池田に小林一三氏(逸翁)の私邸があり、現在は邸宅レストラン「雅俗山荘」として営業されています
今回はこちらで主催されているお茶会&フレンチランチへお出かけ
小林一三と聞かれても、関西以外の方はピンとこないかもしれませんが、阪急電鉄、阪急百貨店、東宝の創業者で、戦前戦後の大変な時代に大臣をされていた方でもあります
小林一三氏のコレクションは現在は「逸翁美術館」で鑑賞できますし、毎年1月の逸翁忌では実際に美術館のお道具を使ったお茶会も開催されていて、誰でも参加することができるのです
今回のお茶会は、濃茶と薄茶
お客様は私たちの他に4名、計7名でのお席でした
お庭の桜はまだ咲いていませんでしたが
春ですねぇ。。
流派は表千家
濃茶は「カクフク(各服?)」と言われてましたが、一人ひとり、それぞれのお茶碗でいただきます
普通は濃茶って数名で1つのお茶碗でいただくのですが、これは私は初めてでした
お茶碗は通常の濃茶のお茶碗よりも小ぶりのお茶碗で、だいたい最後の人ってすごく多く残っていて頑張らないといけないか、全く残ってなくて哀しい思いをするか…、、しかも冷めてるとか(苦)、、といったことがあるのですが、一人でいただけると色んなものから開放され(笑)とてもゆったりと美味しくいただけました
薄茶タイム
みなさん和やかな方々でしたので、かなり自由な空間でした
薄茶のお茶碗もいろいろあって楽しかったのですが、注目の的はこちらの「つくし」
もぞもぞと春の大地から生えたような立体感
お茶室はこんな感じ
今回私はお詰め
わりとすんなりお正客をお引き受けくださった方がいらっしゃって良かったです
掛け物の表装が素敵なんです
本紙が春草で、一文字の部分が蝶々なんです
凝ってますよね
香合は真葛
須磨の段
ではお楽しみのランチタイム
こちらは小林氏の私宅だとお話しましたが、プライベートスペースも公開されていらっしゃいます
レストランの2階部分が書斎や台所やお風呂なんかがありますよ
書斎
とても素敵な内装です
昼間から赤ワインをいただきながら…
海老とフォアグラなんですが、サラダがたんぽぽで、面白いことに和タンポポと外来種が混ざっています
お皿の上だけなら許せますが、外来種に侵食されて和タンポポが減っているので、お外では勘弁願いたいです
サーモン
クリームソースが全くしつこくなくて絶品
お肉
デザートは美しすぎて、ソース部分を全部は壊せませんでした
オレンジソース、美味しかったんですけど。。
食後のコーヒーも終わったところでシェフのご挨拶
年度末の殺伐とした会社から離れて、しばし現実逃避の一日でした
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