きをしてしまっており、(契約書にサインもしていないのに)、先週の金曜日からインターネットの接続を絶たれてしまった。接続切り替えはルーターの交換と同時に行われるので、インターネット接続の中断はないという電話勧誘員・アンヘルの言葉も嘘だったわけである。テレフォニカに戻りたいと言うと、それには客のほうからテレフォニカに再申請しないといけないと言う。が、この会社がすでに回線を占有してしまっており、回線を明け渡すまでに1週間から10日間かかるので、再申請しても再接続は回線明け渡し以降になるそうだ。というわけで、スペイン滞在残り1週間はダイヤルアップ接続でしのぐことを余儀なくされることになった。
1週間くらいのことなので、私用はインターネット接続をメールに限定して、ダイヤルアップ接続で乗り切ることも可能だが、仕事のほうが困る。最近は、ファイルのやり取りや仕事の進捗状況のチェックなど、すべてインターネット経由になっている。ブロードバンドの常時接続とスピードに慣れてしまうと、ダイヤルアップは忍耐力が試されることになるだろう。
というわけで、この記事もオフラインで完成させてから、インターネットにダイヤルアップ接続して、一気に投稿という形をとっている。先週まではスペインを離れるのが名残惜しかったのだが、この悪天候とブロードバンド接続剥奪のおかげで、週末の移動が待ち遠しい気持ちになりつつある。
今後8ヶ月にわたると思われる留守の期間を前に、ブロードバンド会社を替えることにした。現在の会社・テレフォニカ(スペインの国営電信電話会社)では、ブロードバンド料金が月42.56ユーロ(約6,700円)なのだが、12月から頻繁に勧誘の電話をかけてくるya.comだと、最初の3ヶ月は月々9.95ユーロ、その後は月々19.95ユーロ(約3,100円)とテレフォニカの半額以下である。8ヶ月間使わないのに月々高い料金を払い続けることを考えて、切り替えることにしたのだが、契約確認のための電話をya.comにしてみると、なんと実際の料金は36.95ユーロプラス付加価値税ということで、テレフォニカと比べてみるとたいして安くない。この地域ではブロードバンド回線が難しいので、プロモーション価格が適用されないのだと。だったら、なぜ再三勧誘の電話をかけてきたのか。電話番号から特別料金の適用されない地域であることは一目瞭然だっただろうに。これはまさしく詐欺である。
この会社に対する苦情は、地元の英字新聞のコンピュータ欄にたびたび載っているのだが(残念なことに、記事が一週間ずつ後手にまわっているので、警告にはならなかった)、特別料金の19.95ユーロが適用される地域というのがあるのかどうかすら、疑わしいようだ。このコラムの執筆者が試しに手当たり次第に地元の新聞に載っている電話番号をya.comのサイトで入力したところ、19.95ユーロという特別格安料金が表示されたことはなかったということである。ちなみに、イギリスにはOFTELという通信関係の会社のサービス・料金体系を監視する機関があるのだが、スペインにはそれがなく、このような不正にも消費者は泣き寝入りするしかないのだそうだ。
さっそくキャンセルをしたのだが、困ったことには、この会社、すでに回線切り替えの手続きをしてしまっており、(契約書にサインもしていないのに)、先週の金曜日からインターネットの接続を絶たれてしまった。接続切り替えはルーターの交換と同時に行われるので、インターネット接続の中断はないという電話勧誘員・アンヘルの言葉も嘘だったわけである。テレフォニカに戻りたいと言うと、それには客のほうからテレフォニカに再申請しないといけないと言う。が、この会社がすでに回線を占有してしまっており、回線を明け渡すまでに1週間から10日間かかるので、再申請しても再接続は回線明け渡し以降になるそうだ。というわけで、スペイン滞在残り1週間はダイヤルアップ接続でしのぐことを余儀なくされることになった。
1週間くらいのことなので、私用はインターネット接続をメールに限定して、ダイヤルアップ接続で乗り切ることも可能だが、仕事のほうが困る。最近は、ファイルのやり取りや仕事の進捗状況のチェックなど、すべてインターネット経由になっている。ブロードバンドの常時接続とスピードに慣れてしまうと、ダイヤルアップは忍耐力が試されることになるだろう。
というわけで、この記事もオフラインで完成させてから、インターネットにダイヤルアップ接続して、一気に投稿という形をとっている。先週まではスペインを離れるのが名残惜しかったのだが、この悪天候とブロードバンド接続剥奪のおかげで、週末の移動が待ち遠しい気持ちになりつつある。