MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

修行のフェザーレイ。

2005年03月30日 | 南国好き
久々にレイ教室がありました。早くも念願のフェザーレイに挑戦です!
ちなみに写真は3時間の成果です・・。2cmぐらいでしょうか。
フェザーレイはハワイでは高貴のな人が身につけるレイだったそうです。
小鳥を殺さず色の良い羽を少し頂きながらつくられたようです。時間をかけ手間をかけてつくられていたものです。今回習ったフェザーレイは染めたグースの羽を必要な大きさに一枚一枚切り分けるところから始まりました。2種類の羽。大きい部分と小さい部分に切り分けるので、頑張れば2種類のレイが出来ます。
このフェザーレイは早い人で20時間、平均80時間はかかるそうです。仕上げられるだけ偉いそうです。
大体が挫折するとか・・。
カットした羽を一枚一枚くくって結びつけていきます。始めてから30分ぐらいでしょうか、
なんとなく羽が重なりはじめ、スタートを感じ始めた頃のことです。先生のチェックが入りました。
「これからまだ先は長いので、あんまり詰めてくくると足りなくなりますよ。」
私のことの様だったので、ちょっと見てもらいました。すると、問題はそれだけではなく、くくり方も弱かった様なのです。見本の先生の作品をさわってみると芯がしっかりしている感じです。私のはホワホワしています。そこで、やり直しを勧めれれました。
はっきり言って、最後まで造り上げる勇気よりもここで一に戻る勇気の方が私にとっては勇気がいることでした。「出来上がっても、羽が抜けてしまったら・・ねぇ」との先生の声に。戻る勇気が出ました。せっかく造るのならちゃんと造る。これは、当たり前のことだった・・。そうです、私たちの業界では!建物の設計をするにしても監理をする時にもそこ一つをいい加減にする事ですべてがいい加減になってしまう。
ベストをつくそう!!もう一度糸をほどき、一からスタートです。詰めすぎず、緩すぎず。慎重にはじめました。戻って良かったと思いました。今度は芯がしっかりしているようです。
3時間で2cm。地道な作業ですが、クリスマスまでに仕上げようと計画しています。
仕上がったら、ココでお披露目させてくださいませ。頑張るゾ!

地道な努力が実を結ぶことを実感出来そうなそんなレイになりそうです。そして、
自分で造る経験をする事で、色々なこと学びますよね。その大変さを知る知らないとでは、例え買ったものだとしても大切にする気持ちに正直、差が出てくると思います。
高いものだったから、大切にしなくちゃ・・。それだけではなく、一枚一枚手作業の作り手の事が頭の片隅に生まれてくるのです。だからこそ両手でそっと取り扱いたくなる。もう一つ気持ちが上乗せされる・・。
経験に終わったとしても、その経験が大切だなと感じました。

コメント
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