むめのかをそでに うつしてとめたら
はるはすぐともかたみならまし
白雲のたなびき渡るあしひきの山の掛橋今日や越えなん 紀 貫之
石の上古りにし人を尋ぬれば荒れたる宿に菫摘みけり 能 因
駒をとめて見るにも飽かず桜花折りてかざさん心ゆくまで 源 道済
絶えずゆく明日香の川の淀みなば心あるやと人の思はむ 読人知らず
衣でにすずしき風をさきだてて曇りはじむる夕立の空
*夏の歌でした(汗)。