MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 44番札所 2巡目 ㊳ 2022 3つの峠越え!

2023年02月14日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
44番札所 大寶寺
一巡目ブログ

大福さんから引き返して鴇田峠を越えるか、先に進む形で畑峠遍路道を進むかギリギリまで悩みました。
宿の人に聞いたり、先輩お遍路さんに聞いたり、徳島で出逢ったタクミさんにもLINEで相談したりしました。
結果、宿の方からはあまり畑峠遍路道を進む人の話は聞かない事とタクミさんからのお勧めが原動力となり、
鴇田峠を越えて大寶寺へ向かう事にしました。
昨日歩いた突合大師堂(グーグルマップ調べ)まで約3km戻ります。
5kmほど歩いた場所にあった遍路小屋38号はトイレ・シャワー完備と言った具合で寝袋でのお遍路さんにはありがたい遍路小屋のようでした。
美しい川沿いを進みます。

右へ曲がるポイントで地元の女性とご挨拶しました。
歩き遍路であることを感心してくださいましたが、バスなどツアーを利用されているとはいえ、4回巡られている先輩お遍路さんでした!
7回巡られて錫杖のついた杖を持つことを目標にされているようです。
良い出会いがありました♪元気を頂けました。
途中、桜並木の美しい道がありました。バス停小屋があったので一休み。花吹雪が美しかったです。
その先にはキノコ畑もあり、このように育てられているんだと感心しました。
町中に入ったり、山道に入ったり、峠を越えたり変化に富んだ遍路道でした。
鴇田峠には「だんじり岩」があります。空腹と疲労の為に自分の修行の足りなさを腹を立て、
この岩の上で「だんじり(じだんだ)」を踏んで我慢された逸話が残っている場所でした。
そして鴇田峠は標高800mほどで大洲からずっと雨続きだったが
やっとこの峠で晴れて「日和りだ」と言われたのがなまって鴇田(ひわだ)になったそうです。
この遍路道を選んで良かったと思いました。
峠を越えて久万高原の町が見えてきたときはとても足が軽くなりました。
町中でもいくつかの古い大きな遍路道標を見つける事が出来ました。
橋を渡ると総門がありました。これは、ほぼ歩き遍路で車移動だった時には気が付きませんでした。
44番札所大宝寺まではもうすぐです。
懐かしい参道を進みました。迫力ある杉の木や山門も懐かしくお参りしました。
納経所では45番札所からスタートした夫婦が結願されたようでした。
納経所の方から「1番札所から出発して1番札所にお礼参りするという風潮がありますが、その必要はありませんからね」
と伝えていました。
私も少々悩んでいた事なので参考にさせていただくことにしました。

さてさて、本日の宿は「八丁坂」さんです。
油断していました。3kmほどで到着できると思っていたのですが・・。
峠御堂がある峠を越えなくてはいけませんでした。
本日3回目の峠!まさか3つも峠を越えるとは調べ不足で油断をしていました。
峠にたどり着いたときは17時頃になっていて、頑張らないと陽がくれそうでした。
宿にも連絡して、急ぎました。結局、18時少し前の到着。。

この日は26kmほどの距離ですが、3峠(下坂場峠・鴇田峠・峠御堂)超えるのは少々キツイスケジュールでした。
峠のチェックはきちんとした方がいいですね。


気持ちの良い朝♪空気が美味しい💗


シャワー施設もある遍路小屋


美しい風景


ここを右に曲がります


曲がったところ 内子町は広いですね


周辺地図がありました。イノシシの絵が?!


桜吹雪がきれいでした


三嶋神社 畑峠遍路道との合流地点です。


雰囲気のあるお地蔵様


真っすぐ行きそうですが、歩き遍路は左方向へ登ります


しいたけ畑がありました とても大切に育てられている♪


鴇田峠遍路道入り口


最初の峠への歩き遍路道 左の道を上がります


峠が見えて来ました 超えると久万高原町です!


ちょっとした歩き遍路道がありました


🗿モアイ?!


応援してくれています♪多分


古い道標 いよいよ鴇田峠へ


鴇田峠への歩き遍路道入り口


だんじり岩


鴇田峠


久万高原の町が見えて来ました!


古い道標に導かれます


総門が見えて来ました


勅使橋


迫力のある杉 樹齢800年~1000年だそうです


迫力のある山門


迫力のある草履


山門の足元に薔薇のレリーフ(前回は草履に気をとられて気付かなかったのかも)


階段の上に本堂


大師堂


宿に向かって峠御堂を越えます


峠が見えて来ました


峠の御堂でしょうか。お地蔵様がいらっしゃいました


峠からの景色


河合大師 遍路宿が立ち並んでいたそうです
(足摺岬のように河合を拠点に岩屋寺をお参りして打ちもどりをしたそうです。)


本日の宿に到着!


心遣いが嬉しい夕食 美味しかった♪







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歩き遍路 大福 ㊲ 2022 いかだやもチェック♪

2023年02月12日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
観光をしているからかもしれませんが、44番札所への道のりは長い為、本日も宿へ向かって歩みを進めます。
本日の宿は遍路の体験本を読んだときに出てきた宿でした。
本当はもう少し進みたかったのですが、電話をした時に女将の調子が悪いらしい様子でした。
どうにか引受けてもらったのですが、横浜からと伝えると不安そうでした。。
PCR検査などをして伺いますのでと伝えたものの気持ちが乗らないところでムリムリなのもどうかな??と思い、
そこから色々調べ始めました。
本来は鴇田峠を越えて行きたかったのですが、畑峠遍路道を歩けばと考え、遍路の本に出てきた大福さんに連絡すると引き受けてもらえました。

そんな大福さんへ向かいます。
内子からの道のりは約17kmです。

内子には建造物保存地域があり、英語版の歩き遍路道へ行く場合はこの地域を通るのですが、舗装された道使う場合は通りません。
シュミレーションをしていたのは英語版だったので魅かれるように保存地区を通過して行きました。
こちらも見ごたえのある町並みで、これは絶対に観光リベンジをしたいと町並みを横目で見ながら進みました。

登り切った所でこのルートは歩き遍路道だったことに気が付きます。
すっかりイノシシが怖くなり極力山道は避ける事にしていたことを忘れていました。。
このままだと山道への道だ!
道を下り、普通の道へ進む道を悩んでいると近道っぽいけど人の敷地??という場所がありました。
どうしよう。。。と悩んでいると2階から洗濯物を干している奥さんが声をかけて下さりました。
「この道を通っても大丈夫ですか?」と聞くと
「ガソリンスタンドの所に出るわよ、あまり人が通らないから雑草が邪魔かもしれないけど」と教えて下しました。
無事に国道56号に出て、そこからトンネルを抜けて国道379号に復帰出来ました。
山道を利用したらこのあたりに出てくるのかな?と思った場所でイノシシを追う鉄砲の音がしました。
やっぱり、イノシシがいたんだ。。この道を選択して良かったと思いました。

川沿いを癒されながら進みます。
大瀬の町並みも雰囲気があり、きれいな休憩小屋で一息つかせていただきました。
出来るだけ旧遍路道のあった道を通るようにしていました。
内子町 川登筏の里 を通過していると地元の人が前を歩いていて追いついたので挨拶をしました。
すると家に戻るところなので一緒に歩きましょうと言ってくださいました。
一緒に歩いていると内子町 川登筏の里 交流センター・いかだやの前を通りました。
何処に泊まるの?と聞かれ、こんな時期なので良い場所が見つからなくて「大福」さんにお世話になることにしています。と伝えると、
「ここも宿泊施設なんだよ」と教えて下さいました。廃校を利用して地元の人が交代で対応してくださっているそうです。
見つけられなかった。。残念。内子を観光して少し疲れていたのでこのあたりで泊まれたら良かったかなという感想です。
この色々お話ししてくださった方はこの施設の役職の方でした。
小田川で行われる筏流しの話や、サルスベリのようにつるつるにな樹々が柿であることも教えていただきました。
3年に一度虫がつかないように水圧できれいにするのだそうです。
勉強になりました!1kmほどを一緒に歩いたでしょうか?楽しい時間で疲れを忘れました。

この辺りは遍路休憩所はほどんどないのですが、バスの待合所が遍路小屋のように休憩できる場所となっていました。
遍路小屋風の梅津というバス停で一休みし、大福までの道を遍路地図でチェックしていました。
意外に意識が散漫になっていたらしく、チェックした地図を置き忘れて2kmほど先の突合大師堂まで進んでしまいました。
まだまだ、これからの道のりで無くすわけにはいかない。。探しに戻りました!
何処で最後に地図を見たかグルグルと考えながら戻りました。
見つけた時にはとても安堵しました。。体力的にも精神的にも一気にヘトヘトになりました。

突合大師堂から大福さんまではまだ3kmほどあります。。
やっと大福さんにたどり着き、ここかな?と見ていると道の真ん中でおばあちゃまが合わせた両手を左ほほにあてて、
お休みのポーズをとってくれました。
私も声を出せばいいのですが、うんうんと頷きます。
するとそのおばあさんがやって来て中に案内してくださいました。大女将だったようです。
古い建物でしたが本当に雰囲気があり、道に面した窓には二階縁があり少しのんびりできました。
父の田舎の家も町屋なのですが似た空気が流れていてとても癒されました。

内子の保存地区


特徴的なミセが折りたたまれています。


ミセが出ている状態


使われている様子


貴重な建物が多くありました


このトンネルを抜けて国道379に出ました


川沿いを進みます


美しい春を感じます


川沿いですが、単調な国道を黙々と進みます


みきゃんちゃんが応援⁈してくれてました


宿泊可能な遍路小屋がありました


神社への階段!お参りが大変そうです。。


4月の時期は鯉幟を見る事が出来ます。桃太郎??さんが鯉につかまっています!!


大瀬の町にはいくつかの休憩小屋がありました。宿泊は不可です。


川にはくじら岩や夫婦岩がありました。
写真の夫婦岩は右がもっと大きく寄りそう形だったそうです。


サイクリストの為の休憩小屋がありました♪


大きな筍が売られていました。干しシイタケ買えばよかった。


千人宿記念大師堂


廃小学校を利用した宿泊施設いかだや


4月の第4日曜日に筏が流れる小田川


サルスベリのようにツルツルの樹は柿だそうです。


地図を忘れたバス停 遍路小屋のように休憩出来ました。


バス停内にいかだ祭りの様子が分かる写真がありました。


突当り大師(トップ写真)が見えて来ました。鴇田峠へは左、大福へは右へ、車も右


美しい景色


大福さん


部屋の様子


懐かしく心温まるデザート





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歩き遍路 内子 ㊱ 2022 しっかり観光♪

2023年02月09日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
内子は子供の頃から聞いた事のある場所でした。
44番札所までのルートにあると知りここで一泊する事にしました。

大洲に続き、蔵をリノベーションした宿を選びました。

別格8番から内子のまでの道の途中には新谷一万石の陣屋町の姿をとどめている地域がありました。
999や宇宙戦艦ヤマト、キャプテンハーロックなどで有名な松本零士氏のお母様の故郷でもあるそうです。
戦時中は疎開していたそうです。
新谷小学校の玄関ホールには松本零士氏の壁画が描かれているそうです。
遍路道からその小学校を見かける事が出来ました。なかなか雰囲気のある建物で印象に残りました。

しばらく歩くと立派な私設遍路小屋がありました。こちらも広く小上がりになっているスペースもあり、
ことわれば宿泊、お風呂にも入ることが出来るようです。
私もここで一休み、お寺で頂いた栗を頂きお腹を満たしました♪
内子エリアに入ると歩き遍路道が現れました。
まさかこんな住居のある場所にと思うのですが、イノシシが土を掘り起こした跡が見られます。
そして、柵も現れ一気に緊張感が出てきました。
歩き遍路道を抜けると内子運動公園でした。直ぐに内子の町中に入りました。
出発が遅かったこともあり、16時になっていました。観光は諦めて宿へ向かいます。
その間にも次々立ち寄ってみたい建物がそこかしこにありました。

宿はHOTELこころ.くらです。
織・久・くら・こころ の4カ所の宿が点在する宿でした。
リノベーションという点で勉強を兼ねて選んだ宿ですが、ちょっともったいないぐらい利用しきれませんでしたが、
居心地の良い時間を過ごせました。

食事は斜向かいにある伍十食屋さんで頂きました。こちらも歴史ある建物でした。
おいしい食事に気分も良く携帯を忘れて帰りそうに・・、いけないと食事処に戻ろとすると忘れ物をシェフがわざわざ出てきて渡してくださいました。
まだまだお客さんが居たのに申し訳なかったです。。ありがとうございます!
朝食も目にも美味しい素敵な朝食でした。
堪能し、どうしても行きたかった内子座へ!
もっと広い場所にドンとあるのかと思ったのですが、町の中に埋もれている感じでした。
しかしながら、とても大きな小屋で見ごたえがありました。
実際に利用されていて、この日は発表会があるらしく早朝の時間での見学のみ可能でした。
客席や舞台、奈落、2階席にも入って見学が出来ました。
とても貴重で時間が過ぎるのを忘れてしまう感じでした。発表会の関係者さんが打ち合わせを初めている姿をみて、
もう少し居たいと思う場所でしたが、宿に戻ることにしました。
その間もあそこもここも見たい場所があったのですが、薬商人の店と暮らしを再現している商いと暮らし博物館があり、サクっと見学できそうなので入ってみました。。
ところがです。。内子も京都のように町屋づくりでうなぎの寝床。見た目より奥が深くこちらも時間をかけて見学する事になってしまいました。
しかしながらとても興味深く、当時の生活を人形と音声で再現していてこちらも時間を忘れて見学してしまいました。

すっかり・・しっかり観光してしまいました。
チェックアウトの時間も迫っていて慌てて戻り、出発しました。

内子は改めてゆっくり観光に来たい場所です。

新谷の町並みが見えて来ました。猫さんがお出迎え??


昔からの建物が残っています。


松本零士氏の壁画のある新谷小学校が見えました


古い道標とお地蔵様


私設遍路小屋 休憩させて頂きました


美しい桜の山と菜の花


ここから歩き遍路道


ぬかるんでいるのでブロックが敷かれていました。感謝♪ (振返り写真)


ねこさんこんにちは♪


池に沢山の鯉が!


蔵をリノベーションした宿


落ち着く室内


美味しい夕食でした♪


目にも美味しい朝食でした


念願の内子座


客席の様子


舞台の様子


奈落の様子


せりがありました


井上ひさしさんの色紙がありました


薬局の店先(商いと暮らし博物館)


度々本当に人がいるみたいで驚きました


薬を管理している部屋 本当に作業している感じです


台所 本当に人がいるかと思いました


内子の町並みの模型がありました。 左下に内子座
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歩き遍路 別格8番 ㊱  2022 十夜ヶ橋 水害から復興を目指すお寺

2023年02月06日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
別格8番 永徳寺
一巡目ブログ

この日は行ってみたかった内子までの約14Kmの予定だったのでのんびり出発でした。
食事は宿泊の場所から遠い場所で送迎車で移動しました。部屋に戻る時は大洲の町を散歩し、大洲城のそばまで立ち寄りちょっと観光気分を味わいました。
少々遅いスタートです。
大洲城を愛でながら大きな橋を渡って大洲の町を離れました。

別格8番に向けて歩いているとうどん屋さんで食事中のおじさんと目が合ったような??
すると、そのおじさんがお店から飛び出してきました!
私に用事の様でした。。。
よくこのうどん屋さんを利用しているようで、このあたりに88カ所のお寺が無いのになんでよくお遍路さんが歩いているのか不思議だったそうです。
周辺に別格7番や8番のお寺がある事や、次の44番へのルートになっている事伝えるとずっと聞きたかった謎が解けたようで安堵し、納得できた様子でした。
よかった💗

すぐに十夜ヶ橋に到着です!
楽しみだった十夜ヶ橋食堂さんはなんとこの日新たに加わった定休日でした。 がっかり。

まずはお参りです!
水害で使えなくなった本堂は既に更地の状態で、新しく建てられた庫裡内に仮本堂がありました。
新しい庫裡は水害に合わないように水害にあった高さまで床をあげる形で作られていました。
昨日出逢ったねぶくろさんに中に入ってお参りできると教えていただいていたので中にお邪魔をしてご本尊様の近くでお参りをしました。
大師堂をお参りをするとそこには水害時の最高水位が記されていました。
その高さはニュースで知った時の想像をはるかに超えるものでした。
次に、橋を渡る時に杖をついてはいけないという逸話の生まれたお大師様が休憩されている橋の下へ向かいます。
ほぼ歩き遍路の時にも立ち寄りましたが、今回はお布団は一枚かけてあるだけでお大師様もすやすやと休憩しているように見えました。
納経所へ向かいます。
ねぶくろさんが着ていた寄付にもなるというTシャツもお願いしました♪
すると、期限が近いけど良かったら休憩の時にでも食べてと焼き栗が真空パックになっているものをお接待して頂きました。
期待していた定食屋さんが定休日だったので、助かりました💗

昔からよく耳にした内子の町がお遍路のルートにあったので是非立ち寄りたかった事もありこの日の宿泊地にしました。
内子へ向かいます。

美味しい朝食でした


大洲の町を散策しながら部屋に戻りました


以前、観光をしましたが、大洲城の近くに行ってみました。


大洲を離れるのに渡る橋から大洲城が臨めました


まもなく別格8番に到着


納経所と仮本堂(高床になっています)


大師堂


この高さまで水位が上がったそうです(扉横の白い看板に表示)


ニュースポット??なで大師痛い所を触るとご利益があるようです♪


橋の下でお休みの大師様にご挨拶に向かいます


鯉の餌は売り切れゴメンでした。。期待に応えられず鳩さんゴメン!


本堂予定地!完成が楽しみです。


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歩き遍路 別格7番 ㉟  2022 猪と出会ったら・・

2023年02月02日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
別格7番 出石寺

宿の食事は泊っている場所からは離れていたので移動する必要がありました。
今日は別格7番に辿りつければ良かったので焦らずゆっくり朝食を頂いた結果。。
出発が遅くなり、9時ごろとなりました。
歩き遍路道のルートとしては瀬田峠ルートと地蔵峠ルートがありました。
瀬田峠はあまりお勧めではなさそうだったので地蔵峠ルートにしました。
地蔵峠の登り口までは約5km程を町中を進みます。
登り口には道標があり、分かりやすかったです。
道標が沢山あったのでとても安心して進むことが出来ました。
ボーイスカウトの皆さんが設置してくれた道標もあり、宗教を越えての奉仕活動に感心しつつ進みました。

しかし、、比較的歩きやすい遍路道でしたが。。ブヒブヒの声。
今回、とてもよく遭遇する猪の声!少し対策をと調べました。
1・出会ったら猪より高い場所へ。
2・ゆっくりと動く
3・鈴で人が近くにいる事を伝える。

姿は見えないけど自分より高い谷側ではなく山側に居る感じ。
ブヒブヒ!ブヒブヒと言っています!
3を選択♪
チャリン!チャリン!!人がいますよ~~と鳴らしてみました。あわよくば離れてくれないかな??

ところがです!!

ぶひ~~~ぶひぶひ~~~ブヒ~~~!!!!!
と興奮状態に(´;ω;`)ウッ…

ヤバい?!飛び出してきたらどうしよう。。
ここまで登って引き返すのも難しい。
2を選択!
猪がいそうな山側の崖よりも体を低くし、そろ~り、そろ~り鈴も鳴らさずに進みました。

すると、
ブヒ?ぶひひ??ぶ????
なんだか?がいっぱいな感じになっていました。
なんとかクリアー!

この先にもいるかもしれないと思うと戻りたい気持ちになりましたが、せっかく先ほどのエリアを抜けたこともあり、戻ることも出来ない。。
進むしかない!と気をつけながら進みました。
少し開けた場所があり、キリシタン大名の一条兼定に纏わる場所でした。
ボーイスカウトさんの奉仕活動はここへつなぐ活動だったのかなと思いました。

さらに少し登ると休憩中のお遍路さんと出会いました。
「ねぶくろ」さんという人で、ねぶくろ一つでお遍路をされているそうで、お遍路のコミュニティーも持っている方でした。
2/3は進んだと思っていたのですが、ねぶくろさんは高度計も利用されているようで半分も来てない事が分かりました。。
体感としてはあと少しと思っていたのですが、全然でした。
足は遅いので基本は先に行ってもらいましたが、どうにかついて行きました。
人が一緒だと頑張れますね。
いくつかの道はねぶくろさんについて行ったことでスムーズに進むことが出来ました。
私はまた大洲の宿に荷物を置いて身軽に来たことを話しました。
ねぶくろさんは八幡浜の方に行って美味しい鯛めしを食べに行く事を話してくださいました。
最後の最後、へたってきた私に「見えて来たよ~」と元気をくれました!感謝です♪
やっとこさお寺の前に出てくると大きなお大師様の像が迎えて下さいました。
その足元で楽しそうに記念撮影をする幸せいっぱいのカップルがいました。
「お二人を撮りましょうか?」と言うと喜んでいただきました。
本当に幸せそう♪
話を聞くと、車遍路さんで、88か所を巡った後に別格があると知って、そのままもう一周されているとの事でした。

幸せそうなお二人を見てこちらも幸せな気持ちになるひと時でした。
立派な鐘楼門をくぐり、境内を散策しながら本堂へ向かいます。本堂は一番奥にあります。
本堂での納経を終えたねぶくろさんと挨拶。
本堂エリアからの景色も素晴らしく、八幡浜の景色が見えました。
歯長峠で出逢ったお遍路さんも八幡浜に行くと言っていたのでとても気になりました。
本堂でのお参りが終わると、ねぶくろさんも大師堂でのお参りを終えていました。
再び挨拶をしました。
先ほどと違う感じがしたのでよくよく見ると、カッコいい感じのするTシャツで、さらによくよく見ると見た事のある絵でした!
水害にあわれた別格8番のTシャツでした。多少の寄付になると教えていただきました。
ここでねぶくろさんとお別れしました。
私も大師堂をお参りして納経所へ。大師堂のある場所からは石鎚山も望める景色が広がっていました。
その景色をめでながら、お昼休憩をしました。
お腹も満たされてあとは宿へ戻るだけです♪
帰りも地蔵峠を通れば11kmほどだったのですが、イノシシの事もあり安全をみて公道で戻る事しました。
こちらにも道標があります。最後はグーグルを頼りに宿へ向かいました。
美しく咲いている枝垂れ桜にスマホカメラを向けている地元の女性と挨拶して少しお話したり出会いがありました。
不思議な事は、そのまま道の流れで進んで行くと遠回りになったであろうポイントで子供たちが現れ挨拶をしてくれました。
このことで道の存在を教えてもらった形になりました。
それでもやっと宿に着いた感じで17時半でした。。
歩いても歩いても辿り着かないなと思っていたのですが、調べてみると18kmちかくありました。
宿で一息いれて、すぐに夕食へ。
連泊する人は少ないのか、昨日とは違う、通常メニューにはないコースを出して頂けました。
創意工夫で溢れた夕食をありがたく頂きました。
もっとゆっくり滞在出来れば良かったですが、堪能できた感じです。

地蔵道への入り口 左へ①


さらに左へ②


さらに左へ③ 舗装が無くなってきました


さらに左へ④ いよいよ 歩き遍路道


お遍路さんが少ない歩き遍路道にある印象です。


なかなか細い!


ボーイスカウトさんの道標 感謝♪


キリシタン大名、一乗兼定の仮住まい跡がありました。


その場所に梶ャ谷のヤマモモ。樹齢250年だそうです。毎年沢山の実をつけるそうです。


短い距離ですが、急な登りがありました。


三叉路 大きな看板は車用 歩き遍路は真っすぐ進みます。


馬の背道がありました。


急ですが、まっすぐ進むと近道。


右からも遠回りですが緩やかにアクセス出来そうです。


お寺が見えて来ました。


山門までの階段!


お迎えしてくれたお大師様


鐘楼門


手水鉢に亀さん♪


本堂


大師堂


石鎚山方面を臨めました


八幡浜も臨めました!


山並み方位版がありました。


境内の様子


ここも天空の遍路道です


枝垂れ桜が美しい


やっと大洲城が見えて来ました


どうにか宿に戻り、最高の一杯でした!


宿の夕食はこちら


宿とのコラボの飲み比べが出来ました


創作の鯛めし 美味しかった💗


美味しいうえに芸術的でした。


二日目は違うメニューで用意してくださいました。スモークが広がるマジカルな演出料理


絵のような盛り付け♪


是非宿泊して欲しい宿でした💗
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