おそるべし・・・

先週の木曜日　階段から落下した日
整形外科の帰りに久しぶりに実家に寄ったんですが
信じられない光景を発見・・・。




ぎゃあああああ　どゆことよこれぇえ！！

こ・こ・こ・これはぁああ！！　エルメスの袋じゃないかぁああ
しかもぉおお　私が昔ハワイのエルメスでお買い物した時の
記念で取っておいたエルメスの大袋じゃないかぁああああ！！

な・・・なんでこんな事に・・・




中を覗くと　双子の甥っ子達の夏物の服がぎっしりと・・・

「ちょと・・・あんた　これなによ。」
息も絶え絶えにその場にいた母親に聞いた私に
「あぁー　これねぇ　この袋じょぉーぶだわぁー　たぁーくさん入るわぁ」
「いや・・・あの・・・そゆ事じゃなくて・・な、なんでこの袋に」
「あぁーこれ？　押入れに入ってたから。あぁいいのがあるわぁって思ったんよね」

さらっと言ってのける母。

「これ　あんた、なんの袋か分かってんの？」
「へ？　エルメスでしょ？」
「そ・そ・そーだよ！　エルメスだよ！」
「これねぇ～　丈夫だわぁあ。しっかりしとるわぁ　この袋」

もはや何を言っても無駄。
この袋が貧乏人の一般庶民にとってどれほどの価値があるものか　この母に分かるはずがない。

こんなものを後生大事に実家の押入れにしまっておく私も私だけど
恥ずかしい行為をしていた自分の事は勿論認めますよ
認めますが、こんなビッグサイズのエルメスの袋
バーキンでも買わない事には　この先絶対に手に入らないっての。

その昔、お皿や、コーヒーカップや、手帳や
とにかく小さな小物をちまちまお買い物した時に
全部まとめてはいる袋がなかった為に店員さんが気前よく
これに入れてくれた　貴重な（強調！）大袋なんですよ。

エルメスのショップでこの袋に商品を入れてもらう機会など
この先一生縁がないだろうなぁ・・・。

うぅううぅう　小学生の甥の廃棄処分用の夏服の入れ物になるとは・・・
はぁーー　なげかわしやぁー

てか・・・恐るべし家の母親。
あんにゃろおぉおおお　くっそぉおおお

「これエルメスの袋やよぉ」
と　母が一緒に暮らしている弟に言ったらしいが
案の定　弟は
「ほぉー　んで？　それがなんや」

きいいいいいいいいいいいい
親子揃って素っ頓狂な！

「あんたのグッチの袋も押入れからいっぱい出てきたよぉ
　いるなら持って帰る？」
変わり果てたエルメスの袋を眺めながら黄昏ている私に母が後ろから追い討ち。

「いらんわ！　グッチの袋なんていらん！　てか、そなもん捨てろ！」
昔の緑色だった頃のグッチの紙袋なんて今更見たくもない。

はぁ・・・エルメスはすごいなぁ
時が経ってもずぅーーっと同じデザインだったのね・・・
はぁ・・・・