ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

十五夜

2011-01-18 | 月・星・雲、空
                 今宵は十五夜。
                 丘陵上に出たときから、そして暗くなってからも
                 窓からきれいな月を見ることができました。
                 灯りを消して月を楽しむ・・・至福のとき。

            午後4じ過ぎ、帰宅した時にはもうこんなに昇っていました。
       

                  

            午後5時すぎの月です。
       

       

               今宵の月は実にきれいでしたね~

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多摩川にさらす手作・・・      東京

2011-01-18 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
                 治療院が終わって、かねてから行きたいと考えていた
                 万葉歌碑へまわってみました。
                 小田急、和泉多摩川の駅から多摩川土手へ出て、
                 そこからさかのぼって行くことに。

             多摩川上流を見る。         
        

             こちらは多摩川下流を見てみました。
        

             多摩川の五本松・・・有名らしいです。
             この近くの道路を渡り、住宅地へ入っていくと・・・
        

             梅の花が目に入りました。
             満開の花に惹かれるように近寄って行ったところ、
             そこが歌碑の立つ場所でした。
        

                      万葉仮名で書かれた歌碑でした。

                   多痲河泊爾左良須弓豆久利佐良左良爾
                   奈仁曾許能児能己許太可奈之伎

                      一般的には

            多摩川にさらす手作さらさらに何ぞこの児のここだ愛しき  ー東歌ー(巻14 3373)
               
              

                    枝垂れ桜の咲く頃はきれいだと思います。
              

        

                   白梅の花が青空の下、満開でした。
        

        


             古代、この地域では租庸調の調として手作りの麻布を納めていました。
             布を川の水にさらしている時の情景、またこのように歌いながら
             さらす作業をしていたのかもしれません。
             微笑ましい一首だと思います。

             解説によりますと上二句の、多摩川にさらす手づくりは
             「さらさらに」を導き出すための序詞とのこと。
             また、「さらさらに」は音としてのさらさらと
             気持ちの「さらにさらにどうして」、この二つの意味を持つ
             掛詞となっているとのこと。
             組み立てが巧みですね~

               (多摩川にさらさらとさらす手作りの布のように、
                さらにさらに、どうしてこの娘がこんなにかわいいのだろう)

             一帯の地名に調布、布田、国領、砧などがあります。


             歌碑はかつて多摩川の大洪水により流失したのですが、
             後の世の人の熱意により、拓本の写しを基に、再建されたものとのこと。
             書は松平楽翁(定信)。

                            
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