MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 四万十の宿 ㉕ 2020 

2021年03月04日 | お遍路好き(修行・高知)
四万十の宿

この日はおそろしく近い距離です。12Km!!
健脚で40kmペースだったら足摺岬への足がかりとなる宿まで行けると思います。
私には無理だと思った事と通りたい遍路道がありました。

下田港から対岸の初崎まで渡し舟のお遍路道があると言うことことだったのです。
お遍路マップにもその船頭さんへの連絡先が出ています。

そんなルート上に泊まってみたい四万十の宿がありました。
建築的に勉強になりそうな宿でした。

でも結構お高い♪

どうする?!
そこで出会ったのが365日貯金です。
その日にちに合わせてその日にちの金額を貯金していくと6万ちょっと貯まるというものです!
日々のちょっとの貯金で6万貯まるのです!おすすめです♡
完全には埋められなかったのですが、それでも5万円ほど貯まりました(^^)v

入野松原を散策しつつも案の定、到着が早くなりすぎる結果に。
しかしながら、道を確認する私に声をかけてくださる方がいたり短い道のりにも出会いがありました。
宿までもう少しのところで丁度お昼の時間だったので珍しくお店に立ち寄りました。
茶楽やまもと屋さんです。
何かでチェックしていたお店です。
パンが美味しいとあったと思います。定食も魅力的でしたが、焼きサンド??ホットサンドを注文。
もちろん美味しかったです♪
後から入店してきた地元の人らしい二人組みの方は二人ともアジフライの定食を注文していました。
ちょっと気になる(^^;)漫画や雑誌もいっぱい置いてあって地元の人の憩いのお店かな?という印象です。
おかげで私もゆっくり出来ました。雑誌の中にはムーもあったりして手に取ったことが無かったので読んでみました。
オーナーは同じ世代の人かな?太田旅館でもそんな話になったし。ムーと縁のあるお遍路かも(笑)
のんびりするにも限界がやってきて出発です!
焼サンドの付け合わせのミニトマトが美味しかったのですが、レジの横にトマトが売っていました。
聞いてみると同じトマトとのこと、購入しました。
このお遍路4袋目のミニトマトです♪ けっこう食べたな~。

このあたりはオシャレなお家が何棟かあり、目の保養になりました。
ハワイ?!みたいなお家もあったし、モダンな感じのお家もありました♡
そうこうしているうちに、あっという間に到着してしまいました。
なので、宿の前を通り過ぎて土佐西南大規模公園でしばしのんびりしました。

こんな時間も大切ですね。

チェックインが可能な時間が来たので宿へ向かいます。
温泉棟と宿泊棟と違う建物になっていました。
建物の構造に樹をモチーフにしたデザインが印象的でした。
宿泊棟は2階建で中庭を囲うように建てられています。
黒い壁を基調としていて落ち着いた雰囲気です。
温泉棟は地元の常連さんで賑わっていました。
温泉に浸かって夕食をいただきにレストランへ向かいます。
すると最後に泊まりたかった三原町のどぶろくが特別に用意されていました。
三原町のどぶろくの民宿に泊まりたいと思っていたのですが、
泊まりたい宿は予約が入っていたり、予約を入れられたところは年齢的に引退を考えられていたのか、
最終的に断られてしまいました。

三原町が最後の宿だったのでここでこのどぶろくをいただくのを楽しみにしていたのです。
その宿とは違う酒造所のどぶろくでしたが美味しくいただきました。
よかった♡
一人で泊まるにはリッチすぎる宿でしたがのんびり出来て良い時間を過ごせました。

抜けて行くにも広い入野松原の県立公園


地図を確認しているとフタイロカミキリモドキの雄。きれいな玉虫色でした。


生垣アーケード!!


タイヤや岩、U字溝で作られた客席にも見える場所かありました


ウラジロの芽が目のよう


茶楽やまもと屋さんの焼サンド


木をモチーフにした構造の四万十の宿


展望コーナーがありました。星が見えるかな?


中庭を囲むように建てられた宿泊棟


頂くことが出来た三原町のどぶろく


四万十のりの天ぷらは美味でした♡
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歩き遍路 入野松原 ㉔ 2020 変化に富んだ美しい海岸線を進む

2021年03月02日 | お遍路好き(修行・高知)

こぶしのさとに一枚の絵が部屋に飾ってありました。(トップ写真)
丸っこい島の絵です。。なんだか可愛らしい♡なんだろう?どこにあるんだろう??気になりつつ出発です。

宿から5kmほどの所にある伊与喜という駅の近くで国道から離れる遍路道があったのですが工事の為に通行止めでした。
この道を通ると熊井トンネルというレンガ造りの古い趣のある隧道を通ることが出来ます。
(今はもう通れると思います)

残念!

しばらく進むとなぶら道の駅が現れます。建物のデザインも素敵で目を引きました。
トイレポイント、明神丸のカツオも頂けるようなのでお昼のポイントとしても魅力的です。
町なかにはいると宇宙船のようにも見える建物が現れました。
初めて見るスタイルの津波避難タワーでした。
8階建ての高さで景色もめちゃめちゃ良いようです。しかし、階段で登るようです。
津波避難タワーはすべて屋外の塔という印象ですが、ここのタワーには宇宙船のように見える室内が部分がありました。
確かに!ここに逃げてしばらく外に出られない環境になった場合、ただのテラスよりも助かるはず。利用価値も上がるはず!
と感心しながら橋を渡り始めた時です。。。

?!

あれは!あの絵の島???

海側の橋の向こうに見覚えのある丸っこい山が見えます!
海だから、島だ!

確認したく足が進みます!
海に出て確認するとまさしくあの絵とそっくりの島でした!
鹿島という島でした。
一帯を鹿島ケ浦といって大きな公園がありました。
とてもよく整備されていてのんびり出来そうな公園でした。
あの絵の島だ!絶対!!何かすごいものを発見した気分です!
こんな前振り。。粋だなぁ。嬉しくてたまりませんでした。

次に現れたのは塩田です。
シンプルな建物なのに海の景色と合わせて印象的で素敵でした。
売っているのかな?と近づくとこの日はお休みの様でした。
少し外から見学。
土佐の塩丸さんといいます。
この後の宿でこちらのお塩を使ったおかきなどを買って食べてみました♪美味しかった♪♪
その後、お塩も見つけてお土産に買って帰りました。

海沿いの国道は日影が無いのが辛いところ。。
歩みを進めるとお遍路休憩所や大師堂でよくみられる寄棟の屋根が見えて来ました。
あそこで少し休憩しようと思って近づいていくと・・・なんと。
個人邸?!インドネシアの東屋ガゼボでした。。(涙)
景色も良くて気持ちよさそう~💗
一度休憩したいと思うとその気持ちは高まります。
するとその先に可愛らしい水色の何か懐かしい感じもする建物が見えて来ました。
ビックマリーンとあります。景色も良さそうです♪
民宿かと思ったのですが、一角がカフェになっていました。
ここで休憩しよう!
入ってみると地元のおじさんたちがのんびりとそれぞれの時間を過ごしていました。
景色の良さそうな窓側の席はそのおじさん達で埋まっていました。
遠慮して少し離れた場所へ。
コーヒーフロートを注文。ストローとアイスをすくうスプーン、それらの下にひいてあるナプキンもどこか懐かしい。
昭和の終わり頃を思い出す感じでした。
建物もその頃に流行ったサーファーズハウスのようなイメージです。
SEA DOGって覚えていますか?流行りましたよね??そんなことも思い出しました。

元気になって出発です♪
砂浜が広がっています!浮鞭海岸とあります。ウミガメが産卵をする浜辺とのことです。
緩やかな気持ちよさそうな浜辺ですが、離岸流があって泳いではいけないようです。
浮鞭大師堂が現れたら宿のある入野松原のある県立自然公園まであと少しです。
公園に入ってからがまた遠かったです。
グランドや球場があったり、畑もありました。
そして宿のネスト・ウエストガーデン土佐に到着!
25kmの道のり、荷物はこぶしのさとさんが運んで下さったので楽だったのですが、ヘトヘトになりました。
系列の宿のようでしたが雰囲気は全く違う宿でした。
一巡目で出逢ったお遍路さんがお勧めしてくださった宿です。
洋風です♪中庭にはハーブの花壇があります。
お部屋にはコメントと一緒にそのローズマリーのハーブが添えてありました。
大きな大浴場もありました。日帰りも出来るようです。
夕食の前に少し浜辺を散歩しました。
綺麗な貝や鳥の足跡、波の文様。癒される時間を過ごすことが出来ました。

おすすめの宿です。

しゃれたデザインの建物 なぶら道の駅


宇宙船?!津波避難タワー


あれは?どこかで見た形!


こぶしのさとの部屋にあった絵と同じ!


鹿島ヶ浦の美しい公園


土佐の塩丸さんの塩田


塩田の様子①


塩田の様子②


おかきを購入♡


土佐の塩丸さんと違うスタイルの塩田もありました。


遍路小屋かと思ったら個人宅のガゼボでした。。


民宿ビックマリーンさんの一角にカフェ


懐かしいスタイル♪


ウミガメさんが訪れる美しい浜辺


桜が咲いていました


入野松原の公園は広い!


宿が見えて来ました


宿の近くから浜辺に出てみます


癒される海辺


鳥の足跡


海の足跡


朝の海はキラキラしていました
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歩き遍路 37番札所 2巡目 ㉓ 2020 みちぞい物語、猿田彦の命の業?の再会

2021年03月01日 | お遍路好き(修行・高知)
岩本寺
一巡目ブログ

朝はコーヒーと須崎で買ったパンの残りを一つ食べ、
居心地の良かったGUEST HOUSE 40010さんを出発しました!
道の駅が見えてきたところで逆打ちのお遍路さんが向かってきます。
何処から?の質問で答えると同じ市の方でした。
「もうお遍路さんには会えないかな。首都圏は緊急事態に入ったからね。」とお遍路さん。
そうか。。ただでさえ少ないけど、首都圏の人はもう出発できないか。。
お互い気をつけて行きましょうと健闘を祈って別れました。

本日は18kmと短めです♪少し窪川の道を散策したいななどと思っていました。
短い距離とはいえパン一つでは心もとないので道の駅 あぐり窪川で朝食をと思っていましたが、食べたいと思っていたメニューが無く断念。
しかしながら、その隣に「ゆういんぐ四万十」という農協のドライブイン?があり覗いてみる事に。
すると窪川高等学校とコラボした「ゆずカツオ」のおにぎりを見つけ、頂くことに。
外には大きな椨(たぶのき)がありその木を眺めながら頂きました。

元気が出たところで岩本寺に向かいます。
このお寺はプロアマ問わず全国から奉納された575枚の板絵が飾られた花天井が見どころです。(トップ写真)
そして技術的に価値のある円柱の「歓喜天堂」が注目です。歓喜天、夢をかなえるゾウのガネーシャが祀られています。
このお寺にはアルコール消毒器が設置されていました。
なのでその他は通常通り利用できました。ありがたい事です。
ゆっくりとお寺をお参りして出発です。

窪川を散策したい。。。
ラーメン屋さんに昔ながらの喫茶店、古民家カフェ♪
ラーメン屋さんには時間が早く、昔ながらの喫茶店には結局入る勇気がなく、旧都築家別邸を再生した古民家カフェ「半平」に行ってみる事にしました。
お遍路に行く前に調べた時は高知も感染が増えていて休館となっていました。
のぞいてみると別邸は見学できそうです。お店もオープンしていました。
しかし、カフェで使っているだろう正面の座敷には人がいません。。
おそるおそる覗くと事務所に人影があり、やっているか尋ねると「どうぞ」と案内をしていただきました。
入って右手に行くと物販コーナーがありました。
しかし、どこがカフェの入り口なのか分かりません。
すると障子の引き戸から声がしました。これまた、恐る恐る開けると正解でした!
窓側の席に通され、美味しそうなパフェと自家製のジンジャーエールと食べてみたいもの飲んでみたいものを注文!
抹茶とかコーヒーにすればよかったかな???すっかり冷えてしまいました。
しかしながら、どちらも美味しかった💗
裏のお庭も素敵でのんびりとした時間を過ごしました。
本日の宿まではあと12kmほどなのでゆっくり出来たのです。
建物の見学も少しさせていただき、今日の宿に向かって出発です。
次の38番札の足摺岬までは先が長いのです。。。一番長いと聞きました。

国道を進む途中、弘法大師と小坊主さんの像が目印の場所から旧遍路道に入ります。
道なりに進んで行くと明らかに人の敷地?!「窪川町環境美化センター」とある門がありました。
またまた覗き込むと向こうの方にお遍路の道標を見つけました。。
通って良いんだ!こういったシチュエーションは本当にドキドキします。
しばらく進むと歩き遍路道が現れました!
高知では少ない歩き遍路道!山道ではありますが、曲がりくねった国道を近道で進めます。
中古車販売の裏手に出てきました。お遍路さんの休憩所もありました。
しばし休憩!
国道は緩やかなようでけっこう登っていたりします。宿につくとけっこうヘトヘトになっていました。
この日の宿は土佐佐賀温泉 こぶしのさとです。
敷地内に大師様の像もあるりっぱな遍路小屋もあったので、野宿の方もここの日帰り温泉を利用して遍路小屋に泊まるの良いかもしれません。
チェックインをして部屋に案内される途中、次の宿を聞かれました。
答えると関連する宿らしく、荷物を運んでくださるとの事、一瞬迷いましたがこれも何かの縁、お願いする事にしました。
温泉を頂き、施設内のレストランで食べたいメニューを見ていると、お遍路さんが入って来ました。
韓国からの留学生です!安芸に向かう途中で出逢った男の子でした。
一緒に食べるのも変かな?などと考えつつも声をかけると、ベジタリアン?らしく食べられるメニューが無かったようで出て行ってしまいました。
意外とペースが一緒だったのだと知ります。次はルートが違うだろうしもう会えないかもしれない。
何か出来る事はないかな??と思いました。先ほどの遍路小屋にテントを張っているようでした。
ずっとマスクをしていない様子だったのでマスクを持っていないのかな?と思ったので、ホテルのフロントで売っていた手づくりマスクを購入して、
「これから通る方向に感染者が多く出ているみたいだから」と渡すと、持っているとの事。。

役立たずでした。シッパイ!

仕方ないですね。。安全を祈ってお別れしました。

それにしても宿の少し手前、拳の川休憩所の横にあった「四国遍路みちぞい物語」の看板にあったのですが、猿田彦の命の業だったのか?!
その近くに猿田神社があり、失ったものや再会なども叶うらしい。
ここで「そういえばあの男の子とは結局合わなかったな」などと考えた気がする。
今度、白豆腐をお供えにいかないとですね。

ゆずカツオおにぎりを食べた「ゆういんぐ四万十」


シンボルツリーの椨(たぶのき)


結局入る勇気が無かった昔ながらの喫茶店


旧道標がお店に馴染んでいた


仁王門が見えて来ました


アルコールが設置されていました


境内の様子


本堂


大師堂


歓喜天堂


旧都築家別邸 古民家カフェ「半平」


旧都築家別邸


旧都築家別邸 居間より庭を臨む


カフェコーナーの様子


メニューも可愛い


美味しかったミニパフェとドリンク(裏庭を愛でながら)


ミニ浸水橋


大師様の小坊主さんを見かけたら左へ


環境美化センターに侵入


右方向の道を進むと遍路道が現れます


歩き遍路道の様子


国道の上を通過


竹林もあり、のどかでした


自動車販売会社の裏手に出ます


段々畑


こぶしのさとの遍路小屋


神々しく大師様が迎えてくれます


夜は利き酒とおつまみを頂きました(うつぼの唐揚げは外せません。。)


朝は土佐ジロー


猿田彦の命の看板
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歩き遍路 2巡目 別格5番→仁井田 ㉒ 2020 2つの峠越え

2021年02月26日 | お遍路好き(修行・高知)
昨日、別格5番の大善寺をお参りしたのでこのお寺からスタートです。
この日は焼坂峠と七子峠の2つの峠を越える計画を立てました。

まずは須崎の名物の「たけざき」で卵焼き入りおにぎりのお弁当購入しました。
サケにこんぶ、おかか、自家製うめ!自家製に惹かれてうめにしました。
どこで食べようかな~楽しみが増えて元気に出発です♪

旧遍路道に入るまでは海の景色がとても良く楽しい道のりでした。
安和から線路沿いに進み焼坂峠の遍路道へ進みます。
なかなかハードでしたが、景色の良いポイントもあり、歩いて良かったです。
峠まではだいたい1時間ぐらいでした。
高速道を見下ろすポイントに出てくればあと少しで土佐久礼の町中に出ます。
丁度お昼頃だったので朝買ったおにぎりを食べられるところを探しつつ進みました。
橋を渡ると気持ちよさそうな土手が見えました。
ここでおにぎりを食べる事に。

緩やかな川の流れと今越えて来たであろう山なみを見つつお昼を頂きました。
とても穏やかな気持ちになり、元気も出てきました。
峠越えは一つにしてこの土佐久礼に泊まろうと思っていたのですが、
お昼の到着を考えると先に進むことにして正解でした。
土佐久礼は観光的にも魅力的な場所だったので、ここで一泊もありかと思います。

次の七子峠へは2つのルートがあります。
標高400mほどまで登る添蚯蚓(そえみみず)ルートと
川沿いの谷を進み最後287mまで登る大阪谷ルートです。
めだかの里さんのお薦めは添蚯蚓ルートでした。
大阪谷ルートはほとんどアスファルトの道で最後遍路道で登るようです。
ギリギリまで悩みました。

お昼を食べて元気になり、天気も良かったので添蚯蚓ルートを選択しました!

道標に従って進むとヘンロ小屋31号が見えて来ます。
そこに旧遍路道の登り口があります。
登り始めてまもなく弘法大師が旅人の為に湧出させたと伝えられる弘法清水の跡がありました。
そのすぐ先に情報では知っていた高速道路の開通に伴う回避のために階段が現れます。
せっかく登ったのに階段を降りるのは虚しいのです。
降りる方はそれほど長くなかったのですが、登りはかなり長かった。。気のせいでは無いと思われます。
お遍路地図にも「414steps」とあります。あの徳島の10番札所の333だんより多いのです。。。
ただでさえハードそうな添蚯蚓ルートに生まれた階段。。このルートを選ぶか迷ったポイントの一つであります。
階段は丸太調のデザインでどこかの公園を散策している気分に。。途中休憩所もあります。
公園のようですが、歩くのはほとんどがお遍路さんという事で雑草もけっこう生えるようで何カ所かに枝切りばさみが設置してありました。
多少協力しつつ進みます。そんな事をしていると気がまぎれるのかそんなに大変でもない階段だった印象です。
途中、迷いそうな所には道標があり、足元の悪い場所もありましたが順調に進むことが出来ました。
えっさ♪えっさ♪♪と登り、気持ちの良いと感じる遍路道に丸太で作ったベンチのようなものが現れました。
そこで立ち止まって振り返るとよく登って来たなと思うすばらしい景色を臨むことが出来ました。
いっきに疲れが吹き飛びます!
ここから少しづつ下り始めます。田んぼが見えてくると広い道に出てきました。
ここが七子峠です。
左右に曲がりくねり進むミミズのような道から名付けられた「添蚯蚓」確かに変化に富んだ遍路道だったように感じます。

七子峠には見晴らしの良い展望台のある駐車場がありました。
その一角には添蚯蚓ルートの入口の説明にあった「海月庵」がありました。
修行中の空海が久礼湾上の月を賞して名付けたのだとか。
お参りして先へ進みます!

添蚯蚓は明治25年に大阪谷から七子峠を越す道が開通してからは廃道となっていたそうです。
しかし弘法大師の遺跡など歴史ある遍路道として見直されているとの事、
どちらを通ろうか迷っているのであれば、私も添蚯蚓ルートをお勧めします。

二つの峠を越えてホッとしていましたが、宿までは約8km
単純計算ではあと2時間。。時刻は16時近く!18時になってしまう!!
宿の方には遅くなるかもしれない連絡はしていたものの予定よりかなり遅くなってしまいます。
再度連絡をしてガツガツ進みました。
しばらく国道に沿って旧遍路道を進みます。どこかで国道に戻らなくてはいけないのですが迷いながら進みました。
先に進んだもの先に進めなくなり、戻ることにしました。
すると吠えていたワンコに気が付いて出てこられたのか、戻り始めた私に
「行けますよ!!イノシシ除けの柵は開けて行ってください~~」と遠くから声をかけてもらいました。

ありがたい!!

行き止まりかと思いきや進むことが出来ました。
そして予定をしていた「お雪椿」のある白銀大明神御法殿まで進むことが出来ました。
そこからは国道を進みました。
この日の宿は「GUEST HOUSE 40010」さんです♪
仁井田駅の近くです。この場所にこの宿があって良かった♪
やはり、18時になってしまいました。。
GUEST HOUSE 40010に行くには踏切を渡る必要があるのですが、
そこの差し掛かった所で向いの施設から出てきたおじさんが車の中から「これから窪川まで行くの?」と聞いてきてくれました。
「この宿に泊まる予定です」と伝えると、なるほどいう感じで安心したよという表情で挨拶してくれました。

ありがたい、、でもやはり18時頃にウロウロしているのはお遍路的にはNGですね。
心配をかけてしまう。

宿の女将さんは若い方でした!新聞や雑誌でも取り上げられる素晴らしい女性でした。
温かく迎い入れて下さいました。
川の間という3畳ぐらいの部屋に手づくりの二段ベッドがある部屋を予約しました。
ロッカーもあるドミトリーの部屋が中心の宿です。
迷惑をかけたくない事もあり、川の間をお願いしました。
しかしながら、このご時世。。宿泊者は私だけでした。
古民家宿で、色々な工夫があって素敵な宿でした♡
食事は諦めていたのですが、簡単なカップ麺などが(有料)あり、それを頂きました。
なにか機会があればまた泊まりたい宿です。

『たけざき』が見えてきました


二個入り一個入りがあります。卵焼きが名物です!


美しい海を見ながら進みます


左へ、線路をくぐります


旧遍路道に入ります


なかなかハードです。鎖紐がありますが、使わないでの注意書きがありました。


高い場所まできました!良い景色です♩


ウラジロロードは気持ち良いですね


高速が見えれば峠を一つ越えました。


一つ目の峠を越えて川の土手でお昼


分かれ道は左へ、石標もあります


さらに小川を渡る左へ進みます


遍路小屋が見えればその先に旧遍路道入口


旧遍路道入口


登ります


判りにくいですが弘法清水の跡


下ります!


登ります!!


雑草を少しでもカット


再び旧遍路道


ベンチが見えてきました


そこからの景色


まっすぐ進んで行きそうな場所も判りやすくなっていました。


整備されていて助かります!


七子峠


七子峠からの景色


海月庵


宿に向けて遍路道を進みます!


鶴?!


ふきのような葉に白い花が咲いていました(シラユキゲシとのことポピーなんですね)


イノシシよけの柵は開けてよし!そしてきちんと閉める!!


お雪椿から国道へ戻りました


セグロセキレイかな??


宿が見えてきました♩


小さいお部屋ですが二段ベッドで広々使えました(川の間)


可愛いサインで古いスイッチもオシャレに見えました


有料で簡単な食事をとることも出来ました


初めて見たきつねうどん


いっぱいかカマボコが入っていました。








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歩き遍路 別格5番 2巡目 ㉑ 2020 やっぱり絶景だった!

2021年02月25日 | お遍路好き(修行・高知)
大善寺

青龍寺の納経所を出てその奥に進み恵果堂の先に海岸の尾根道、奥の院へ進むことができます。
この奥の院はお参りする時に靴を脱いでお参りする必要があるようです。
興味深い奥の院でしたが今回は足を運びませんでした。
尾根道の横浪スカイラインに出るまでの旧遍路道にもいくつかの船形石仏がありました。
多少きついですが、ほとんどこのような旧遍路道がない高知では楽しめました。
尾根道は県道で広い道です。ただ、歩道はほどんどないので気をつける必要があります。
やはり、絶景でした!!多少上り下りはあるもののその景色を見ていると気にならずに進めます。
途中、沢山の車が駐車していました。
着替えている人と目が合いました。まさかと思ったのですが、ウエットスーツを着ていたので。。
「サーフィンですか?」と聞くと、「そう」とのこと!!
この下にポイントがあるらしく、ここから降りていくのだとか。
少なくとも200m下に海があります。
行きは良しとして。。。サーフィンで疲れた足で上がってくるとは、相当魅力的なポイントなのでしょう。

景色を楽しみながら進みます♫
絶景のビューポイントや内湾が見える場所、武市瑞山銅像のあるポイントがあります。
武市瑞山銅像のある場所は広い駐車場になっていてトイレもあります。
ここからは徐々に下っていきます。湾まで出るとものすごい風が吹いて言いました。
ここから須崎までは風との戦いでした。
景色が良いと足取りも早いのか強風と戦っていた割には早く宿に到着しました。
別格5番目の前の旅館に泊まりたと思っていたのですが、廃業されていたのでホテルバンダガ(旧須崎プリンスホテル)
にしました。
チェックインがまだできない時間でしたが、ロッカーを借りることが出来、大きな荷物を置いて、明日予定していた
別格の5番の大善寺を目指すことにしました。

宿から約3kmの道のりです。
大師堂は道沿いに、本堂は階段を登り少し上にあります。
納経所からモノレール?も出ているようです。
大師堂がある場所は突き出た岬になっていたそうです。
海難横死者が多く出たため、海上・陸上の往来安全を祈願して祈祷を行ったとのこと。
「二つ石のお大師さん」と呼ばれるようになったそうです・
二つの大岩は長年波荒く打ち寄せる波の力で今は無いとのこと。

本堂に上がると蝋燭を立てる場所にお線香を3本お供えする意味が書いてありました。
戒香:自分と仏様とが共に仏の戒を持つこと。
定香:清らかな心となること。
解脱香:解脱といって覚りを持つということ。
とのこと。。。これからは心をこめられるかな?

本堂、大師堂をお参りして納経所へ向かいます。
納経所では購入したいものがありました。お塩です!
どなたかのブログでみて購入したいと思っていました。
四国唯一弘法大師秘伝の塩とのこと!
23番札所の薬王寺でも購入しましが、こちらのお塩はずっしりと重いお塩でした。
33番札所の雪蹊寺で購入した生姜飴に続き重量が増えました。。。ありがたい事です。
まだ利用はしていませんが、評判も良いようなので料理などにも使ってみたいです。

泊まりたかったお寺前の宿、柳屋さんは一棟貸しにリニューアル中でした。
近くの新荘駅から電車に乗りホテルに戻りました。
明日はこの駅からスタートしようと考えたのです。

さて、ここ須崎は鍋焼きラーメンが有名なのですが、有名店は遅くまではやっていないようでした。
ホテルに戻り調べていると近くに「らーめん処 ぼっちり」というお店を見つけました。
夜も21時半までやっているとのことで行ってみました。
めちゃめちゃ美味しかったです♪
おにぎりが付いているのですが、ツウの人は雑炊にしてもらうとのこと!
コロナ禍で遠慮してしまいましたが、スープも美味しかったので絶対美味しかっただろうな~と思いました。

ご当地ものを食する事も出来て幸せでした。

納経所の横を進みます


新緑が美しい朝


はじめは舗装された気持ちの良い道です


雰囲気のある舟形石仏


滝のような流れもありました


県道が見えて来ました


出た場所はこんな感じ


いきなり美しい景色です


200mも下の海でサーフィンをする方々の車!


絶景!


絶景!!


蜜蜂の巣たち♪(けっこう色々な所で見かけました)


内湾が見えました


絶景!!!


武市先生!


綺麗なニャンコもおりました


須崎の遍路小屋


野宿ルールが書かれていました


納経所の建物からモノレールが出ていました。


手前に大師堂


本堂へは鳥居をくぐり進みます


打つことは出来ませんが、海に向かって音が響くようです。


大師様が見守る手水舎


本堂は奥の方


ぼけ封じ観音


弘法大師秘伝の塩


泊たかった柳屋


最寄りの駅はしんじょう君が描かれた可愛い駅でした


ぼっちりさんの美味しかった鍋焼きラーメン









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