以心伝心

書・旅・本などのメモ。

漢詩138

2011年11月27日 | 

遠山飛鳥絶  えんざん ひちょう たえ
   閉庭落葉頻  かんてい らくよう しきりなり
    寂寞秋風裡  せきばくたる しゆうふうのうち
独立緇衣人  ひとりたつ しえのひと
(良寛)

遠くの山に跳び行く鳥の影も見られず、静かな庭に落葉がしきりである。

ものさびしい秋風の吹く中にすみ染めの衣の僧がただ一人ひっそりと立っている。

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