お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

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山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 青春18きっぷで巡る山陰 ②神鍋高原の噴火口トレッキング

2013-08-01 14:29:32 | 山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 前期
山陰海岸ジオパーク女子旅です




神鍋高原へ到着です



神鍋は兵庫県豊岡市にある「高原」です
冬はスキー、春はハイキング、夏は渓流遊びなどで賑わう関西の高原リゾートです

バス停の名前は「ゆとろぎ前」
名前からも想像できるとおり、温泉が出ます
ジオの恵みですね
源泉湧出天然温泉です


ここの観光協会でガイドさんを尋ねます

でも、ここから噴火口まで登るって、どれくらい登るのだろうか…
それらしき山はないんだけれど…





今回案内してくださるガイドさんは神鍋高原観光協会の事務局長さん
そして、私が心配していた「山はどこ?」という疑問もすぐに解決
「これです!」と空からの写真を見せられビックリ!
観光協会の真裏、すぐ近くに噴火口があるのです
距離にして800mくらい?


神鍋山は「火山」といってイメージされる荒々しい姿とは異なり、「スコリア丘」という形状をしていて、噴火の際マグマが降り積もってできた山なのだそうです
こういった形は比較的新しい火山でないと綺麗な形で残らないらしく、この神鍋山もつい最近(2万年前)に噴火したものだそうです
地球の「2万年前」なんて、「つい先日」「ついこないだ」の出来事なんですね

阿蘇山の「米塚」も同じような形をしていて、スコリア丘のようです




あまり時間もないので、ストックと有難いことにお弁当まで渡され、即席山ガールになってすぐに出発



すぐにスコリア層に到着

こちらでは2万年前、噴火した際にできた地層が見えます


はっきりと地層がわかります
赤っぽくて、穴がたくさん開いています





汗をかかなくて困っている私ですが、流石に真夏の豊岡で山登りすると、そんな不健康な私でもすぐに汗だくになります
普段眠っている汗腺をフルに発動させて、とても健康になった錯覚に陥りますが、実際にエアコンの効いたオフィスで仕事をしている人間にとっては、このように自然に汗をかくことはやはり健康にいいのだと思います






あつーい と思ったところで「風穴」の看板発見!!



「風穴!風穴!


風穴に近づくにつれて、気温がどんどん下がっていきます
風穴は火山が噴火した際に溶岩が流れ出た跡みたいなもので、トンネルのようになっています
富士山の風穴が有名ですが、関西にもあったなんて驚きです





看板の画のように自然の洞窟ですが、私の撮影の仕方が悪くておどろおどろしくなってしまったので画像は載せません(涙)



まさに風穴の真ん前に立つと、冷気がすごい
数分立っていたら、足が冷えてきます
それもそのはず、風穴は常に8度程度の安定した気温なのだそうです
自然の冷蔵庫です
昔は実際に貯蔵庫としても使われていたらしいです




めちゃくちゃ暑い豊岡に、ここだけ8度の場所が存在するなんて、なんて不思議!!

しかも、斜め上には普通にお食事処の建物が建っている

事務局長さんに、「あそこのお食事処は通風孔とかでこの空気取り入れたりしてんですかね?」と聞いてみた

「いや、さすがにそれはないでしょうけど、やっぱり涼しい気がしますね」とのこと


こんな風穴のすぐ斜め上に建物が建ってるなんて、不思議~


最近「地熱」が話題になっていますが、それとは真逆のこんな「冷気」も同時に存在するなんて、ジオって不思議~





風穴で十分涼んだ後、再び噴火口に向けて山を登ります




事務局長さん、いろいろと見せてくださるために、林の中を通るコースをご案内くださっています



そして、近いと思っていた噴火口ですが、平地の800mと上り坂の800mは全然違う…

わりと山は慣れているほうですが、真夏の豊岡で登山というのはちょっと初体験





山頂に到着!



低っ!!(笑)

こんなちょっとしか登ってないのに噴火口見れるの?
これは子供連れでお勉強するにはちょうど良いわ


阿蘇の中岳の噴火口を見てきた直後の私にとっては、また全く違うタイプの噴火口を目の前にして、ちょっと感激

阿蘇のような活発な活火山ではなく、こちらは2万年眠っている休火山

火口はすり鉢状になだらかで、草で覆いつくされていて、2万年という年月にクラッと目眩がしました(←貧血治療中)


画像ではキレイなスリバチ状がご覧いただけなくて残念です
春には野焼きもするそうですよ

私が画像を撮っているのはすり鉢状になっている淵の場所から(点はざっくり)

神鍋観光協会HPより



林の中や山頂には朴の木、黒文字、栗、梨、イチゴ、真夏ですが撫子や桔梗や萩も咲いています
山の植物は平地の植物とちょっと咲く時期が違う
そしてウグイスも鳴いている



朴の木は、飛騨の郷土料理「朴葉味噌」のあの植物


黒文字は、お茶をされている方ならご存知の、あの黒文字
良い香りがします
高価な木ですが、普通に自生しています



まだまだ青い栗とか





これ、なんだったっけなぁ…
ウバメ…なんとか?




山の植物は多様で、見たこともない植物も沢山!
しかも、これが季節によってまた違うんだから、ガイドさんも覚えるのが大変です








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山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 青春18きっぷで巡る山陰 ①神鍋高原へ

2013-07-31 20:49:37 | 山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 前期
鳥取県さんが行われている「山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー 2013 前期」です



2012年から行われていまして、2012年の前期の私の記事はコチラ
http://blog.goo.ne.jp/midori7252/e/b376202b2de0f9b9e1b014d563198deb

2012年のみなさんの記事はコチラ
http://www.tottori-guide.jp/geopark/




まず「山陰海岸ジオパーク」のお話から

山陰海岸ジオパークは山陰海岸国立公園を中核にし、日本海形成から現在に至る多様 な地質や地形が存在し、それらを自然背景とした文化・歴史を体験・学習できる地域です
海岸では、東は京都の経ヶ岬から西は鳥取の白兎海岸まで、3府県3市3町にまたがる広大なエリアです

簡単に言うと、山陰の海岸へ行くと、変わった形の岩が沢山見えたり、何万年も前の地層が見れたり、海洋生物の化石が見れたり、動物の足跡の化石が見れたり、普段あまり目にすることのないような、地球の生い立ちがわかるのが、山陰海岸ジオパークの魅力だと思います
海だけではなく、山も、噴火口があったり、溶岩の流れた後が見れたり、風穴があったり、清らかな滝があったり、それに山陰海岸ジオパーク内は温泉も多いですね
温泉もジオの恵みです
ということで、山陰海岸ジオパークは何かと欲張りな希望を満たしてくれるエリアなのです
それに加えて、ジオパークを学習できる施設が整っているのも特徴です


最近富士山が世界遺産として認定を受けましたが、世界ジオパークと世界遺産との違いが、山陰海岸ジオパークのHPに記載されてありましたので引用しますと
「ジオパークは地質に関する自然遺産を保護するだけでなく、教育や地域の活性化に活かしていこうとする点で、主に保護を目的とする世界遺産と異なります。
また、「場所」だけでなく、そこで行われている活動(例えば教育プログラム、ガイド養成、地域振興策など)や、運営組織も重視されています。 そして、4年に一度の見直しが行われる点も、世界遺産とは異なっています。」
ということらしいですよ





今回は、いろんな駅で乗り降りしたいので、「青春18きっぷ」を利用する旅となりました
山陰本線はまさに青春18きっぷが大活躍する路線なのです!


白い〇は駅ではありません
白黒でJR線を表しているだけですのでご注意ください
私が途中下車した駅はピンクで囲っていますが、このほ他にも下車している駅もあります


ちなみに、まれに「青春18きっぷって何?」というような方がいらっしゃるので、一応リンクを貼り付けておきますね
JRが出している5枚綴りのきっぷです
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130606.pdf#search='%EF%BC%AA%EF%BC%B2+%E9%9D%92%E6%98%A518'




まずは神鍋高原へ


http://kannabe.info/attractions/park/kannabe/
神鍋高原さんのHPより

こちらでは近畿では唯一の噴火口が見れて、しかもガイドさんがいらっしゃるということで、前々からガイドさんの予約をし、かなり楽しみにしていました

関西に住む人なら、神鍋高原=スキーというイメージが強いのではないでしょうか
私も学生時代にスキーをしていたので、神鍋高原は「冬にスキーをしに車で行くところ」というイメージでしたが、今回は「夏に電車でハイキング」です
真逆です



神鍋高原へは山陰本線の「江原」という駅から「神鍋高原行き」のバスに乗り30分ほど

このバス、驚いたことに、上限200円なんです!!
大阪市内ですと、一律200円が普通なのですが、田舎のバスって、絶対に走行距離に比例して料金が変わるはずなのに、どこまで乗っても200円
後でガイドさんに教えてもらったのですが、バス路線が廃止にならないように皆で乗ろうキャンペーンみたいなのを展開中らしい

なので、神鍋高原まで行っても200円…
びっくりですね





ちなみに神鍋高原へ行くバスが出ている江原駅は、玄さんが住んでいる玄武洞に近いということもあって、あちらこちらで玄さんの看板を見かけました



山陰海岸ジオパークのハッピを着ている「ゆるくないゆるキャラ」の玄さん







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鳥取民芸を訪ねる旅 【前準備】 ■「tori」-鳥取とフィンランドー

2013-07-15 17:51:22 | 山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 前期
7月下旬から山陰海岸ジオパークの旅へ出かけるのですが、今回は鳥取の窯元をいくつか訪ねる予定でいますので、今から楽しみです


それに先立って、地元大阪のギャラリースペースにて、『「tori」-鳥取とフィンランドー』という展示がされていることを知って、時間を無理やり作って行って参りました
(実は竹細工の体験もあったのですが、九州へ行っていたのでそれには参加できず…)




http://www.pref.tottori.lg.jp/item/832281.htm#moduleid61838


岩井窯
牧谷窯
山根窯
延興寺窯
中井窯
などなど、私が訪ねる予定の窯元の作品も沢山




平日の夜でしたが、賑わっていました


この日、鳥取の観光局の方も来られていたそうです

大阪と鳥取って意外と近いですもんね



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鳥取民芸を訪ねる旅 【前準備】 バーナード・リーチ

2013-07-01 21:25:58 | 山陰海岸ジオパーク女子旅 2013 前期
大山崎山荘で開催中の「バーナード・リーチのうつわに跳ねる動物たち」のレクチャーに参加してまいりました







大山崎山荘の学芸員の方が、梅田までお越しくださって説明をしてくださいます

私は度々参加しているので、この方と顔を合わすのも3度目…
お世話になっております



おそらく7月末から、山陰海岸ジオパーク女子旅として、兵庫~鳥取~島根に民芸を訪ねる旅に出ると思うのですが、前準備のような、イイ感じです

と言っても、ジオパーク女子旅に行くことが決まる前から今回の「バーナード・リーチのうつわと絵」というレクチャーには申し込んでいたのですが、その後に、「民芸」にスポットを当てた、私の山陰海岸ジオパーク女子旅の旅行プランが採用されたお知らせをいただいたのです

タイミング良いです

最近、民芸が流行っているのか、よく展示会の情報をキャッチします
もしくは私が民芸に敏感になっているから、そういう情報をキャッチするのか


私がはじめて民芸にふれたのは、こちらの「大山崎山荘」なのですが、その時の印象はあまり良くなくて(笑)、「こんなん子供でも作れるやん」なんて、恐ろしいことを思っていたものでした

でもまぁ、民芸ってそんな感じ(笑)

すぐそばにある素朴な“うつわ”




バーナードリーチは柳宗悦・濱田庄司・河合寛次郎らとともに民芸運動を広め、そして、柳宗悦に影響を受け鳥取に民芸を持ち帰ったのが吉田璋也です

鳥取では吉田璋也が創設した「たくみ工芸」にも寄る予定

バーナードリーチのスケッチには宍道湖も描かれていて、度々訪れていたお気に入りの土地らしく(民藝活動仲間のお家があったとかで)、山陰地方は民芸の宝庫なのです



山陰海岸ジオパーク女子旅に出発するまでに、あと1回、民芸ネタありそうです





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