お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

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空海と密教

2011-08-20 09:56:25 | 高野山
最近、空海(弘法大師サマ)がアツいです




あと数年で高野山開創1200年の記念の年だからかもしれませんが、最近雑誌やらテレビやらで、密教・空海・高野山・曼荼羅、、の言葉をよく見かけますね







 ディスカバージャパン

http://www.sideriver.com/ec/products/detail.php?product_id=15379 
なかなか楽しく解説されています

知り合いがごま豆腐を作っている記事が載っているので、買ってしまいました





数日後母が

「あの雑誌にでてくる高野山の写真、ながさか君のやねん。」
と言うので

「ながさかくん?まさか、永坂嘉光のこと?」
と聞きますと

「そうそう。よしみつ君。高野山小学校の同級生
とのこと







永坂嘉光 

有名な写真家ですよね





ホント、毎回「高野山って狭いなぁ」と思わされます










BSで3夜連続で空海やってましたね

http://www.nhk.or.jp/bs/kuukai/

残念ながら、飛び飛びでしか見られなかったので再放送に期待しましたが、こちらも見れそうにありません

「空海 至宝と人生」
8月21日、3夜分一挙に再放送です







そして、そして…





ダライ・ラマ14世が高野山にやってきます!!

http://koyasan-daigaku.rgr.jp/

大阪でも公演があります!!

めったにない機会ですので、参加したいと思っています















自然に祈る

2011-05-21 09:11:03 | 高野山
今年の初め、祖母があちらの世界に行き…かけました(笑)







まだ渡っちゃダメよ





(笑)なのは、今、信じられないくらい元気だからです!



誰もが、もう、ダメだろうと思い、主治医からも「深夜でもかまわないので何かあればすぐに連絡するように」と言われておりました
( ↑ 「自宅で医者の立会いなく亡くなってしまうと、自然死であっても、いろいろと調べられてあんまり良い気分ではないでしょうから、もし何か変化があれば立ち会いますのでいつでも呼びつけてください」とのことで、とても良い先生なのです) 



遠くにいる娘・孫も、「生きているうちに会うのはこれが最後」とやって来たし、母は祖母のパズル(ボケ防止)など処分したし、私は高野山でご先祖様に「もうすぐそちらに行くのでヨロシク」とお祈りしてきたし、、


周りは準備OK!だったのですが、驚くべき回復力で、今はめちゃくちゃ元気です




なんと、8年ぶりに高野山に里帰りまで果たして、今は毎日歌を歌ってごきげんさんです



 準備すると長生きできるってホントかも



5月中旬の高野山ですが、八重桜が満開だったそうで、桜に向かって手を合わせています


何を祈っているのでしょうか



お年寄りって、無垢だなぁと思います

これが、人間の自然な姿、気持ちなんでしょうね



自然に対する畏怖の念















高野山へ行かれる機会がございましたら、是非、宿坊へご宿泊くださいませ

私は土地勘があるので、友人を連れて1日で強行スケジュールを組みますが、日帰りではなかなかゆっくり回れません

宿坊で迎える高野山の朝は格別だと思いますしね




  楽天トラベル




「じゃらん」でも宿坊のプランたくさんありますよ













春の高野山へご案内

2011-05-04 14:28:30 | 高野山
友人たちを高野山にご案内いたしました








下界は初夏ですが、高野山はまだ春です



関西に住んでいても、なかなか行く機会のない高野山





 奥の院英霊殿前


昨年はこの時期の高野山は「しゃくなげ」が満開だったのに、今年は桜が満開!!しだれ桜は8分咲き!

http://blog.goo.ne.jp/midori7252/d/20100510 ←昨年の日記

http://blog.goo.ne.jp/midori7252/d/20110114 ←今年冬の日記



今年は涼しいというか、なかなか暖かくならないですね。。




今回のルートは

奥の院(一の橋から約2Km散策)
 ↓
金剛峰寺(襖絵・お庭の鑑賞)
 ↓
お食事(さんぼう)
 ↓
金剛三昧院(本堂でご供養の後、愛染明王様を拝見)
 ↓
濱田屋(お土産:ごまどうふ)
 ↓
みろく石本舗(お土産:みろく石)
 ↓
大師教会(受戒)
 ↓
根本大塔
 ↓
大門



かなりのフルコースです




 南海ほっとねっとより








友人達は高野山初体験でしたので、色々と新鮮だったようです

「森の中だと思ってたけど、意外とひらけてるね」とか「店舗がある!」とか(笑)
「空気が違う。しっとりしてる」とか
「お墓の気にやられた」とか「パワーが…」とか、ちょっと私には意味不明(笑)

あと、やっぱり戦国武将とか有名人のお墓は人気です
市川団十郎のお墓に感動していました

お寺のお堂の中の雰囲気も、ちょっと普通とは違うらしい
(私は慣れてしまっているので、なんとなくしかわからない)

阿闍梨さまの受戒も印象深かったようです
(私は心地よい空気の中、寝てしまいました)








午後から雨の予報でしたので、皆様早く帰られたのか、帰りの電車は空いていました。

結局雨は夕方帰る間際に小雨程度で助かりました。



帰りの電車では、戦国武将について友人に熱く語るちょっとオタ系の青年が…

彼の友人はつまらなそうにしていましたが、私たち4人は退屈していたので耳ダンボでした(笑)












真言密教の聖地 高野山

2011-01-14 23:29:27 | 高野山
雪の高野山へ


この日の行動スケジュールは

 親類宅
  ↓
 奥の院
  ↓
金剛三昧院
  ↓
壇上伽藍
  ↓
大師教会
  ↓
 霊宝館



 
南海ほっとねっとより




高野山は大阪からでも非常に時間がかかるので、日帰りで行くならサクサクスケジュールをこなさなくてはなりません








まず親類へ挨拶を済ませ、奥の院入り口まで車で送ってもらう





誰も人はおりませんが、なんとか、雪かきしてくださった道を辿って進む

   

途中、祖父の墓へと向かう道は「雪の為、通行止め」とされている






なんとか社務所のような所までたどり着いたけど、建物前のお水、、凍ってる…


 別に氷の彫刻ではございません









水向地蔵様は、水を掛けたら凍ってしまいます

 炎ではなく氷を背負った不動明王様



 これは…








引いた画像を見るとわかりますが、お水を掛けるために置いてある柄杓です
 凍った柄杓です





御廟橋  先日たけしのTVでやっていましたね
流石にここは雪かきが念入りです
 ここからは聖域です たけし以外は撮影禁止(笑)






御廟は、私以外にはお坊様が一人、お参りされていらっしゃいました。
厳寒の高野山は観光客もおらず、パワースポッターたちもおらず、格別です。
わたし的には、これこそ高野山なのですが…。


お供え物をついばむ見た事も無い種類の鳥。
これもアリです。





13時から金剛三昧院でお参りの予約をしているけど、お昼ごはんを食べる程の時間はなさそう。

濱田のイートインで軽~くごま豆腐でも食べるとするか。
と、凍った坂を上ってたどり着くと
「本日は閉店です」との心無い張り紙が…。
そういえば、鈴木も「開店休業なんよー」と言っていた。
この時期、ごま豆腐屋はヒマらしい。



濱田から金剛三昧院へ向かう抜け道の駐車場は、雪に埋もれて通り抜けできず





舗装された道まで戻って、三昧院へ



坂道を雪かきする三昧院のおじいちゃんが「ようお参りぃ~」と声をかけてくれます。



そりゃぁ、こんな寒い日に着物着た女性が一人、、「ようお参り」ですね。







金剛三昧院は、高野山の塔頭の中で唯一世界遺産に登録されている寺院です。
多分、そうだったハズ。

一般客はお堂には入れませんが、お庭は拝見することが可能です。






この日は年忌で参りましたので、お堂でお経をあげてもらいます。
かなり久しぶりの体験でした。
小さな頃は退屈でしかたなかった思い出しかありませんが、オトナになると違うものですね。。





お堂の中、お経を唱えるお坊様の後姿、真っ白な息があがっています。
そういう私の息も真っ白。

お堂の中は氷点下。

暗いお堂のなか、独特の灯りとお経。お香の香り。白い息。刺さるような冷気。






お経が終わり、続いて本堂へ





金剛三昧院にはすばらしい愛染明王様がいらっしゃるのです


 金剛三昧院HPより

残念ながら実物の素晴らしさは伝わってきません…



運慶の愛染明王像
源頼朝の実寸大の像です
頼朝が亡くなった際に、政子が運慶に作らせたとのこと

そうそう、金剛三昧院は、北条政子縁のお寺なのですよ。



 政子が建てた多宝堂











続いて壇上伽藍へ



実は高野山に着いたときには吹雪いてていたのですが、奥の院へ向かう頃にはすっかり青空だったのです
天気予報は一日曇りマークだったのですが、雪も見れて、青空も見れてラッキーでした







春を待つ西行桜




 根本大塔

至る所に立ち入り禁止のロープが
屋根から落ちる雪が危険なのだそうです
そんなことしても、恒常的にそのへんの木から雪がドサドサと落ちてきて、何度も危ない目にあっています







今回のメインイベント大師教会で授戒
http://www.koyasan.or.jp/taiken/jukai/know_juzenkai.html
↑授戒の説明



受付で名前と出身地を伝え、しばし待ちます



どうやら一人ぼっちの授戒になりそうです
(定員200名なのに…)




お堂に通され、後の扉を閉められます
「授戒が終わるまでは何があっても開けることはできません」と念を押されます
「阿闍梨様がお見えになるまで、心を鎮めてお待ちください」と




しばらくすると廊下の板が軋む音、鈴の音
板戸の隙間から影が移動してしていくのが見えます

阿闍梨様です


阿闍梨様が檀上に座られますが、お顔は全く見えません


阿闍梨様の言葉の後に、同じように繰り返します
半分以上は何のことだか分からず、3割くらいはなんとなく意味がわかります
(心配しなくても、後でちゃんと説明がありました)




名前を呼ばれますので、真っ暗な中、壇上へ進みます


 菩薩戒牒を授かります





まだ授戒の最中だと思われるのですが、阿闍梨様が

「あの…、、大阪から来られているようですが、どうして高野山に来られたのですか?」と

確かに、不思議でしょう。
氷点下のお堂で受戒を受ける着物姿の女性が一人。
しかも数珠まで持ってる!!(←たまたまなんですが…)
まさか、、自殺者…


な~んて思われてたりして




この跡、霊宝館へ行ったのですが、15分しか時間が無く、快慶の作品も、貴重な書も、駆け足で拝見。

また次回のお楽しみです



















秋の高野山

2010-10-13 19:49:20 | 高野山
朝、5時半の電車で高野山へ(もちろん着物)



極楽橋に到着した時に、予想どおり「寒っ!」
袷に薄物の塵除けでとりあえずは正解



流石に朝8時の高野山の空気はおいしい~


ラッキーなことに、人があまりいない
(後で、それは、朝、早かったからだと判明)




この日は、前回行けなかった大門から

 山内から大門を撮った写真

こういうピントを外した写真って、夢の中のようで、結構スキ


これが大門の表側


小さい頃は、必ず大門の前を通って、入山していましたが、最近はめっきり女人堂からです。



昔は大門付近から雲海が見えたんだけど、今ではもう無理なのかな。
晴れすぎていて、遠く瀬戸内海まで見えそうな勢い。







大門の次は根本大塔




高野山のポスターにもよくなっている風景です。





何度来ても高野山って、不思議。

密教だから?

色彩が、下界(?)とは全く違う。






高野山は下界より紅葉が早い。

 そろそろ色づきだしていました







大門から奥の院まで何キロあるのだろう?

 「南海高野ほっと・ねっと」より

高野山ではいつも、ついつい歩きすぎてしまう。








入口で高野槇を一対買って、ご先祖様のお墓参りへ。

何故か、高野槇を買っている私の後ろに並ぶ若い子たち(笑)
何か誤解を招いたのかも…(入場券を買ってるとか@_@)




お墓の前で新聞紙の上に、高野槇を広げて、古い高野槇を「あ~あ、枯れちゃってるよぉ…」と、親指と人差し指で摘んで持ち上げて入れ替えようとしていると、上の道から、こんなヒソヒソ声が。

「あんな着物を着た上品な人がお墓参りに来てくれるんだったら、死ぬのも悪くないかも…
(↑着物=上品という思い込み)


いけないいけない

「着物」のイメージを崩しては…(笑)と、ちゃんとお上品に荒野槇を入替えたワタクシでした。




時間調整のために、徳川家霊台へ(次の電車は1時間半後


私は生粋の大阪人なので、どちらかというと秀吉さんが好きですが…

 
左(上):家康公霊屋  右(下):秀忠公霊屋





そして大阪に帰ってきたら、暑くてビックリ!

家に帰る頃には汗だくでした