派遣会社から現場のリーダーに任命されたことは先日の記事で書きましたが、さっそく(問題児の)Kちゃんと面談したんです。
私がリーダーであることは営業から伝えてあるので、Kちゃんは今月から私との面談があることも勿論承知のはずなんです。
はずなんですけどねぇ(笑)
なかなかイメージ通りに行かないのがKちゃんのKちゃんたるところです(笑)
本人の思いと、クライアントの意向がズレることはよくあるんですが、Kちゃんの場合はそのズレがとっても大きいという面倒くさいことになっています。
Windows7のサポート終了が迫り、全国いや世界中のシステム会社がこぞって取り組んでいるのはWindows10へのリプレイス案件だと思います。
私の勤務する会社も年内に数千台規模をこなさねばならず、それ専任の要員が雇われ、いまチームは一時的に30名を超えています。
リプレイス案件が落ち着いた2020年1月の時点で、専任で雇った数名の内、ポテンシャルがありそうな人材だけを残す予定です。
技術畑の世界なので、ITスキル=能力 という指標があります。
コミュ力がなくてもスキルが高ければ必要とされますが、その逆はあり得ない。
ましてや派遣という立場であれば、社員よりも余計にスキルを要求されます。
ここ何年かはこの業界でもコミュ力の必要性が見直されてはいますが、それでも最低限のスキルが大前提であり、更にはプラスアルファの伸びしろというポテンシャルも不可欠です。
件のKちゃん
リプレイス案件でみるみる頭角を表し、つい先日リプレイスの現場リーダーに任命されました。
Kちゃん以外の専任で雇われた人達は一般職だった20代の女性とか、元営業だった30代男性といったIT未経験者ばかり。
チーム在籍10ヶ月という実績があるのはKちゃんだけなんだから、当然といえば当然なのですが、この「現場リーダー」という彼女の称号が私との面談をかなり厄介なものにさせたのです。
リプレイス案件のためにこれまで何人も人が雇われました。
そしてそのうち何人かはリプレイス案件から外され、サーバー構築とか、ネットワーク構築とかの主力案件のアシスタントとして格上げされ、そのたびにリプレイス要員を補充する・・・というのを繰り返してるんですが、Kちゃんだけがずっとリプレイスの主力として残っています。
つまりそれは、これ以上のポテンシャルがないと判断されているということなんですが、現場のリーダーになってしまったKちゃんは
「私はできる!」「現場を任されている」との自負が邪魔をし、私の話を全く聞こうとしない。
「年内にスキルアップが見込めないと契約終了の可能性があるから、次のステップを考えていこう」
と私が提案すると・・・・
「そのへんは大丈夫です(←半笑い)いろんな案件をやらせてもらえばスキルアップはできると思うんで(←半笑い)」
「年内はリプレイス案件以外の仕事を与えてもらえないと思うから、今の段階ではいろんな案件をやりながらのスキルアップはできないんだよ」
「は?いやいやいやそんなことリーダーのFさんから(イケメンリーダーのこと)は一言も言われてませんけど?(←半笑い)」
「誤解があると思うけど、私達は社員じゃない。派遣者をスキルアップできるべく教育していくという義務はクライアント側にはないの。稀にそういうケースもあるけれど、それは無茶苦茶なポテンシャルがあると判断された場合だけ。リーダーが直接これやってみる?とか、こうなってほしいとか私達に言うことはないんだよ」
ちょっときつかったかなぁ・・・とも思ったけど、私はストレートに言ったほうが話が早いと判断した。
「今のままだと確実に切られるから、何が足りないとか、どうすればいいとかアドバイスするから一緒に頑張っていこう」
「え?切られるって・・・?(←半笑い)前に〇〇さんに相談したことがあるんですが、その時〇〇さんは『Kちゃんのペースでゆっくりステップアップしていけばいいんじゃない?』って言ってくださったので(笑)」
〇〇さん というのは先日超スキルアップしてめちゃ大手に転職した派遣できていたHくんのことです。
私は色んな角度から、アレヤコレヤと説明したのだが、まーーーったく彼女の心に響かない(笑)
もぉーーーあかん。
もぉおおお 無理! となる心をぐっとこらえ、いよいよ私は完全な直球を彼女に対してぶつけた。
「あのさKちゃん。こうも響かないってのはさ、私とKちゃんとの関係性が大きく依存してると思うわけよ(←私が半笑い(笑))」
「関係性・・・ですか」
「そう!Kちゃんは私のことが嫌いだよね?嫌いだから信用できない、信用できないから私の言うことが腹落ちしない。そういうことだよね?あのねハッキリ言うけど、チームの中で誰よりもあなたに残って欲しいと思ってるのは私だから」
あ~あ 言っちゃったよ・・・ って感じなんですがね?
凄いですわKちゃん(笑)
この私の言葉にかぶせ気味に、そして私を指差し、
「えええええウッソだぁああああ(←大笑い)」 ですよ。
もぉね、ぶん殴ってやりたかったです(笑)
私はさらに冷静にこういった。
「どうして嘘だぁあ なのかな?好きとか嫌いとかではなく、あなたをチームに残すこと、ウチの会社の枠を減らさないことが私のミッションなの。ウチのスタッフがクライアントさんから必要とされるようサポートすることが私の仕事なの。〇〇くんとか、チーム内の他社の派遣さんが何を言おうとね、いい?Kちゃんがいてもいなくてもどっちでもいいんだよ?だけど私は違う。そのへんだけは心に留めておいてもらえる?」
別にさぁ、あれなんですよ。
「いいよいいよ!今の調子で大丈夫!頑張って!」とだけ言ってても構わないんですよ。
彼女が切られようがどうしようが極端なことを言ってしまえば私だって構わないわけです。
けどさ、そうじゃないじゃん?
少しでもなんとかなる道があるのならばなんとかしてあげたいって感じるわけですよ。
慢心かもしれない、傲慢かもしれない。
けれど、派遣会社のリーダーという立場である以上、そうしようと思うことが使命であると思うわけです。
それでもやはり落ち込むわけですわ。
人に対して嫌なことを言うってのはパワーも必要だし、それより何より心が痛む。
翌日のランチで管理部のTちゃんに救われました。
彼女はこう言ってくれたんです。
「偉いねぇ。すっごく偉いよ。だってさ、嫌なことを言うのは愛があるからだよ。ハートがあるってことだと私は思うもん。わざわざ嫌われることを言う必要ある?ハートがあるから言うんじゃん?」
理解してくれる人がいるってだけで本当に救われます。
これからも頑張ろ って思えた私なのでした。
私がリーダーであることは営業から伝えてあるので、Kちゃんは今月から私との面談があることも勿論承知のはずなんです。
はずなんですけどねぇ(笑)
なかなかイメージ通りに行かないのがKちゃんのKちゃんたるところです(笑)
本人の思いと、クライアントの意向がズレることはよくあるんですが、Kちゃんの場合はそのズレがとっても大きいという面倒くさいことになっています。
Windows7のサポート終了が迫り、全国いや世界中のシステム会社がこぞって取り組んでいるのはWindows10へのリプレイス案件だと思います。
私の勤務する会社も年内に数千台規模をこなさねばならず、それ専任の要員が雇われ、いまチームは一時的に30名を超えています。
リプレイス案件が落ち着いた2020年1月の時点で、専任で雇った数名の内、ポテンシャルがありそうな人材だけを残す予定です。
技術畑の世界なので、ITスキル=能力 という指標があります。
コミュ力がなくてもスキルが高ければ必要とされますが、その逆はあり得ない。
ましてや派遣という立場であれば、社員よりも余計にスキルを要求されます。
ここ何年かはこの業界でもコミュ力の必要性が見直されてはいますが、それでも最低限のスキルが大前提であり、更にはプラスアルファの伸びしろというポテンシャルも不可欠です。
件のKちゃん
リプレイス案件でみるみる頭角を表し、つい先日リプレイスの現場リーダーに任命されました。
Kちゃん以外の専任で雇われた人達は一般職だった20代の女性とか、元営業だった30代男性といったIT未経験者ばかり。
チーム在籍10ヶ月という実績があるのはKちゃんだけなんだから、当然といえば当然なのですが、この「現場リーダー」という彼女の称号が私との面談をかなり厄介なものにさせたのです。
リプレイス案件のためにこれまで何人も人が雇われました。
そしてそのうち何人かはリプレイス案件から外され、サーバー構築とか、ネットワーク構築とかの主力案件のアシスタントとして格上げされ、そのたびにリプレイス要員を補充する・・・というのを繰り返してるんですが、Kちゃんだけがずっとリプレイスの主力として残っています。
つまりそれは、これ以上のポテンシャルがないと判断されているということなんですが、現場のリーダーになってしまったKちゃんは
「私はできる!」「現場を任されている」との自負が邪魔をし、私の話を全く聞こうとしない。
「年内にスキルアップが見込めないと契約終了の可能性があるから、次のステップを考えていこう」
と私が提案すると・・・・
「そのへんは大丈夫です(←半笑い)いろんな案件をやらせてもらえばスキルアップはできると思うんで(←半笑い)」
「年内はリプレイス案件以外の仕事を与えてもらえないと思うから、今の段階ではいろんな案件をやりながらのスキルアップはできないんだよ」
「は?いやいやいやそんなことリーダーのFさんから(イケメンリーダーのこと)は一言も言われてませんけど?(←半笑い)」
「誤解があると思うけど、私達は社員じゃない。派遣者をスキルアップできるべく教育していくという義務はクライアント側にはないの。稀にそういうケースもあるけれど、それは無茶苦茶なポテンシャルがあると判断された場合だけ。リーダーが直接これやってみる?とか、こうなってほしいとか私達に言うことはないんだよ」
ちょっときつかったかなぁ・・・とも思ったけど、私はストレートに言ったほうが話が早いと判断した。
「今のままだと確実に切られるから、何が足りないとか、どうすればいいとかアドバイスするから一緒に頑張っていこう」
「え?切られるって・・・?(←半笑い)前に〇〇さんに相談したことがあるんですが、その時〇〇さんは『Kちゃんのペースでゆっくりステップアップしていけばいいんじゃない?』って言ってくださったので(笑)」
〇〇さん というのは先日超スキルアップしてめちゃ大手に転職した派遣できていたHくんのことです。
私は色んな角度から、アレヤコレヤと説明したのだが、まーーーったく彼女の心に響かない(笑)
もぉーーーあかん。
もぉおおお 無理! となる心をぐっとこらえ、いよいよ私は完全な直球を彼女に対してぶつけた。
「あのさKちゃん。こうも響かないってのはさ、私とKちゃんとの関係性が大きく依存してると思うわけよ(←私が半笑い(笑))」
「関係性・・・ですか」
「そう!Kちゃんは私のことが嫌いだよね?嫌いだから信用できない、信用できないから私の言うことが腹落ちしない。そういうことだよね?あのねハッキリ言うけど、チームの中で誰よりもあなたに残って欲しいと思ってるのは私だから」
あ~あ 言っちゃったよ・・・ って感じなんですがね?
凄いですわKちゃん(笑)
この私の言葉にかぶせ気味に、そして私を指差し、
「えええええウッソだぁああああ(←大笑い)」 ですよ。
もぉね、ぶん殴ってやりたかったです(笑)
私はさらに冷静にこういった。
「どうして嘘だぁあ なのかな?好きとか嫌いとかではなく、あなたをチームに残すこと、ウチの会社の枠を減らさないことが私のミッションなの。ウチのスタッフがクライアントさんから必要とされるようサポートすることが私の仕事なの。〇〇くんとか、チーム内の他社の派遣さんが何を言おうとね、いい?Kちゃんがいてもいなくてもどっちでもいいんだよ?だけど私は違う。そのへんだけは心に留めておいてもらえる?」
別にさぁ、あれなんですよ。
「いいよいいよ!今の調子で大丈夫!頑張って!」とだけ言ってても構わないんですよ。
彼女が切られようがどうしようが極端なことを言ってしまえば私だって構わないわけです。
けどさ、そうじゃないじゃん?
少しでもなんとかなる道があるのならばなんとかしてあげたいって感じるわけですよ。
慢心かもしれない、傲慢かもしれない。
けれど、派遣会社のリーダーという立場である以上、そうしようと思うことが使命であると思うわけです。
それでもやはり落ち込むわけですわ。
人に対して嫌なことを言うってのはパワーも必要だし、それより何より心が痛む。
翌日のランチで管理部のTちゃんに救われました。
彼女はこう言ってくれたんです。
「偉いねぇ。すっごく偉いよ。だってさ、嫌なことを言うのは愛があるからだよ。ハートがあるってことだと私は思うもん。わざわざ嫌われることを言う必要ある?ハートがあるから言うんじゃん?」
理解してくれる人がいるってだけで本当に救われます。
これからも頑張ろ って思えた私なのでした。