21番札所 太龍寺
20番札所から先ほど見えた水井橋をめざしていっきに下って行きました。
ここに生えている木はまっすぐ綺麗に生えているなと感じ、ふと下を見ると石垣による段々畑のようになっていました。
石垣は古く、歴史ある林業なのだと感じました。
下りきるとそこには立派な一本杉のある神社がありました。
徳島だけに人形浄瑠璃の舞台かなと思う小屋があり辺りは明るく開けていたので、ここでしばし休憩しました。
遠回りしてロープウェイを使うか頑張って山を登るか悩みかった事もあります。
少し進むと橋が見えてきました。その手前にお遍路休憩所があります。
たまに休憩所に寄せ書きノートがあってここにもありました。
見つけた時はその時思ったことなどを書き記しました。
このノート見て、先にここを通って行った人達の寄せ書きを見て私もやる気が出てきました!
登ることにしたのです(^^)v
しばらく、半分ぐらいは川に沿って歩く気持ちの良い道でした。
このまま・・・のはずはなくそこからはいつもの山道。
有形文化財の仁王門を入り少し登ると道に?お寺に?迷った人に出くわしました。
歩き遍路ではない感じだったので、おかしいなと思ったのですが、私も仁王門を
入ったばかりなので詳しいことは分からず、「仁王門であればこちらですけど、
歩き遍路ですか?」と聞くと違うことに気がついたようで、戻って行かれました。
その人を追うように進むと迫力のある龍天井を見る事のできる持仏堂が見えてきました。
修行中の大師を守護した大龍を表しているのだと思います。このお寺の名前の由来です。
しばし鑑賞して鐘楼門を目指し階段を進みます。
この門を過ぎるとなにか少し今までは違う雰囲気を感じました。
このお寺は「西の高野」と呼ばれ高野山と同じような造りになっているそうです。
熱心に小さいお堂にもお経を唱えている方がいました。
なんとも良い声で聞き惚れ、見てると目が合ってしまいました。。。
変な人と思われたかな?
私も本堂へと向いお祈りを済ませ、太子堂へ。
太子堂には灯籠が灯りまたいっそう雰囲気がありました。
太子堂の正面でお経をあげていると先程の熱心にお経をあげ続けていた方が、
「このお堂の裏に『御廟』がありますからそこでお経を」と教えていただきました。
このお寺のご住職だったようです(^^;)
一瞬なにか分からなかったのですが、裏にまわってみるとそこに立派な御廟がありました。
弘法大師さまのより近くでお祈りが出来るというこです。
教えて頂けなかったら知らずにお堂の前だけでした。近くで納経出来て良かったです。
このように太子堂の裏に御廟があることも西の高野と謂われる所以だと思います。
本当に空気が違うと感じるお寺でした。
鐘楼門をくぐり、宿はロープウェイふものとの「そわか」さんだったので
ロープフェイで降りる事にしました。
ロープウェイ乗り場に行くと本堂に向かう迫力のある階段と石垣を目の当たりにします。
ロープウェイで来た人と山を登ってきた人とでは感じ方が違うだろうなと思いました。
ロープウェイの発車時刻まではまだ時間がありました。
待合所のかたが親切に次の道を案内してくださいました。
行ってみたかったのですが、夕方だったこともあり宿のこともあったので
次回トライしてみることにします。
切符を購入して待合所で待っていると「しいたけ茶」なるものを接待してくださいました。
標高約600Mということもありすっかり冷え切っていたのでしょうか?
心に染み入るほど美味しかったのです。
このお茶はそこの売店で売っていました。しかしながら、ほぼ歩き遍路。。
荷物は増やせません。。。
それを話すとネットでも買えることを教えてくださり、メーカー名を教えて下さいました。
親切だなぁ
ロープウェイで降りる途中に大師が修行をした場所と謂われる「舎心ヶ嶽」を見ることが出来ます。
そこには大師さまの坐像があります。歩いて降りると近くで見ることが出来るようです。
景色も素晴らしく、西の高野!高野山のケーブルカーに負けないスリリングさがありました。
思い出深いお寺となりました。また行きたいお寺です。
鶴林寺から下る山道 けっこう急です!
石垣を利用した段々畑林業
休憩をとった山道を下った所にある神社
神社の横にあった浄瑠璃舞台?
橋を渡りました
しばらく緩い坂道で空を見る余裕も♪綺麗な空でした。
太龍寺への山道はこんな感じです。
有形文化財の仁王門
持仏堂の迫力のある龍天井
境内の様子
趣のある大師堂への参道
大師堂の裏に御廟
ロープウェイ前の迫力の石垣
待合室で頂いた「しいたけ茶」美味しかった♪
大師さまの坐像が見られます。分かるかな??
なかなかスリリング
お遍路マネキンさん
宿泊した「そわか」さん
そわかさんでの夕食 ぺろっと頂きました。美味しかった♪