Divorce

近頃世間を賑わせている藤原紀香離婚問題。
このケースに似たような問題は芸能人に限らずいっぱいあると思うんですよ。

むしろ芸能人だから、スパッと離婚するわけで、一般人にとって離婚と言うハードルは高いので、なかなか浮気ごときじゃあ離婚にまで発展しない気がします。

どちらかの浮気が原因で夫婦関係に破綻が生じ、一緒に食事するのなんて絶対に嫌！　とか、旦那の洗濯物なんて洗いたくない！
とかあったとしても、子供の為、生活の為、世間体の為・・・
いろんな現実的な事情を抱え込んで実際はなかなか離婚にまで踏み切れないと思います。
まぁ、一般人は浮気程度じゃあ離婚はしないでしょうねぇ～。



それはさておき・・・
今回のこのノリカの心情はよぉーく分かる。
痛いほど分かります。
言っちゃあなんだけど、傍から見ても格差あり過ぎの（言うなれば芸能人として格下の）陣内を選んだわけですから、彼女には彼女なりの折り合いのつけ方があったと思うんですよ。

この人だったら絶対に私を守ってくれる。
この人なら絶対に私を裏切らない。
いやいや　私を裏切らないのは世界中でこの人しかいない！

仕事も、趣味も、センスも、勿論ビジュアルも
全く別の世界で生きて来た相手を選んだのは
自分だけをひたむきに見つめてくれるであろうと言う、陣内の中の純粋さに惹かれたからだと思うのです。

「他の事は何もいらない。自分だけを純粋に見つめ続けてくれる、これが欲しかったのよ。安心感が私は欲しかったのだ。この人は絶対に私を裏切らないわぁー」
と、ノリカが思ったかどうかは分からんが・・（笑）
それまでの恋人達から味合わされた苦い経験が、陣内のような人を選べと、神が一瞬いたずらしたのではないかと・・・（笑）


他の事を度外視し、そこだけでいいのよ！
というか、そこだけしかない相手を選び、んでもって生命線であるその部分が切れちゃったわけですから、浮気ごときで離婚に至るわけです。
自分が格を落として合わせた相手に容赦なく痛めつけられるってのは、そりゃあもう立ち直れないほどのダメージを受けますよ。
相手が格下だと思っていたのは自分だけで、いつの間にか格下の更に下に自分が落ちていたと言う現実に気付かされると言うのは耐えられないんじゃないかなぁー。


恋人同士の時に、なんとなく流れている関係性は
夫婦になり、時間の経過と共に変化します。
恋人時代の関係性は夫婦になった途端にリセットされると言ってもいい。
男はやはり、他の女性に目が向き、女はこんな旦那に尽くす事自体がバカらしく思えてくる。

余談ですが・・・私の知り合いの男子の話。
バブル期、いろんな女性と浮名を流した彼は
結婚する女は　超家庭的で、優しくて、地味目で、料理が大好きで、家庭の事しか出来ないようなおとなしい女を選ぶのだ！
と　豪語し、どうやって見つけて来たのか、それまでの彼の恋人達からはまるっきり対極のおとなしい女性と結婚した。

そして5年後・・・
彼の嫁は、メルセデスを乗り回し、派手なブランド品を身に付け、家事もそこそこにいろんな習い事に精を出すセレブ気取りの若奥様に変身し、彼はと言うと、その嫁さんに小遣いを決められ好きなゴルフもままならない地味な旦那に変身したのです。

久しぶりに集まった仲間内の席で、遠い目をしながらボソッと言った彼の一言が未だに忘れられない。
「女って・・・変わるんだよなぁ・・・。こんな事なら、あいつじゃなくて、ウマが合ったその前の彼女と一緒になればよかったよ・・・」

人は変わるのです。
自分が「絶対にこうだ！」と決め付けない事ですね。