ちょっと話が長くなるかもしれません。先に言っておきます(笑)
ひょんな事からタロットカードを購入しました。
実は、"占い師" 的な者になる事になりそうです。
って・・・はぁああ?? となりますよね。
分かります。実際私もそう思っています。
順追って説明します。
話は随分遡ります。
そもそものきっかけは1年半ほど通ってるネイルサロン。
ネイルをされる方であればお分かりかと思いますが、そこそこ凝ったデザインをやる場合、2時間ほどかかります。
その間、おしゃべり好きな私はあれやこれやとネイリストのお姉さん達といろんな話をするんですが、いつしか、彼女達の恋愛話や、悩みを相談される事が多くなりまして。
最近の若い子達ってウチラ世代が思ってる以上に繊細で傷つきやすいんですよ。
その事自体に驚いたんですが、更に驚いたのは、そういった悩みを抱え込むタイプの子が多いという事。
んでまぁ、今までの経験値で、『そういう時はこうすればいいんじゃない?』
とか
『きっとその男子はあなたに対して本当はこう言いたかったんじゃないのかなぁ』
とか、適当なアドバイスをしてたんですが、それが思いのほか彼女達を前向きな気持ちにさせていたらしいです。
最近は、私に話が聞いてもらいたくて、私の来店を超楽しみに待っているスタッフが多い・・・みたいな話も聞いてました。
そこのサロンは、客が来店したタイミングで空いているスタッフが就くというシステムの為、私の来店日は分かってはいても、その時タイミングよく手が空いていないと就けない。
よって、就けなかった場合は、次回私の来店日まで待つ事になる。
しかしながら、その次回も、シフトの都合で自分が休みかもしれないし、休みでなかったとしても、タイミングよく私に就けるとは限らない。
『○○さん早く来てくれないかなぁ~ その時は私が就けるといいなぁ。話聞いてもらって元気になりたいなぁ~』
みたいな感じで、私自身が知らない所で、彼女達の中では
「悩みを解決してくれるお客様」
みたいな事になっていたらしいのです。
これはもぉ・・・・新宿の母 的な?(笑)
街の占い師やな~~ みたいに、自分自身ネタで思ってたんですよ。
でーーーー ここまでが前置き。
(すんません 前置き長くて(笑))
ここからが本題です。
先日の事。
手足同時だったので、2人がかりでやってもらってたんですが、その際も二人の(主に恋愛の)悩み相談を受けてたわけです。
んで、それなりの回答をしてあげ、彼女達も
「なるほどぉ~そうですね!見方を変えれば・・・なるほどぉー うわぁーースゴイ!スゴイ!」
などと喜んでくれ、その姿を見ながら気分がよくなった私が、
ふと・・・本当にふと、何気に言ったんですよ。
「こうなったらタロットカードでも買って、占いとかやっちゃうかなぁ。二人とも話を聞いてほしかったら次回からはお金が必要ですからねぇー なーーんてね。あはははは」
と、そこで、思いもよらない事が起こったんです。
笑ってる私を凝視し、しーんと静まり返る彼女達。
え・・・えぇ・・・? なんで?
ここは突っ込むとこでしょ?
えええ? なんでリアクションしてくんないの??
ごめんごめん じょーだんだよぉー
わ・・・私まずいことゆっちゃった??
なになにこの空気。
とちょっと焦った私に対し、彼女達の口から意外なセリフが飛び出した。
「え・・・マジですか?」
「本当ですか?」
は?はぁああ? な・・・なになに??
「ホントにやってもらえるんですか?」
「払います払います!ていうか、いつですか?いつから始めるんですか?!!」
え・・・ええええええええええええええええええええ???
ちょっとちょっと 待って待って待って(笑)
いつって・・・・(笑) お金払うって・・・いやいや、貰えないですし(笑)
適当な事返してるだけですし。いやいやいや 嘘でしょ?
と、やんわりと否定したのだが、彼女達の目はマジなのである。
「いつも申し訳ないって思ってたんです。こんなに元気にしてもらって、いろんなアドバイス貰えて、お客様なのにこんなに良くしてもらっていいのかなぁ・・って。」
「そうですよ!他のスタッフも言ってます。お金払う価値あるよねって。話聞いてください。お金払って聞いてもらえるんであればもっといろんな事聞いてほしいです。時間貰えるんですよね??」
え・・・・マジか(笑)
そこからいろいろ知ったのだが、彼女達によると、友達に相談しても時間が経過しても、どうしても解決できない場合、実際に街の占い師を頼った事もあったらしい。
しかし、所詮占いであり、結果によっては更に落ち込んだり、見当外れだったりすることも多かったんだとか。
そんな時、私に話し、問題が一気に解決しただけでなく、以前より前向きになれたり、元気になったんだとか。
思ってもみなかった別の視点を、人生の経験値でアドバイスをする私の言葉は、私が思っている以上に説得力があるらしい(笑)
「実際は、タロットとか必要ないんです。話を聞いてもらって、アドバイスを貰えればいいんです。Mikiさんだったらなんて答えるんだろう?どんなアドバイスをしてくれるんだろうって・・・考え方とか、問題解決をする為の対処法を教えてもらいたいんです。て言うか、今までそうして貰ってるし」
んで、その為にお金を払っても構わないと(笑)
というか、むしろ、今の状態だとお客さんとして来店し、たまたま自分が担当にならないと聞いてもらえないのが歯がゆくてしょうがなかったと。
お金を払えば自分のタイミングで話を聞いてもらえるのだとしたら全然払っちゃうと(笑)
ほっほぉーーー ですよ。
ビックリしました。
いやいや しかしさ、私は、話を聞いてお悩みを解決する事を生業とする、心理カウンセラーではないわけでさ、話聞くだけでお金貰うわけにいかんしね・・・
って事でして。
そこで! 登場するのが タロットカード のわけです。
タロット占い という名目があれば、それなりのお金が発生する事になる。
(と、彼女達が教えてくれた(笑))
私は未だかつてお金を払って占ってもらった事がない。
「へーー 今年は運気が良いんだぁ~」的な、新年だけヤフーの特集でサクッと触る程度です。
自分の周りで起きる大抵の問題は、今まで生きて来た経験値のどれかのサンプルで片づけられる。
50年以上生きていれば
「うっわぁーーー 経験した事のないほどの悩みだわぁ~」
だの
「こんなつらい目に遭ったの初めて~~」
なんてそうそうないですもん(笑)
大概は過去に経験したどれかに嵌ってるってもんです。
こんな私なので、タロットカード占い師にお金を払って見て貰う女性の心理が理解できなかったのだが、今回の彼女達の話を聞いていて、なるほどそういう事か・・・・
と、凄く納得した。
要するに・・・占い に価値を見出しているのではなく、問題解決の糸口を得る事に価値を見出しているのだと。
それは、カードのメッセージが背中を押してくれる場合もあれば、私のようなちょっと変わったオバハンからのアドバイスの場合もあるのだ。
もしかしたら、一番重要なのは、抱えている問題を安心して話せる場所 なのかもしれない。
そして"その場所" は、それを専門とする心理カウンセラーでは、きっと敷居が高いのだ。
そこまで深刻ではないからこそ、街の占い師 的なオバハンにアドバイスを求めるのだろう。
長くなりました。
ネイルサロンでその話をしたのが2月1日。
彼女達との約束で、次回来店日までには予約が取れるようにしておく必要がある為、今、ガチでタロットカードを練習しております(笑)
ま、実際はどうなるか分かりませんが、なんでも経験です(笑)
やって欲しい、聞いてほしい って言うんであれば
やっちゃいましょー 聞いちゃいましょぉー
ですな(笑)
こうなったら・・・・名古屋の母! とか?
いやいやいや 恐れ多い って(笑)
ぽちっと応援下さると励みになります