8月15日
雨のブラッセルを歩き、とあるカフェへ
ベルギーといえば
ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット
(René François Ghislain Magritte, 1898年11月21日 -1967年8月15日)
シュルレアリスムの画家
を、思い起こす方もいらっしゃることだろう。
(シュルレアリスムはフランス語、日本においては和製英語流にシュールリアリズムと呼ばれることもある)
その、マグリットやシュルレアリストたちのたまり場となったカフェに行ってきた。
外見は
入るのを躊躇する建物(18世紀中ごろに建てられたそうだ)
恐る恐る入ってみると
マグリットがまだ無名のころ、初めて展覧会を開いた場所だそうだ。
煙草や葉巻、パイプの煙がもうもうと立ち込める、狭く、薄暗いカフェで、
若きシュルレアリストたちは、何を語り合っていたのだろう。
ブラッセル州の援助で、奥はモダンなカフェになっている。
予想外に観光客が多く、中の写真をあまり撮ることができなかったので、
お客さんの少なそうな頃を見計らって、今度は娘と行こう。
このカフェに残されている名言
誰のかは、分からないそうだ。
〈Philologue, il est permis de se taire dans toutes les langues.〉
文献学は、どの言語でも、だまることを許されている。
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*文献学(ぶんけんがく、英: philology、独: Philologie)とは
過去の文章、言語を扱う学問である。諸外国の学問的歴史において文献学という言葉は、言語作品および文化的に重要な文章を理解するために不可欠な歴史的、文化的な変遷や文学的な側面としての言語を対象とする学問を意味する。すなわち文献学とは特定の言語の重要な歴史、著作物の理解、文法的および修辞的、歴史的研究を指す。
歴史的言語学という文献学の狭い意味では、文献学は19世紀の初めての言語への科学的探究であったが、20世紀初頭では現代的な言語学にその地位を譲った。
・・・・・ウィキぺディアより引用
〈Nul m'est etranger comme moi-meme.〉
自分自身ほど、他人である者は誰もいない。
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つまり、
「自分のことを知ってるつもりでも、思っているほど知らない」
ってことでは・・・と娘。
〈Tout homme a droit a vingt-quatre heures de liberte par jour.〉
すべての人は、1日24時間自由である権利を持っている。
これが一番分かりやすい。これぞ、名言!
カフェのHPはこちらです。
La Fleur en Papier Doré
8月15日
マグリットの命日だったのね。