以心伝心

書・旅・本などのメモ。

森川如春庵の世界

2008年03月30日 | 芸術


如春庵森川勘一朗の名は、益田鈍翁らとともに
「佐竹本三十六歌仙絵巻」の切断に立会い、巻頭の「柿本人麿」を
引き当てた人物として、あるいは今は切断されそれぞれ国宝や重要文化財に
指定されている「紫式部日記絵詞」の発見者として知られています。
また本阿弥光悦にあこがれ、光悦作の茶碗「時雨」を所持していたことは
後世森川の名を最も高からしめました。(パンフレットより。)
黒楽茶碗「時雨」は、私のような素人にも美しく上品なものに見えました。
16歳のとき祖父にねだったという如春庵さんの目利きには驚きです。
他、志野の茶碗など茶道に興味のあるかたには見逃せない催しでありますが
書もなかなか素晴らしいものでした。
名古屋市博物館開館30周年特別展にて。
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