MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

住吉大社

2006年04月07日 | デザイン・建築好き
関空から難波へ行く途中に「住吉大社駅」があります。
建築の勉強をすると建築史を学ぶのですが、その時にこの神社の名前が出てきました。それは、古代の神社形式として出てきます。「大社造り」=「出雲大社」、「神明造り」=「伊勢神宮」そして「住吉造り」=「住吉大社」といったぐあいです。なんて覚えやすい組み合わせだろうと思っていましたが、前の2つに比べ実際に建物のイメージはつきませんでした。
今回、大阪に行くにあたり、資料を集めているとこの住吉大社の紹介が数冊の本に出ていました。あの住吉大社?と思いつつ、この目で確かめてみようと途中下車をしました。
「住吉造り」は現存する神殿形式のうちでもっとも古い形式のひとつで、屋根は切妻造り、そして出入りが妻入り(屋根の両端 (つま) が正面)、内部は内陣、外陣の前後2室に分かれて回廊がないのが特徴です。
そして、「住吉大社」の特徴は本殿です。第4本殿まであり、第一本宮を奥に第三本宮まで縦に並び、第四本宮は第三本宮に並んでいます。
経験したことのない並びだったので、どのような順番で拝んで良いのか困惑しました。
また、神社は南や東を向いて建っているのですが、住吉大社は西向きです。参道入り口まで迫っていた海があり、それに臨むように建っていたそうです。海の神様なのだそうです。住吉大社のHPに、あたかも大海原をゆく船団のように立ちならび、「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」との言い伝えが出ていました。なるほどと思いました。それにしても、参道の先に海があったとは想像もつきませんでした。
この住吉大社は大阪で一番大きな神社で東京で言えば明治神宮のような場所だそうです。途中下車する価値ありの国宝の神社です。
コメント (7)
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