以心伝心

書・旅・本などのメモ。

百人一首を書く68

2010年02月16日 | 
三条院

心にもあらで憂世にながらへば

恋しかるべき夜半の月かな

三条院は冷泉天皇の第二皇子で寛和二年に皇太子に立ってから二十五年間も位につくことができなかった。
時は関白道長の天下でありことごとく圧迫されただけでなく
在位中に御所が二度も焼けるという不祥事が起きた。
その上、御目が少し悪かったそうです。

自分の意志にさからって、この世に長らえていたならば
今宵の美しい月が、きっと懐かしく思われるに違いないという歌。
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4 コメント

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昔の人は大変だったのね。 (千代生)
2010-02-17 14:43:29
歌でも詠んで、ストレス解消だったのでしょうか。
考えたら今はかなり自由で、物凄く恵まれていますよね。
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Unknown (ステラ)
2010-02-17 19:38:34
千代生さんへ  こんばんは~!

昔の人っていうか皇室は大変だったのでしょうね。
現代は自由ですね。ネットで遊んだり?!

昔の貴族は、家督をすべて女性が相続したので
男性は、食べ物・着る物すべて扶養してもらってたみたいです。
そうなると和歌を上手く詠んでお金持ちの姫君をゲットしなければいけなかったようです。^^
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やんごとなき世界は。。。 (千代生)
2010-02-18 16:33:13
今もまだ大変そうよね。
とりあえず食べていければ、小市民が幸せですね。
でも、戦前は貧しい家に生まれると女の子は花柳界に売られたのよね。
やっぱり戦後生まれの私たちが、恵まれているのよね。
感謝だわね。
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Unknown (ステラ)
2010-02-18 19:54:55
千代生さんへ  こんばんは~!

そういえば、「ああ、野麦峠」なんか泣けてきますね。女工哀史のお話。
とりあえず、食べていけるので幸せなんですね。
所得格差が広がって、高いお家が買える人もいるのですね。
私は高度成長期の日本に産まれたのですけど
今年の新成人は、バブルを知らないからやる気がないんですって。海外旅行とかも興味ないようです・・。
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